僕の生きる道 秀雄とみどりのアパート

２００３年に放映されたドラマ「僕の生きる道」

余命１年を宣告された生物教師、中村秀雄がそれから生きた軌跡と彼を見守る周辺のみんなの物語だが、秀雄と病気と知りつつも結婚をしたみどりが住んだアパートです。

ちょっと古い外観と横に建つ給水塔が特徴的でした。

 

放映終了後一年くらい経った時の写真です。３階の左側が二人の愛の巣です。よく見ると窓に生活感がありますよね。放映中からドラマを観た人が訪れ始めたようです。

この周辺ではブランコのシーンも撮影されてます。自分の余命を知り、打ちひしがれながらブランコに乗る、主人公の中村秀雄。このシーンは勿論、リスペクトしている黒澤明監督の「生きる」を意識して撮影されたシーンですね。

しかし、僕はブランコを撮るのを忘れてしまった。そして二度とブランコを見ることは無かった。

みどりさんが秀雄にはっきりと結婚できないと言われアパートを飛び出し、線路脇で泣き崩れました。すぐそばで撮影されています。

 

他にも通勤途中二人で歩いた道が神田川沿いにあります。

しかし・・・ブランコがあった小さな公園を皮切りに、アパートは次々と建て直されていきます。ドラマで使われた１３号棟も住人が居なくなり、取り壊しが迫りました。

僕が最後に訪れた時は、ドラマの時の風景はありませんでしたが、まだ１３号棟は建っており、お別れも出来ました。

それ以来、ここを訪れることはありません。

今でも秀雄とみどりが仲良く過ごしているシーンが目に浮かびます。そんな二人の様子を僕は二次小説としてホームページに書き綴っています。

また、在りし日のアパートや取り壊し寸前の写真もホームページ「書斎は四畳半」に掲載しております。興味のある方はお立ち寄り下さいな。

 

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