新手の [ライフ]
会社を出て、最寄駅方面へ歩く。
駅の近くまで着くと、駅の方から女性二人が
〇〇さーん(私の苗字)!!
と言って、ダッシュで接近してくる。
え?誰?
暗く、目も悪いけど、でも俺は知らんぞ。
え?
新手の美人局か?
いかん、ダメだ。怖いお兄さんが出てくるぞ。
でも、なんで俺の名前を知っているんだ?
そして休息接近。
私の足が止まる。
私の前で、女性二人は左右に分かれて、通り抜ける。
「〇〇さーん、久しぶりです。」
私の後方で、宝塚の男役といってもいいような女性に、さっきの女性が取りついた。
そっか・・・
〇〇という苗字は俺だけのものじゃないんだよね。
まあ・・・・よかった・・・・のかな。
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