そうだ、京都歩こう(19) 金閣寺 その2 [紀行]
随分と鹿苑寺 金閣(舎利殿)に接近しました。
見る角度がちょっと変わると、『顔』が随分と変わりますね。
本当に綺麗です。
海外の観光客も日本の寺院目的の方も多いようですが、やっぱり金閣のインパクトは絶大なようです。
方丈の裏手、写経場や書院に囲まれた場所に変わった形の松の木がありました。
陸舟(りくしゅう)の松
説明板によりますと、
足利義満公遺愛の盆栽を移し帆掛け舟の形に仕立てたと伝えられる五葉の松であります
樹齢は約六百年 陸舟(おかぶね)の松とも呼ぶ
とのこと。
京都三松と呼ばれる、著名な松の一つだそうです。
ちなみに残りの二つは
善峯寺の遊龍の松
宝泉院の五葉の松(近江富士の形をしています)
金閣のある鏡湖池の周りを混雑する観光客の牛歩ペースで歩きます。
金閣の真裏まで来ると、あまりよく見えないものですね。
少し通り過ぎたあたりがビュースポットになるようで、そこで立ち止まりカメラで撮影するので足並みが遅くなるようです。
やっぱり、多くの人が立ち止まる場所がありました。
振り返り、金閣を撮る様子はなくみんな池の方へレンズを向けています。
スマホでは無理でしょう・・・と思いつつ、こちらはズームで撮影。
水鳥がじーっと身動きせず、ずーっと金閣方面を見つめています。
全く、動きません。
周りからは
「本物!?生きているの?」
なんて声が上がるほど。
道は右に曲がり、金閣・鏡湖池から離れていきます。
見えてきたのが
御守売場。
趣のある造り。
そして、大人気でした。
こちらは日本人が多かったですが、一部興味津々な外国人もいました。
銀河泉
室町幕府 足利三代将軍義満が茶の湯を立てる際に用いた水がここの湧水とのこと。
伝承ですから真偽はともかく、そのように思いを馳せること自体は楽しい。
と、今度は手洗い用の水か・・・
足利義満公の手洗い用の湧水と言われる、厳下水。
龍門滝
鯉魚石
登竜門を表しているようです。滝を登りきった鯉が龍になり飛んでいった故事。
成程、鯉が登っているように見える。
うん、説明を聞いたら見えてきたぞ。
なるほど。
低い竹垣で半割りした竹を上部に付けるのが特徴的。
現代家屋でもこの金閣寺垣を取り入れているところが多いそうです。
さらに高台へと上がって行きます。
安民澤
沢自体には殆ど近寄れず、正直全容が分からない。
木々の間から見る様子からは、案内図に描かれる大きさをなかなか実感出来ませんでした。
周辺からは鎌倉期の遺物が発見されており、西園寺公経(藤原公経)が建てた西園寺、併設された山荘の遊水池とも言われているそうです。
その西園寺家の鎮守と言われる
白蛇の塚
いやぁ、知らない事が多いなぁ。
そして、鹿苑寺って
こんなに広かったんだなぁ。
娘が先週、京都に行きましたが、一泊二日で慌ただしく、あまりゆっくり観光は出来なかったようです。
私も以前、金閣寺を見た時も周りの散策までは出来ませんでした。これは有難い情報です。
次回訪れる際は、時間に余裕を持ちたいなあ。
by saki (2015-01-17 23:56)
sakiさん、こんにちは
今回の紀行シリーズの最後に総括を書くつもりですがやっぱり余裕は必要ですね。
ただ、京都には見所が多いのでつい欲張ってしまいます。
by maeboo. (2015-01-18 14:51)