小石川植物園でショウブだ(4) [紀行]
小石川植物園(通称)の中を、やや体調不良のまま放浪していたら、道をロストしてしまった。
方向音痴では無いし、おおよその敷地面積は理解していたから、まっすぐ行けば、敷地の端っこ・・・恐らく塀にぶつかるであろうと歩き続けた結果、どうにか広い空間が見えてきた。
緑が生い茂り、歩く部分を狭くしてしまうような階段を下りると、人の手が加わった部分が多いエリアになる。
さっきまでの光景からは想像できないシャレた建物が見えてきた。
旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館・・・マタカンジダラケダ)
ルーツをたどれば、種痘所・・・西洋医学所。
ドラマJINで観たような、観なかったような・・・。
塔の四面にあった時計は今はありませんが、「時計台」と呼ばれていたそうです。
ああ、やっぱり大学の敷地なんだなぁと感じつつ、人も増え、ちょっとホッとしました。
振り返ると、深い緑。
さっきまで、あの中をフラフラと彷徨っていたんだなぁ。
池に沿って歩きます。
少し元気が出てきたけど、やっぱり今日はもう帰ろう。
ニュートンのリンゴの木も、メンデルの葡萄も諦めて、帰ることにします。
飛び石を超えつつ、足元をみると
コイとカメ。
カメデスという心なき仕打ちはありません。
ウンウン。
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