そうだ、京都歩こう(13) 旧嵯峨御所 大覚寺 その2 [紀行]
広く、多くの諸堂が廊下で結ばれた大覚寺さんを巡っています。
お寺さんなんですが、もともと御所であることを十分に感じております。
さて、大沢池を眺めた後、再び御影堂を通って見えてきたのが勅封心経殿。
大正14年に法隆寺の夢殿を模して再建されたもの。
殿内には嵯峨天皇、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇の60年に一度しか開封されない勅封心経と薬師如来像が奉伺されているそうです。
次回は平成30年。
さらに、嵯峨天皇が弘法大師の勧めで般若心経を書写されたのが818年。60年に一度の戊戌の年に開封されますが平成30年(2018年)は1200年目にあたります。
諸堂を結ぶ回廊を歩きながら、庭を眺めます。
霊明殿
元々は日仏寺の本堂でした。
その日仏寺を建立したのが第30代内閣総理大臣 斎藤実。
2014年1月に東京たてもの園に行き、高橋是清氏の自宅が移築され展示されていましたが、高橋是清氏同様に斎藤実氏も二・二六事件で殺害されています。
昭和恐慌の折り、国民の自力再生を願って昭和3年に東京沼袋に建立、その後東京百草園に移築、さらに昭和33年に大覚寺さんへ移築されました。
貴賓殿
秩父宮御殿
大正十二年に当時東宮仮御所であった霞ヶ関離宮に建てられた物が昭和46年に大覚寺さんに下賜されました。
昭和48年に移築復原されて大覚寺さんでは貴賓殿となりました。
底湖館
江戸中期に大沢湖畔に建てられた休憩所。
明治元年にここへ移築されました。
そろそろお昼。
予想していた以上に大覚寺さんを見て回るのに時間をかけました。
大沢池の向こう側まで行くか、やめるか?
またも訪れた二者選択。
日帰り弾丸カメラ散歩の宿命、よし次へ。
歴史に詳しくないのですが、伝統美には惹きつけられます。
明日から娘が京都に行くとのこと。
寒そうだなあ。
by saki (2015-01-10 10:17)
sakiさん、こんにちは
私も詳しくありませんので、訪れたのをきっかけに入口で貰ったパンフを読み、現地でスマホで検索して、歴史の一部を感じています。
さて、私が訪れた後から大雪となりました。
雪の京都も良いって言いますが、あそこまで降ると観光はできないでしょう。
そう思うと、私はラッキーでした。
お嬢様にはどうぞ寒風に負けず京都を楽しんできて欲しいと思います。
by maeboo. (2015-01-10 16:21)