検査入院、即日退院 [ライフ]
土曜日の夜、駐車場で起きた惨劇。
少しでも撮影する時間を長くしたい思いで、助手席側のドアを開け、カメラをむき出しに置いてしまった。
運転席側に回る為、振り向いた瞬間、ズボンのポケットに感じる抵抗感とその後に続くコンクリートに何かがぶつかる音。
どれだけ、短縮したいんだって言われそうだけど、カメラにはすでにレリースもつなげていた。
これが引っかかってカメラが助手席からこぼれおちた。
レンズは既に装着していた。
そのレンズがこれ
ありえない状態となっております。
カメラを拾い上げ、壊れたレンズに触ると
パカッ
レンズの仕様書に書いてある、レンズの構成がこんな風に手に取るように分かるなんて・・・。
普段は絶対手で触らない部分なんですけどね。
これは単焦点レンズで、ズームじゃないからシンプルな作り。
5群6枚のレンズの組み合わせで作られているんですよ。
キャノンさんの修理センターに持ち込みました。
レンズは修理も出来ない状態でしたが、この壊れたレンズが本体のマウントから外れない。
オートフォーカスも作動しない・・・。
で、本体を修理するならいくらするんだろう。
このカメラは購入から2年。
後継機種が2世代あとまで登場し、最新の物が今CMでよく流れていますね。
センサーも優秀になり、連射スピードも上がった。常用ISO感度もずっと上がった。
大金を出して修理するのと、カメラを買うのはどっちが得策か?
2年経っていますが、Wズームキッドレンズは私の買ったものと、今回発売されたのキッドも同じものだった。
なら、本体だけ最新にしても残されたズームレンズは活かせる。
修理センターには見積もりをお願いするつもりで行った。
で・・・・・・・有る程度の動作確認はしてくれて、即日放免。
え?
精密機械だから、ピントとかセンサーの状態などは経過観察だけど、多分大丈夫だと思うとのこと。
レンズに関してはどうしようもありませんが・・・と優しい笑顔のCANONさんのサポートスタッフさん。
派手に落としましたが、カメラ本体は第一撃では一切地面に触れていなかったようだ。
このブログでも度々書いていますが、カメラ購入時にキッドとして購入したズームレンズよりも安いレンズ。
発売開始が1990年の12月という大ベテランのレンズ。
でも、買ったのは中古じゃないよ、新品。
約20年前のレンズは今でも大人気で、今、価格ドットコムの全てのレンズの中の売れ筋ランキングで何と16位。
満足度の星も4.75個
20年も前のレンズがとっても明るいおかげで最近の夜景撮影では発売から数年しか経っていない、レンズ内手ぶれ補正機能付きで価格も数倍以上するレンズよりも大活躍している状況です。(このレンズの実勢価格は新品ながら9000円以下)
そんな単焦点レンズ、ボケもいいし、何より明るい。
この50mmだと、ちょっと近い距離が苦手だから、35mmか28mmの単焦点レンズを買いたいなぁと思っていた矢先の出来事でした。
この大ベテランレンズがカメラ本体を守ってくれたんだなと思うと、即退院したカメラの守り神がいなくなってしまった。
修理代ゼロ。本体を買う事もなくなったので・・・
新たなる守護神登場。
痛々しいEF50mmf1.8Ⅱよ、ありがとう。
新しい、EF50mmf1.8Ⅱよ、よろしくね。
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