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そうだ、京都行こう・・・とすると雨 (5)東福寺本坊庭園 [紀行]

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さあ、今回の京都散策で必ず訪れようと思う場所に挙げた東福寺さん。

その理由はお庭。

昨年末の京都訪問の際にも多くのお寺さんのお庭を拝見しました。

全く知識がなく、素人ですが、それでも重森三玲さんを知りました。

その重森さんの代表作がこの東福寺さんにあると知り、熱が冷め内うちに今回の京都訪問では必ず行こうと思ったのです。

 

本坊の前には京焼サミットの幟が見えます。

イベントが開かれるようですね、みんな準備をしています。

 

タクシーがこの本坊の直前まで入ってきました。

車椅子の方が庭園を鑑賞することが出来るかどうか、交渉しています。

タクシーがここまで入ってこれるという事が既にWelcomだという気がしますが、受付の方の回答はOK。

後ほど、見学で色々回っていると、車椅子の方がお庭が見えやすいところに止められていました。

私の身内にも車椅子の生活を余儀なくされている者がいます。

外にはなかなか出ようとしません。

観たい人は観られるということはいいことだと思います。

 

 

 

 

庫裏から方丈へと続く廊下を進みます。

左と右とで景色が違うのですが、まずは広く、すぐそこに石が見えます。

そちらにカメラを向けました。

 

知識が少なく、見ている時に訴えたいことを感じないまま退出するのが忍びなく、スマホで公式HPを開いて見学します。

以下の文章も公式HPの説明を参考にしています。

 

 

 

 

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国指定名勝 本坊庭園。

実は国指定名勝に登録されたのは去年のことです。

それまでは八相の庭と呼ばれていました。

 

方丈の東西南北全てにお庭が配置されています。

これは珍しいことだそうです。

 

まずは広い南側の庭より。

 

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昨年末の京都散策でも多くの庭を拝見しましたが、その時にも多くのお寺さんで見た典型的な表現方法。

神仙蓬莱思想。

仙人が住まう蓬莱山を石組みで表現しています。

 

 

 

 

 

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そこそこ人が居て、のんびりはできませんが、龍安寺さんのときのような芋を洗うような混雑ではなく、ゆっくりと眺めることができました。

 

 

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こちらでは石を使わず、苔山で京都五山を表現しているそうです。

 

 

 

 

 

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西側のお庭。

奥の方に先ほど渡った、天通橋が見えます。

そしてサツキと葛石で市松模様を表現した、「井田の庭」

 

先ほど、普門院にお邪魔した際に拝見しましたが、白砂で市松模様を描いていていました。

重森三玲も普門院のそれを参考にして、この庭を作るときの参考にしたとのことです。

 

 

 

この大きな市松模様を観た後に、これまた有名な北側の庭に足を進めます。

 

 

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重森三玲さんの作例の中でこの庭の写真を見たときはびっくりしました。

庭がどうなってしまうのだろうかと。

 

だけど、自分の目で見てみると写真で切り取った風景を見るのと違って、しっくり来ました。

特に直前に大きな市松模様を見た後ということもあるのでしょう。

 

 

 

 

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小市松の庭園

 

 

 

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重森三玲氏が想像した以上に苔が育っているようです。

谷を流れる川が空中に水分を飛ばし、苔が育つのにとてもいい環境だとか。

重森三玲が作った当時の庭の写真や設計図も残っているので、いつでもその当時の姿に戻すことはできるらしいが、ここまで育った苔を一度整えてしまうと、今の庭に戻すことは容易ではなく、今の庭も大変素晴らしいものなので

 

 

 

 

 

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西側の庭の大きな市松模様がこの庭で小さくなり、そして右奥に行くほど密度が減り、消えていく様。

 

やっぱり、奥が深いですね。

スマホがなかったら、そこに気がついたかどうか。

 

 

 

 

 

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そして、東側の庭に。

 

 

 

 

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はぁ、そうか。

と、スマホを観て。

 

 

 

 

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北斗七星を表しています。

 

東から昇ってくる、星座。だから東側の庭なのか。

 

昨年末、大徳寺塔頭の一つ、瑞峯院さん。

キリシタン大名として有名な大友宗麟の菩提寺。

ここのお庭で重森三玲さんを知りました。

そのお庭に隠されていたのが十字架。

 

そして、本日拝見した市松模様や北斗七星。

戦前に手を加えたお庭です。

モダンですね。

 

 

いやぁ、良かった。

もう、3周も回ってしまいました(笑)

 


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コメント 7

CYPRESS

NHKEテレの日曜美術館で
「永遠のモダン 京の春・重森三玲の庭」が放送されます。
2015年5月17日(日)午前9:00
(再放送は5月24日(日)の午後8:00のはず)
番組HP→http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2015/0517/index.html
興味のある方は是非。
by CYPRESS (2015-05-17 00:07) 

maeboo.

