そうだ、京都行こう 2015盆(32)翼 [紀行]
泉涌寺さんを出て、先ほど来た道を居ります。
この山自体、泉涌寺さんであり、その塔頭が沢山あります。
頭に入れていた地図を頼りに歩きますが、やや心配になってきました。
見えてきたのは来迎院さん。
藤原信房が帰依して興したと伝えられています。
このお寺は赤穂浪士と関係が深いお寺さん。
大石内蔵助が山科に浪宅を構えたとき寺請証文(檀家であることの証明)を当院から受けたことから大石寄進による茶室・合翠軒や大石の念持仏とされる勝軍地蔵尊をはじめ、赤穂浪士に関する遺品を多数所蔵しているとのこと。
ここのお庭も紅葉の頃、とても綺麗とのこと。
ここまで来て、出会った人・・・ひとり。
紅葉の頃はもっと人がいるのか?
それとも穴場なのか?
で、ここまで来てUターン。
本来の目的地はすぐ手前にある
善能寺さん。
説明板によれば
823年、弘法大師の開基とされ、境内では日本最初の稲荷大明神が祀られている。
本堂の祥空殿は1971年7月3日北海道横津岳において遭難した「ばんだい号」の遺族が航空殉難者の慰霊と事故の絶無を祈願し建立寄進されたものだそうです。
建築家 大森健二博士による設計。
そして、この写真、右奥に。
これまでの重森三玲の庭を幾つか見てきましたが、枯山水ではなく池泉鑑賞式のお庭は初めて。
但し、水はないのですが。
最初、龍に見えました。
しかし、これは鶴石と亀石。
ただ、祥空殿の事を知ったあとだと、今にも飛び立とうとしている姿にも見れる。
やっぱり、三玲は庭を作る時に、背景にある何かをしっかりと見ながら作っているんだと感じました。
やっぱり、水がある時に見てみたかったな。
仙遊苑と言います。
この日、沢山の重森三玲さんの庭を見ました。
楽しかった。
さあ、そろそろ時間かな。
早足で行けば、間に合うか?
なんて無理だろうな。
新幹線でちょっと食べてから、屋台のかき氷しか食べていません。
そろそろ17時。
何か、お腹に入れようかな。
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