そうだ、京都行こう 2015盆(8)天授庵 東庭 [紀行]
南禅寺に数ある塔頭、前回は南禅院さんだけ訪れましたが、今回の訪問ではまず金地院さんへ。
そして、寄ろうと当初から考えていたのが天授庵。南禅寺の開山塔です。
応仁の乱により、寺は一時期衰退したが細川幽斎により復興された。
そんな歴史もありますが、今回やはり気になるのがお庭。
金地院さん、そして南禅寺方丈庭園と立て続けに小堀遠州の庭を見てきた。
何度も書きますが、私は庭の知識などない。
でも、あ!これいい!とか、全然分からない・・・という事は自分勝手に感じる。
建物は別として庭だけに限れば、どうも重森三玲さんの庭の時ほどワクワクしない。
私が素人だからインパクトだけで感じているのだろうか?
そして、小堀遠州が手がけた庭をもう一つ見ていこう。
実に静か。
あの大きな南禅寺の三門のすぐ脇にある。
人の通りも多いが、殆どの観光客は三門をくぐり国宝の方丈へ水路閣へと行く。
受付にいた男性も私が財布を握りしめて直前まで近づくまで気がつかなかった模様。
早速、なかに入らさせていただきます。
なんだ、このイラストは(笑)
日本人よりも平均身長が高い外国人向けに注意喚起しているポスターです。
頭をぶつけないように。
しかし、このイラストからすぐに先の景色が飛び込んできた。
なんだ、この石畳は!
菱形に切られた石畳が本堂前の庭園まで導いてくれます。
あたりに目をやれば
石とコケの緑。
小堀遠州は作庭師ではなく、建築などを様々なデザインを手がけている。
自らが庭を作ることもあれば、デザインを与えて作らせることも。
このあたりも遠州が手がけているのだろうか?
あれ、先程まで連続で見た遠州の作と言われている作事を見たときよりも静かな興奮が襲ってきた。
間もなく東庭(本堂前庭)です。
誰もいない。
独り占めです。
なんだろうか、この白砂の中にある菱形の石畳。
そしてそれを覆う、苔の緑。
奥にある、切石。
横長の庭園で写真ではどうもうまく伝わらないけど、すごくバランスが心地よく、見ていても楽しい。
秋になるともみじが紅葉し、ライトアップもされるという。
そして、今日は人が少ない。
このあとの時間も気になるところだけど、この環境ではゆっくりとしたい。
カバンを降ろし、ちょっと制汗ティッシュで汗を拭き取り、眺めます。
眺めています。
面白いなぁ。
来月、京都に行くのですが、自由時間があまりないので、京都駅周辺しか寄れません。せっかくの機会なのに。
こちらを参考にさせていただきます。
by saki (2015-08-22 08:31)
sakiさん、こんにちは
私の訪問先も随分と偏っているので、どうぞ観光協会のサイトも参考にしてください。
by maeboo. (2015-08-22 16:08)