社交場 [ライフ]
日曜日の午前中。
今日も暑くなるのかなぁと思いつつ、駅の方へ。
普段通っているお店は車で行くようなところにあるのですが、今日は新しい店を探してみよう。
駅の方へ自転車で行き、駐輪場に停めて記憶を頼りに歩いて行くと、そこに店は無かった。
雑居ビル自体が修復中だった。
会社への通勤には使わない出口方向へ歩く。
あ、こんなところにあった。
先日、暑い大阪を歩いていた時に散髪に行こうと決めていた。
店内を覗きこむと、丁度店員さんとお客さんが同じ数。
待っている客は無し。
よし、ここにしようとかと入ると、それから数分の内に後続の客が3人入って来た。
ラッキー!
週刊誌を広げ、目次を眺めている内に一人のお客さんが終わった。
しばらくして、通される。
一通り、仕上げのイメージの共有を終わらして、髪を切りはじめる。
横に座っている、年配のお客さんと理髪師さんの会話がよく聞こえる。
お客さんが、一日立ち仕事の理髪師さんに対して気を使っている。
それに対し、理髪師さんは最初は大変かもしれないけど、慣れるとそうでもないんですよ、と。
それを聞いて思い出した。
学生時代の某ファーストフードでアルバイトをしていた時。
その仕事もよっぽどの事が無いと、休憩時間以外は立ちっぱなし。
最初は足が疲れたけど、大学卒業・就職する為にバイトを辞めるまで、立っていることが辛いと思った事は少なかった気がする。
慣れると、立ちながら休むことが出来ていたんだと思う。
体の重心の置き方で、片方の足を休ませることを自然にしていたんだと思う。
電車や街かどでは、私より随分若い人がすぐに地べたに座り込む人を多く見かける。
立っているのが苦手なんだろう。
そう、思っていたら、隣のお客さんと理髪師さんが、私が考えていた事を喋り出した。
反対側の隣のお客さんと理髪師さんは、火山灰の話をしている。慌てて薬局でマスクを買ったとか。
何かしらの理由で「走らなくてはならない」そうだが、新燃岳あたりに行って来たんだろうか?
初めての店だったので、鋏の事ばかり気になり、あまりおしゃべりをする余裕が無かったが、このお店はよくしゃべる。
うん、悪くない雰囲気。
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