そうだ、京都歩こう(23) とんちんかんちん [紀行]
大徳寺山内を巡っています。
順序が入れ替わっていますが、お庭が有名な大仙院さんを訪れる前に隣接している真珠庵さんも覗いています。
前述の通り、大徳寺さんは本坊もそして塔頭の多くが非公開です。
真珠庵さんもやはり非公開。
開祖は一休さんで有名な一休宗純。
永享年間(1429年~1441年)に創建されましたが、応仁の乱で焼失。その後、1491年に再建されました。
これ以上進めません。
方丈は1638年建立。内部には室町時代の水墨画、桃山時代の障壁画があるそうです。
書院の通僊院は正親町天皇の女御の化粧殿を移築したもの。
その庭園は室町時代の傑作と言われているそうで、石組み配列より七五三の庭と呼ばれている。
七五三配列と言えば、龍安寺さんの配置もそれ。
うーん、見たいなぁ。
特別公開があるそうなので、その頃にまた来ようかな。(特別公開でも撮影は禁止です)
さて、時系列を元に戻します。
大仙院さんを出ると、ポツポツ降り出した雨がちょっと強くなってきました。
外国人観光客の皆さんは少々の雨では傘などささないようだが、赤ちゃんがいたのでベビーカーの完全武装を始めていました。
私はこの日、フード付きの上着を着ていたのでフードを被り歩き始めます。
先程、歩いた道を戻りながらあと僅かな時間、どちらを観ようかと悩みながら歩くと雨が本格的に強くなってきた。
大徳寺本坊の前で雨宿り。
本坊も非公開。
しかしながら、こちらも秋には特別公開が行われており、国宝の方丈や聚楽第の遺構であり日光東照宮の陽明門のモデルなんだそうです。
雨宿り中にスマホで大徳寺さんを検索して、塔頭がこれだけ沢山ある理由を知りました。
豊臣秀吉が織田信長の葬儀を執り行い、弔う為に総見院を建立して以来、大徳寺に寺院を建てる戦国武将が増えたそうです。
なるほどね。
昨年の特別公開では修復後初公開となった法堂龍があります。
狩野探幽初期の筆による天井画。鳴き龍でもあります。
ああ、見たい。
と、再び京都へ訪れる理由作り(笑)
ただ、秋の特別公開の頃の京都って滅茶苦茶混むんだよね。
さて、雨が小降りになりました。
もう一度、千利休の命運に関わる三門(金毛閣)を見ながら
ん?
おお、先程調べたとおり戦国武将の名前が見て取れます。
畠山義元、大友宗麟、それに紫式部。
いや、紫式部は武将ではないけど。
と、目の前に畠山義元菩提寺である興臨院さん。
非公開。
畠山家が没落した後は加賀百万石、前田利家が修復しています。
さて、大友宗麟の菩提寺である瑞峯院さんは常時公開されている塔頭の一つ。
よし、次は瑞峯院さんを参拝しましょう。
ちょっとした京都観光ではなかなかここまでは無理そう。本当に参考になります。
撮影禁止も多いですね。
京都に行く機会がないかなあ。
by saki (2015-01-24 23:45)
sakiさん、おはようございます。
大徳寺さんの山内に入れば、多くの見所がありました。
特別公開の頃ならあまり移動せず、北山中心に観光をすればいいかと思いますが、やはり京都全てを観光し尽くすとなるとどれだけ日数が必要なのか?果てしない気がしております。
撮影禁止場所については、実は想像しているよりは少なかったと思っています。ただ、持っていったレンズ全てが活躍するほどではありませんでしたけど。
by maeboo. (2015-01-25 06:28)