15号 [ライフ]
先週末、乾電池や水やカップラーメンやランチパックなどを購入
家族は、そこまでしなくてもと言いたげ(口には出していない)
日曜日の夕方、もう一度植木鉢や物干し竿を下ろしているか確認し、簾がだらんとぶら下がっていることに気づき、それを下ろそうとするも難しく、結局縛る。さらに外に置いていポリバケツを見つけ、玄関内に3個収納。これで玄関が機能しなくなる。
ここまですると、家族も口に出してくるが、反論する。
どうやら、私が聞いている台風の情報と、家族が耳にしている情報に差があるようだ。
明日の出社に関してもずれがある。
家族は深夜には抜けると思っているが、普段出勤は6時過ぎに家を出るが、厳しいと考えていた。
そのあと、一緒にテレビを見て台風情報を逐一確認して、家族もやっと事態を理解した。
今回の台風は眠れせてくれないだろうと、23時に就寝。
2時ころに目が覚める。
NHKでは30分おきに最新のニュースを繰り返している。
2時半を過ぎたあたりで、明らかに家の周囲の雰囲気が変わった。
私の中途半端な知識では、台風は上陸すれば勢力が落ちると思っている。
自分の住んでいる場所を棚に上げて、静岡か神奈川に上陸して少し勢力が落ちるかな?と思っていると、台風は三浦半島をかすめて、東京湾にこんにちは!と入ってきた。
雨雲レーダーは台風の目をはっきりと映しており、アプリの機能にある予測位置は私の住む町が台風の目に入ることを知らしていた。
台風の目に入るのはいつ以来だろう?
そう考えていると、時計は3時半を過ぎ、大気が強引に空間を移動する音と風に押されて塊になった雨が雨戸を打ち付ける音、家が震える音、隣の家の自転車置き場のスレートぶきの屋根が打ち震える音が部屋の中に伝わる。
4時になると、いつも通りテレ朝では暴れん坊将軍がいつも通り暴れている。ただ、画面はL字型になり情報をひっきりなしに伝える。
両親から受け継いだ家は、リフォームを真剣に考えなくてはいけないような状況だったので、今回の台風は正直、何かしらダメージをうけるかもしれないと覚悟した。
進路は私が思っていたよりも東に逸れる。
静岡か神奈川に上陸すると昨日思っていた。それが東に逸れて直撃かと。それが東京湾に入ってからおもむろに進路を東にそらした。
台風の西側より東側の方が風が強い。
だから、東京湾の西側の神奈川や東京よりも千葉の被害が大きく、同じ千葉県でも私は進路の西側にあったので5時半を過ぎたころには、自分の住む場所、自分の家は耐えたと思った。
そうなると、次は悲しいかな、社畜体質。
電車はどうなんだと。
JR・私鉄・地下鉄が計画運休を発表しているが、その定刻通りに駅に居ても乗れるかどうかわからない。
会社からは出社については「午後出社でも構わない」と言われているが、出社しなくてもいいとまで拡大解釈できない。普段は始発からある程度の乗客を都心に送り込んでいる電車が動いておらず、JRは8時によーいドンと動き出しても、乗り切れるはずもない。
千葉県のほぼ全ての電車が動いていない中、千葉県ながら「都営地下鉄」が乗り入れている。
首都圏以外の方はご存じないかもしれませんが、この都営地下鉄新宿線は様々特徴がある。
・先ほど述べた通り、都営でありながら、千葉県に始発駅がある
・京王線と相互乗り入れしており、どちらかに事故や遅延が発生すると、相手ももろ被り。
・そして、地下鉄でありながら途中、2駅が地上部分を走る。その内のひとつの駅は川の上にある。
台風接近でそもそも相互乗り入れは中止していたが、都営地下鉄はその地上部分を含む、本八幡~大島の間だけ運行取りやめをして、それ以外の地下鉄部分は始発から走っている。
その本八幡~大島の間も7時から運転再開予定だった。
ツイッターで調べると地下鉄本八幡駅の改札口は人が並んでいた。
そして、7時再開が遅れて8時再開と東京都交通局から発表される。
チャンスだ。
ツイッターでは地上部分の安全確認用の車両が向かったと呟いた人がいた。
先ほどの本八幡駅の状況は、JRや京成電鉄が動いていない状況では、歩きや車で送ってもらう、近隣の住民しか増加要因はない。
かつ、近隣民は公式に運転再開が8時と発表されているので、慌てて家を出ない。
結果としては、7時30分頃に本八幡駅に到着、先ほどツイッターで見た改札前の風景はなく、ホームに降りると確かにいつもと風景は違うが、停車中の電車に乗り込んで、普通に座った。
結局、会社には定時よりも早く到着した社畜。
出勤できているのは、台風は電車が止まる要素として考えない西武と、人身事故で止まることが多い東武で都内にってこれる連中。
千葉県民はフロアでは私だけだった。
その都営新宿線もその後はダイヤが乱れた。まさに絶好のタイミングで乗れた。
同じ千葉県に住んでいながら、ひどい状況を把握したのは京葉地区にある当社の施設が停電している情報が入ってから。
徐々に報道も東京と近くて遠い千葉の状況が周知される。
停電地区を表す千葉県の色塗り地図。色の境目が台風の進路。
あの日、微妙に東に逸れて千葉市に上陸したことが、あの結果になったのか。
仮に私の街に直撃しても、東京から人が送り込みやすいので、復旧はやかったかもしれない。
複雑な心境のまま、そして叔母の訃報にも触れた、あらたな週末
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