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そうだ、京都行こう 2015盆(29)東福寺再訪 [紀行]

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今年のGWに訪れたばかりの東福寺さん。

重森三玲が手がけた本坊庭園、八相の庭。

今日一日、いろいろな場所を訪れ、その中でも色々な庭を見て、素人ながらに重森三玲の庭になぜ惹かれたのか考えていました。

そして、直前に訪れた芬陀院にある重森三玲による復元した庭と創作した庭が隣接し連続して見たときになんとなく自分の中での選り好みに気がついた気がする。

だから、重森三玲の庭の代表作でもある八相の庭を見ながら考えようと思いました。

 

 

この先は庭園に全く知識が無いまま、でも興味を持ち始めている男が勝手な感想を述べているだけとなります。

知識がある方はどうぞ、笑ってやってください。

興味のない方はどうぞ、先に進まずスルーしてください。

 

 

庭園美術に造詣が深いわけでなく、様々な庭を見ながら

「あ、これは好き」

「あ、これは自分には合わないかな・・・」

と、その程度で見ています。

音楽だったり、ドラマだったり、映画だったり、それらに似たような感覚。

 

重森三玲の庭は『永遠のモダン』 と言われる事が多いです。それと共にもう一つキーワードがあります。

『力強い』

 

 

この日、私は金地院で小堀遠州作の庭園(鶴亀の庭)を見て、次に南禅寺で小堀遠州作と言われている方丈庭園(虎の子渡しの庭)を見て、天授庵では遠州が発案した東庭の枯山水庭園を見て、重森三玲庭園美術館の書院に座り庭を眺め、光明院で放射線状に林立する三玲の波心庭を見て、芬陀院で雪舟の南庭と三玲の東庭を見た。

 

力強い

力強く感じる

あ・・・近いんだ。

 

2012年に南禅寺方丈庭園を初めて見たとき、印象に残っていなかったと何度か書きました。

廊下側から虎の子渡しの庭を見たときに遠近感は感じましたが、方丈側から立って見たときに視界に占める白砂の比率が高く、石組みが小さく見えるのです。

あの時は座りもしなかった。

2014年の京都散策以来、庭を眺めるのが好きになり、座ってみることを覚えました。

だからこの南禅寺方丈庭園も今回は座って見ました。

 

 

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座ることによって立って見るよりも視界に占める白砂の比率が下がりました。

その代わりに背景の山、空の比率が上がり調和は取れましたが石組みが「近い」とは感じません。

まあ、近ければ良いというものでもありませんが。

 

 

 

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金地院の鶴亀の庭。

やはり方丈に座って見ています。

さらに距離を感じます。

 

 

 

 

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今回の訪問で、よかったなぁと思ったお庭の一つ。

天授庵の庭。

この写真では見にくいのですが、庭の奥にある石組みだけならインパクトは小さかったかもしれませんが、苔と敷石を白砂に通したことでインパクト抜群の庭となっています。

 

 

そして、予約して訪れた重森三玲庭園美術館。

書院からのほぼ人の目線と同じ画角で撮った写真。

 

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近いのです。

ただ、近くに置いただけならそれもまた違うのだろう。

頭に何か思い浮かびながらいい表現が出来ない。

 

 

カメラに置き換えてみよう。

富士山を見て、すごい迫力だ!よし記念撮影をしよう。

と撮影して家に帰って見てみると、あれ、思ったよりも小さく映っている。

カメラのレンズや画角の設定もありますし、あともう一つ言われているのが人間の脳が大きく見える処理をしているから。

 

三玲の庭は、この大きく見れる印象を現実に配置したように思えてなりません。

 

ただ、巧く表現出来ない。

うーん

 

そうか

重森美玲は画家であり、茶道家であり、華道家であり、建築家であり、デザイナーであり、そして写真家でもあります。

三玲は沢山の庭を測量し、観察し、そして写真に撮って、それらの記録を全集として発表しています。それは今目の前で眺めている東福寺の八相の庭を手がける直前の事でした。

私もデジタル一眼レフを買ってから雑誌を読みながら少しずつお勉強していますが、私が好んで使うことがある撮影効果があります。

『圧縮効果』

圧縮効果自体はカメラが持っている特性ではなく、人の目でもある効果ですがカメラの場合はフレーミングやトリミングでその圧縮効果が得やすい部分だけを取り出すことができます。

この日の京都散策でもそれを意識した写真を撮っていました。

 

 

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レンズの画角と被写体との距離によって、奥行が狭まっているように見えます。

 

 

過去の例でも

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圧縮効果を意識した写真を撮っています。

 

 

 

重森三玲が圧縮効果を意識して配置したことはないのでしょうが、結果的に圧縮効果を得たような配置になっているような気がするのです。

見る者の位置。そこから石組みの距離、手前の石と奥の石の距離、それぞれの大きさ、それらの要素が三玲の庭が力強く見せているのではないのか。

 

そんな事を方丈前に座って眺めていました。

あまりお客さんは少なく、そばには外国人(欧州?)の3人組。

2人はのんびりと眺めたり、小声で話をしたり。

もうひとりはノートにスケッチをしていました。

穏やかな空間。

 

 

 

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東福寺さんのお庭をぐるっと回りました。

 

 

この東福寺さんのお庭の話は前回訪問時に詳しく書いていますので、そちらを読んでください。

こちらに京都散策のリストがありますので、2015年GWのリストからページに飛んでいただければ幸いです。

 

 

 


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コメント 2

saki

折角の京都出張でしたが、宿が取れず、今、大阪です。
庭園を見たかったのですが、京都滞在は会議も含め四時間。
今夜は陰陽師でも見ようかな。
by saki (2015-09-13 21:11) 

maeboo.

sakiさん、こんばんは
あらら、大阪ですか。
それも仕方がないですね。今度は大阪でも京都でもゆっくりと出来ればいいですね。
陰陽師ですか、そろそろクライマックスの時間ですね(笑)
by maeboo. (2015-09-13 22:41) 

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