そうだ、京都行こう 2015盆(12)真如堂 [紀行]
南禅寺より白川通を北上し、途中で西に曲がって厳しい坂を登る。
11時に予約を取っている場所へのナビをスマホで起動して到着予想時間を確認して、立ち寄るには十分な時間が無いことを知る。
残念。
だけど、境内を通らさせてもらおう。
真如堂さん。
正確には真正極楽寺。
真如堂は本堂の呼び名でした。
三井家の菩提寺でもあり、三井高利のお墓もあります。
ご本尊は平安中期としては珍しい阿弥陀如来像の立像。
頷きの阿弥陀と呼ばれています。
公式HPによれば
修行僧の為に本尊になって欲しいと眉間に百毫を入れて完成させようとすると首を振って拒否したといいます。
それでは都に下って全ての人々、特に女性をお救い下さいと言うと頷かれたといいます。
そのご本尊が祀られている本堂。
享保年間の建物です。
そのご本堂の周りをくるっと回ります。
たてかわ桜
春日局が父親を弔う為に植えた桜。
樹齢300年を超えた桜でしたが伊勢湾台風に倒されてしまいました。
しかし、折れた幹から新しい芽が生まれ再び花をつけて成長しました。
元々は直径1mを超える巨木でしたが、春日局の強い気持ちなのか小さくなっても花を咲かせ続けています。
それから時を経て、一時期ほどの樹勢がなくなり、後継樹を育てるために製紙会社の技術が応用され無事に苗木が返されたそうです。
これで無事に未来に繋げることができるでしょう。
本当はここでお庭を見たかったんです。
1988年に作られた涅槃の庭。
曽根三郎さんの作。
そして、もう一つ2010年に作られた随縁の庭。
作ったのは重森千靑(ちさを)さん。
そう、重森三玲さんのお孫さんです。
見たかった・・・
ただ、これでまたこの地を訪れる理由付けが出来たのかな。
総門方面へ
次に目指す場所へナビが案内してくれています。
総門をくぐり、振り返ります。
また、ゆっくりと来ようと思います。
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