日光へ Part7(中禅寺湖) [紀行]
龍頭の滝を出ると、再び湖畔に沿って走る。
中禅寺湖の写真を撮りたいなぁと思いつつ、車の停めやすいところを探すがなかなか無い。
県営駐車場があったので停めようと思ったら満車だった!
うーん、どうしようどうしよう、1時間半ほど前にいろは坂を上ってきたポイントまであと少し。
そこを越したら中禅寺湖を撮影するのが大変になる。
慌てて立木観音入口の交差点を右折して、湖畔に沿う形で走り続ける。
先程まで走っていた国道120号を外れたので交通量が減った。
路肩に車を停めてパチリ。
中禅寺湖と男体山です。
ここまで来た道は写真の左から右に湖畔に沿って国道120号を走り、そのまま右へいってしまうと第1いろは坂(下り)に辿り着きます。
私は途中にあるT字路の交差点を曲がってここにいます。
写真をもう少し左へ動かしましょう。
特徴的な男体山のすそ野。
その向こう側に龍頭の瀧があり、戦場ヶ原があり、その先湯ノ湖方面には湯の滝があります。
これらの写真を撮っている時間帯になると、歩行者が目立つようになりました。
あるパターンは散歩を楽しまれているご様子。
ゆっくりと日光観光を楽しまれているのでしょう。
他のパターンは旅行鞄を手に歩いている人たち。
おそらく、朝食を終えて即チェックアウト。今日帰るから少しでも早く観光に行こうというタイプか。
いずれにしても歩行者も車も増えてきました。
よし、次に行くか。
これが立木観音入口交差点です。
この鳥居をくぐると、戦場ヶ原方面です。右側がいろは坂方面。
私は右へ行きます。
※お気づきかもしれませんが、車に乗っている時撮影した写真はコンデジで撮っています。(この記事以外でも日光到着直後の観光ゲートの写真など)
第2いろは坂(上り)を上り切った場所を過ぎるとすぐに見えるのがバスターミナル。
日光周辺は東武バスさんの天下(笑)ですね。
このバスターミナル、すごい思い出があるんです。
日光へ電車で旅行へに来た学生時代の秋。
東武鉄道の特急にスペーシアという新型車両が採用されて、それで日光へ行きました。
始発駅の浅草(松屋浅草店の上)から乗り込み、列車の旅もいいなぁと思いつつ、新型車両のシートの機能にヘッドレスト内にスピーカーが組み込まれていたのでそれを楽しもうと乗る前から思っていました。
しかし・・・・・・・故障。
え、導入直後でしょ。
係員さんも申し訳なさそうに・・・・・故障。
まあ、そんなことはどうでもいい。観光、観光。
宿は予約してあるけど、宿泊用の旅行鞄持ったまま観光もきつい。コインロッカーは全部使用中。
日光駅のそばにあった(今でもあるのか否か不明)手荷物預かり所にみんな荷物を預けて手ぶらでGO!
あ、そこの店員さんに言われた。午後五時に閉めますので必ずそれまでに戻ること。今日は用事があるので五時を過ぎたら、お返し出来るのは明日の朝になるとのこと。
その時はお昼前で宿には早めにチェックインするから、問題ない、問題ない。と思っていた。
東武のフリーパス(今でもあるのか知りませんが、東武鉄道のエリア内乗車券、バス乗車券など)を持っていたので、中禅寺湖方面のバスの時刻表をチェック。湯元温泉行きが時間的に良さそう。
駅前の喫茶店で軽く昼食を摂る。
・・・・・・つもりが、私が頼んだ料理がなかなか出てこない。
窓からバスターミナルが見える。発車時刻はまだまだ先だけど、恐ろしいほど観光客が並び始めた。
やっと出てきた料理(何頼んだっけなぁ)を急いでお腹に流し込み、バス停へ。
こんなに乗れるのかなぁと不安になりつつ乗車開始。
私の数人前でシートは埋まったかのように思えたが、補助席が倒されて奥から座っていく。
路線バスで補助席使うのは初めての経験。
とにかく座れた(正確には立っている人は一人もいない)。よーし、行くぞ。
という気合いも空回り。
バスは駅のロータリーを出てすぐに渋滞にはまった。
ゆっくりゆっくりと進み、やっと神橋が見えた。いや、動かないから何分でも眺められた。
そんなペースでやっといろは坂へ。
確か、ハイシーズンは2車線中左側は路線バス専用レーンがその後採用されていた気がするが、この頃はそんなもんは無い。2車線とも車・車・車。
日光駅を出発してからすでに2時間が経過したがまだいろは坂を上り切らない。
ああ、手荷物。
着替えも何もかも全部カバンの中だ。
不安感いっぱい詰め込んでバスは中禅寺温泉バスターミナルに到着。
下りた段階で午後3時を回っていた。
苦渋の決断。
通りに出て、背伸びをして一瞬中禅寺湖を観て、すぐに長い列が出来ている日光駅行きのバス停に並んだ。
ああ、ここがそのバスターミナル・・・・・・。
それも青春だね(涙)
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