そうだ、京都行こう・・・とすると雨 (27)知恩院 [紀行]
円山公園の中を方向を頼りに歩いていきます。
そして、見えてきました。
大きく見えてきました。
間違いありませんね、知恩院です。
徳川秀忠の命で建立された、木造の二重門としては最大級のものであり、国宝です。
見えている「華頂山」の額は畳、二畳分だそうです。
ここで三門を眺めていると、思い出した。
午前中訪れた、東福寺の塔頭である霊雲院。
重森三玲の庭も堪能しましたが、そこでしったロシア兵捕虜の話し。
霊雲院でも日露戦争の際、ロシア兵捕虜を収容していたとのこと。
そして、彼らが故郷を思い出し、作り上げた楽器と共に霊雲院さんに飾られていた写真。
大きな三門の前に、ロシアの将兵が数百人単位で並んで記念撮影しているものが飾られていました。
捕虜でありながら、写真では笑みを浮かべている人が多かった。
もしかしたら、やっとロシアへ帰ることが決まり、その前に集合写真を撮ったのかな?なんて勝手な想像もしました。
その、背景にあった三門は目の前にある知恩院の三門ではないか?
そう思ってしばらく眺めていました。
そして、眺めているだけでなかなか足が進まない。
ちょっと、円山公園で興ざめしたこともあったし、そろそろ疲れも出てきた。
そういや、昼ごはんも食べていない。
更に、三門の奥には・・・
男坂
俺って、男だよねぇ、確か・・・・。
男だけど、高所恐怖症だい。
でも、登ったよ。
これまで男坂と呼ばれたり、出世坂と呼ばれたり、いろんな階段を登ったけど
降りるよりはマシ、絶対降りる方が怖い。
だから、帰りは女坂にしよう。
女坂・・・あるよね。
国宝の御影堂は修復中。
こちらは阿弥陀堂。
さらに歩いて
集会堂
法然上人御堂。
経堂
納骨堂
まだまだ広い境内なのですが、ちょっと体力回復の必要を感じ、
女坂を降りて、そろそろ食料の摂取と今日のこの度の取りまとめに入ろうと決心。
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