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そうだ、京都歩こう(22) 禅 大仙院 [紀行]

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さて、大徳寺の塔頭の中で公開されている4つのうちの一つ

大仙院さんへ向かいます。

今日、何度かあった選択肢の中でやっぱりあの石庭を見たいという気持ちがありたどり着きました。

もうすぐ拝観終了の時間が迫ってきており、ホッとしております。

 

そして、今回の京都散策のクライマックスが大仙院さんだったと言えます。

 

 

 

 

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カメラぶらぶら紀行です。

そして、先程、今回の京都散策のクライマックスがこの大仙院さんだと書きました。

しかし、写真はもうありません。

 

撮影禁止です。

 

拝観料を納める際にカメラを鞄の中へ。

今日一日、思った以上に撮影可能だったのですが・・・

 

中に入ると、まずよく通る声が飛び込んできた。

お坊さんが参拝客に声を掛けて、盛り上がっていました。

後から気がつけば、そうだこちらには名物和尚がいらっしゃるんだ。

閑栖、先代住職である尾関宗園さん。そして住職である大和宗貴さん。

この時には気がつかず、どちらがいらっしゃったのだろうか・・・。

 

その楽しげに語りかける声を聴きながら方丈へと進みます。

お庭が見えてきました。

 

まずは方丈南側に私は進みました。

白砂敷に二つの盛砂。

穏やかな庭を見つめる人は私を含み4人。

方丈の前に座って、しばし眺めていました。

 

この日、お庭で有名な龍安寺さんにも行きました。

庭に配置されている15個の石はどこから見ても15個見えない。そして、心の目なら見えるかもしれない。

しかし、凡庸な私には人の多さで降参してしまい、あのお庭で見えたものは人の頭数ばかりでした。

 

今いる大仙院さんでは間もなく拝観時間が終了という時間だからか?

それとも雨がポツポツと降り出してきたせいか?

さらに私はカメラを持っていないという事もあり、穏やかに庭を眺めることができました。

それはカメラを持って、写真に映そうという行動目標が無くなったことも作用して落ち着いた空気、時間を感じられました。

気がつけば、方丈前には私ともうひとりしかいなくなっていました。

もう少しお庭を見て回りましょう。

 

 

方丈を囲むようにお庭があります。

非常にコンパクトな敷地ながら、その枯山水は樹木と石がダイナミックに配置されています。

私のような素人にも「激しさ」を感じました。

 

その後、お寺さんのガイドさんと思しき方が説明されているのを横で聞くことができました。

これらの庭は深い渓谷から流れ、やがて大河となり、大海へと流れゆく様を表しているとのこと。

白砂敷の模様も山から流れ落ち、川となって、海に到達するまでの間に穏やかなものとなっていきます。

なるほど。

 

 

私が先程、落ち着いて眺め続けていたのは大海を表していたもの。

 

その話を聞いて、再び方丈の南側に座って眺めていました。

 

立ち上がり、方丈の中へ。

お庭だけでなく、障壁画も有名。

方丈の中には10人位の客人がおり、その中には外国人の姿が目立ちました。

お寺さんでは外国の方向けに英語の案内本を用意されているようで、それと障壁画を真剣に見つめている外国人女性がいらっしゃいました。

 

この方丈、国宝です。

1513年に建てられた物。

日本最古の「床の間」と日本最古の「玄関」がこの方丈にあります。

 

また、お坊さんが楽しげに話しているのが聞こえてきます。

今度は外国人と日本人のカップル相手に盛り上がっているもよう。

 

写真はありません。

私が見て、感じたことをこのブログ、このエントリーで1%も伝えきれていないと思う。

ただ、仏像やお位牌ではなく、「撮影禁止」の設定がわかった気がする。

カメラぶらぶらで撮影出来なかったことを良かったと思う、稀有な経験。

 

この事が今後のカメラぶらぶら(特に遠征)に影響を及ぼすかもしれません。

いい経験でした。

 


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