ありがとうございます。
外出しますが、予約セット致しました。
by maeboo. (2015-05-17 00:13) 

CYPRESS

観ました。
これは予想もしてなかった面白さ(^.^)。
大変興味深かった(^.^)。
久し振りに味わった嬉しい驚きでした(^.^)。
日本庭園、当然なんですが、日本画と同じ美意識が流れてました(^.^)。
日本庭園は立体的な日本画なんですなぁ(^.^)。
日本庭園を見ると言う楽しみが出来ました(^.^)。
日曜美術館のHPは毎週見て確認してますが、maeboo.さんの記事が無ければ放送を観なかったですね。
偶然と幸運とmaeboo.さんに感謝、です。
ありがとうございました<m(__)m>。

ただ、重森三玲氏が作った庭で公開されている所、東京近辺に無いのが欠点(笑)。
by CYPRESS (2015-05-17 15:09) 

maeboo.

CYPRESSさん、こんばんは
録画した番組を只今、視聴終わりました。
つい2週間前に訪れて、まだ記憶に新しい状態でこうやってテレビで特集、解説を受けて、非常に興奮しております。

何しろ、直前まで京都に行くかどうかなんて決めていない日帰り旅行。
もう少し勉強、いや計画を立てれば良かった。

東福寺の塔頭、龍吟庵は見たいけど普段は非公開。
テレビででも見られて良かった。

東福寺塔頭の光明院。波心の庭。
東福寺さんを出て、少し南下すれば見られたではないか。
しかも、拝観料ではなく・・・志納。

いや、これはまた庭を観に行く口実が出来た。


さて、番組。
とにかく、重森三玲氏の肉声が聞けた。
文字を読んでも伝わるけど、彼のイントネーション、意気込みが聞けた。

写真家・音楽家・作家(兼、外れ馬券研究家?)が庭を訪れて、アーティスト独特の視点で庭を見ている。
三玲氏自身も絵描きであり、茶人であり、建築家でもある。
どこか通じるものがあるのでしょう。

私も庭や建築の知識など無いけど、前回の京都訪問の時に気になって気になって。

お茶を一服飲むことは宇宙を飲むこと。
いやぁ、参った。

by maeboo. (2015-05-17 22:12) 

maeboo.

あ、龍吟庵が特別公開されると思われる11月なら東京・品川を6時に出発する新幹線のぞみに乗れば、8:30に東福寺本坊庭園、そして龍吟庵、光明院、霊雲院、瑞峯院、松尾大社を全て回りきれますよ。
CYPRESSさん、重森三玲庭園美術館は要予約です、お気を付けて。
by maeboo. (2015-05-17 22:19) 

CYPRESS

NHKのEテレの日曜美術館「永遠のモダン 京の春・重森三玲」の再放送は本日5月24日午後8:00から。
前回見逃した方は、是非!

行けば一か所に1時間はいるでしょう。
それに間違いなく圧倒され、フラフラ、迷子になる(笑)。
まぁ、1日二か所がいいところ。
それでも行きたいですね。

京都のお庭も良いですが、今一番行きたいのが、明治の超絶技巧細密写実の工芸品を集めた清水三年坂美術館。
HP→http://www.sannenzaka-museum.co.jp/index.html
ここの収蔵品は誰もが驚き、楽しめます。
去年三井記念美術館で見て、ただただ驚いたのみ。
収蔵品が全て来た訳ではないのです。
私のお気に入りは安藤緑山作「みかん」。
象牙を削り色を付けているのですが、色と質感、どう見てもみかん以外の何物でもなし。
欲しいけど、売ってない(笑)。

もう一か所は、
並河靖之七宝記念館HP→http://www8.plala.or.jp/nayspo/index.html
この方の七宝も目が点になるのみ。
東京国立博物館にも展示されてますが、本家本元は収蔵数が100点を超え桁違い。

maeboo.さんも次回に計画に加える事をお勧めします。
by CYPRESS (2015-05-24 02:48) 

maeboo.

CYPRESSさん、おはようございます。

再放送情報ありがとうございます。

ドラマであったり、映画であったり、美術であったり。
何かきっかけがないと、もう一歩踏み出せないゾーンってあると思います。
録画したけど見ていない。買ったけど読んでいない。
放送されるけど、まあいいか・・・。
清水三年坂美術館や並河靖之七宝記念館にしても初めて知りました。
で、少し興味を持って現時点ではそこが目標で京都へ行くことは現時点ではなかなかないでしょう。
でも、訪れた時に、あ!そういえばCYPRESSさんが言ってたな、よしっ。

と、こうして人は視野が広がるのでしょうね。
様々な機会といつもありがとうございます。
by maeboo. (2015-05-24 06:37) 

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