ひとつだけ [ライフ]
ため息が出るばかり。
ため息をつくと幸せが逃げるよ、なんてこと言ったもんだが、今日はやっぱり出てきてしまう。
文字にすると、またため息が出てきてしまうだろうから、今日の夕方、久し振りに笑顔がこぼれた瞬間。
変形Ｔ字路の交差点。
赤信号なので交差点の先頭で信号待ち。
歩道橋に駆け上がる沢山の友達に手を振りながら、小学１年生らしき女の子が横断歩道に現れる。
さあ、渡るぞ！という表情をしていると、歩道橋の上から沢山の声
「バイバーイ」
彼女は沢山の友達に手を振る。
さて、改めて歩道の横断を試みる。
普段から親御さんや先生たちに教えられたとおり、左右の確認。
右見て、左見て、右見て、また左見て、さらに右見て、もう一回左見て、よし！
歩行者用信号は点滅を開始しました。
それを観た瞬間、彼女は「びくん！」と跳ね上がり、慌てて元の位置に戻ります。
なんか忘れていた純粋さを思い出して、しばらく見ていました。
今日、ひとつだけかもしれない心の底からほっとしたひと時。
ブッブー！ ブーブー！
その緩やかな時間を打ち破る後続車のクラクション。
そうだよね、眼の前の横断歩道が赤になったら、僕の車線の信号は青になっていました。
気をつけて次の青信号で渡るんだよ。
★特集記事一覧★
これらの特集記事は記事数も多いので、記事とその内容の一部を一覧にしています。タイトルをクリックすると一覧が開きます。
僕の生きる道に関する記事一覧です。
秒速５センチメートルに関する記事一覧です。
カメラぶらり撮影記事に関する記事一覧①です。（０７年３月～１０年１１月）
カメラぶらり撮影記事に関する記事一覧②です。（１０年１１月～１１年５月）
カメラぶらり撮影記事に関する記事一覧③です。（１１年６月～）
僕と妻の１７７８の物語に関する記事一覧です。
都電荒川線に関する記事一覧です。
京都ぶらりに関する記事一覧です。
maeboo.さん、皆さんこんばんわ。
今晩は、ちょっと言葉にならないことが多すぎて・・・。
maeboo.さんの見つけた一瞬に心がほっとしました。
なんだかすごくすごくすごく哀しくて、どういえばいいのか見つからなくて。
でも、こんなのうそだうそだうそだ、としか思えないのです。
by こさ (2007-05-29 00:06)
酷い事件の多い中、たまにはホッと出来ることがあると、嬉しくなりますね。最近、何か慌ただしいというか、生き急いでいるというか・・・。
先日、日本の若者が出世欲がないという調査が新聞に掲載されていました。もちろん、報道機関もあまりよいこととは捉えていません。でも、もう少しゆっくりしたいのかもしれませんよ、社会全体が。若者は敏感にその雰囲気を感じているのかも。
昔は、部活の後輩にも、上手くなりたいんだったら練習をするぞとハッパをかけていましたが、最近はあんまりそんな気になりません。ただ単に私が年を取った証拠かな？（笑）
by saki (2007-05-29 11:46)
何だか可愛らしい雰囲気が伝わってきますね。
自分もそんな頃があったんだろうなぁ，と思います。（あったんです）
今では世間に汚れてしまって…，大人っていいのか悪いのか分からないな。純粋な気持ち，忘れていないはずですが心の奥底に沈んでしまっているかもしれない。陽の当たる水面に持ち上げてあげないと。
あんまり純粋すぎても，世間の汚れた大人たちの餌食になっちゃうのかな～。
ところで，日曜日にZARDの坂井泉水さんが他界されたと月曜のニュースで言っていました。ファンだったので悲しいです。
闘病中も前向きに活動されていたようで，どうしてこういう方が亡くならなければならないのかと思っています。
この件でいろんな憶測が飛んでいるようですが，報道の自由という伝家の宝刀を振り回してかき回すのはやめて欲しいですね。
by かず (2007-05-29 21:28)
こんばんは､皆さん｡
私もかずさん同様､ZARDの曲が好きでよく聴いていたので､坂井さんの訃報を聞いたときは突然のことに驚きました｡
昨日から茫然自失状態で､今でも信じられない気持ちでいっぱいです｡
現実を受け止めなければいけないと思っているのですが､あまりに突然の
ことだったので､気持ちが落ち着かなくて｡
ZARDの曲を聴いて､励まされたり勇気をもらったり､癒されたりしていました｡
坂井さんは､闘病中も希望を捨てずに復帰しようと頑張っていたんですね｡
今だにショックをひきずっていますが､坂井さんの前向きな気持ちを見習って頑張っていこうと思います｡
by アリウープ (2007-05-29 22:16)
こんばんは、こささん、sakiさん、かずさん、アリウープさん。
お返事大変遅くなりました。申し訳ございません。
政界や芸能界、そして同じ日本に住む沢山の人が生まれ、亡くなっています。
生きたい気持ちとやりきれない気持ち、色々あると思います。
でも、本当に生きたいのに生きられない人がいる限り、つらくても最後まで生き続けなければいけないのかな。
ＺＡＲＤの坂井さん、もともとメディアの露出は少ない方だったので、しばらく見ていなかったのは気になりませんでしたが、まさかこんな事だったとは・・・。
本当に沢山のファンの方々や、好きだった人が多いですね。
こんなことになって、聞く機会が増えたのですが、改めて聞いて、本当に励まされるような曲達ですね。
とにかく、安らかにお休みできるようお祈りしております。
純真な子供達を見て思わず見とれたのは、やはり自分の心が擦り切れているのかもしれません。
この子供達にちゃんとバトンタッチできるように、今一度奮起しないと。
by ｍａｅｂｏｏ． (2007-05-30 22:20)