一人の男の視線と気持ちを記す(4) [ライフ]
人であったり、仲間であったり、会社であったり、組織の力であったり・・・
そんな力を感じている。
コンビニやスーパーに並ぶ品物が減り、店員さんが売る物がないからここぞとばかりに棚の清掃をしている姿を見ていた月曜日。
火曜日にはコンビニなどに、おにぎりやパンなど種類は少ないが、久しぶりに陳列している姿を見た。
カップラーメンも並ぶ。
それを見つけた客は、つい手を伸ばす。
水曜日の朝、昨日よりちょっと種類が増えたパンが棚に整然と並ぶ。
おにぎり用の陳列棚は、上段が全て「梅」その一段下が全て「鮭」。
それが、ずら~っと並ぶ。
まだまだ店全体は寂しい限りだが、一日一日と品物が少しずつ充実してくる。
被災地優先で送っているはずだが、まだまだ足りない模様。
それなのにコンビニで帰るのが良いのだろうか?
なんて考えたりする。
恐らく、買いだめした人が全てを食べることなく賞味期限切れを迎えてしまうことも想像出来る。
100を超える国と地域から日本に暖かい手を差し伸ばしてくれる。
被災地の皆さんの大変な状況、その中でも助け合い生き抜く力。
放射能の怒りを鎮める為に闘っている人達。
志願して、その現場へ向かう職員もいるという。
自衛隊、消防、警察などの方々も。
コンビニの在庫で一喜一憂している僕らが、海外から称賛される日本人の一人だと考えると俯いてしまう。
2011-03-16 21:34
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