上野 2010春 マレーグマの親子 [紀行]
上野動物園のマレーグマのオスの赤ちゃん
昨年の10月に生まれて、3月半ばからお客様の前に初登場!
名前も公募で決まったばかり
「ウメキチ」君
300g程度で生まれるマレーグマの赤ちゃん、動物園のサイトを見てみると生後5カ月はまだまだ未熟な状態です。
とにかくワンパク。
一心不乱に遊んでおります。
そんなウメキチの遊びのお手本は・・・・
やっぱり、お母さん。
ちょっと育児には神経質なモモコさん。
6回の出産経験がありますが、無事に育てられたのが1度だけだったそうです。
でも、ウメキチはここまで育ったから、もう大丈夫だね。
なので、リラーックス?
ウメキチ 「お!母ちゃん、大きなおもちゃじゃん。ボクに頂戴よ~」
ウメキチ 「ね~、母ちゃん、いいだろ」
モモコ 「ウメキチ、あなたにはまだ早すぎます。このおもちゃは対象年齢が2歳以上なのよ。」
ウメキチ 「大丈夫だよ、貸してよ~」
モモコ 「ウメキチ、いい加減にしなさい。お父さんが帰ってきたら怒ってもらうわよ。そうしたら、春休みの動物園に行くの取り止めね」
ウメキチ 「ふーんだ。いいもん。じゃあ、母ちゃんも登れないような木の上まで行っちゃうもんね」
モモコ 「あれ? あの子、また登ったのかしら?」
モモコ 「あんな高い所に・・・。私の体重じゃ、あそこまで登れないのよ。落ちたら怪我しちゃうわよ。飼育員さんも心配しているし・・・」
モモコ 「もう~・・・・・、あ、そうだ」
ウメキチ 「へへへ。母ちゃん、心配しているみたいだな。ボクは、こっちから内緒で降りちゃうよ」
ウメキチ 「この隙に、母ちゃんのおもちゃを取ってやる」
ウメキチ 「ボクはもう子供じゃないんだ・・・・・・・・・・あれ?」
ウメキチ 「あれ?母ちゃん、心配して木の下に居たんじゃんないの? あ、それボクのおもちゃ!!」
ウメキチ 「母ちゃん、それボクのだよ。返してよ」
モモコ 「はいはい。でも、もう心配かけちゃだめよ」
ウメキチ 「はーい」
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