そうだ京都は今だ、2016夏(9)龍源院その3 [紀行]
苔寺と言えば、西芳寺が真っ先に思い浮かびます。
でも、洛北の苔寺と表現すると、この龍源院の方丈北側にある庭、龍源院のメインのお庭である龍吟庭のことを表します。
庭を埋め尽くす杉苔は海を表します。
枯山水庭園。
水を用いず、水を表現します。
そうだ京都は今だ、2016夏(8)龍源院その2 [紀行]
次のお庭は龍源院方丈、南側の庭である「一枝坦」(いっしだん)。
龍源院の中でも一番新しいお庭。
前回訪れたときは、背景に見えるお隣の工事が気になったけど、今回はなぜかほとんど気になりませんでした。
前回、訪れたときに受付でもらったパンフとスマホを駆使して、一枝坦の庭のことを調べて、樹齢700余年の中国種の山茶花『楊貴妃』が庭の中央にあり、その下に石灯籠がある庭、枯山水庭園ではなかったことを知った。
さらにその庭に関する寄稿文をWEB上で見つけた。葉っぱの緑と咲き誇り、周囲に散る真っ赤な花びら。そして石灯籠。でも残念ながらその庭の様相が分かる写真はその時に見つけることが出来なかった。
だけど、今回の京都訪問直前のテレビの特番であっさりとその山茶花と石灯籠の写真が映し出された。
昭和55年に枯れてしまった山茶花と石灯籠。
残念ながら真っ赤な花が咲き誇った写真ではなかったけど、今見ている奥の塀が同じであり、往時を知ることが出来た。
そして、当時の住職は庭を変化がある庭から不変の枯山水庭園として一枝坦を作る。
そうだ京都は今だ、2016夏(7)龍源院その1 [紀行]
さあ、瑞峯院を出て迷うことなく龍源院へ。
先日のテレビ番組でも一行はこの龍源院に重森千靑さんと立ち寄っています。
瑞峯院もそうですが、大徳寺の塔頭で常時公開されている4つの塔頭のうちの一つ。
私は昨年の9月に初めて拝観させていただきました。それ以来の訪問です。
室町時代に作られた方丈は重要文化財です。
今から約500年前とは思えない。
めざまし×君の名は。 [君の名は。]
出勤前、めずらしくテレビのチャンネルがめざましになっていた。
そこに登場したのがハイテンションな神木隆之介君といつもの新海監督。
そして、RADWIMPSの野田洋次郎さん。
言の葉の庭の時もめざましテレビで特集が組まれていたけど、君の名は。も直前でピックアップされてた。
明里と好美 [秒速5センチメートル]
久しぶりに見た、秒速5センチメートル。
篠原明里の子供の頃の声は近藤好美さんが演じている。
彼女のブログをたまに読んでいた。
当時所属していた芸能事務所を退社し、企業に勤めながらもたまに芸能の世界に顔を出していた。
なんとなくそうかなと思って、ブログに久しぶりに行ってみた。
そうだ京都は今だ、2016夏(6)瑞峯院その2 [紀行]
独坐庭を眺めて、ではということで立ち上がる。
北側に回ると、瑞峯院のもう一つ有名なお庭があります。
閑眠庭。
この庭に込められたソレを知っているのか、ガイドブックを片手に外国人観光客が庭をじっと見ている。
いやいや、そっちではなく・・・と追い越して私は定位置へ。
君の名は、明里。 [君の名は。]
新海誠監督の新作、「君の名は。」が今週末より公開されます。
先日、テレ東系で「秒速5センチメートル」が放映されて、このブログの秒速関連の記事に訪れる人が急増しています。
さて、新海誠監督は7月3日にロサンゼルスで開催されたANIME EXPO AX 2016に出演し、超満員の観客に歓迎され
アメリカのエンターテイメント雑誌「Variety」では注目すべきアニメーター10人という特集記事に日本人として唯一選ばれている。
そうだ京都は今だ、2016夏(5)瑞峯院 その1 [紀行]
ここまで来たなら
恐らく今日は、重森三玲さんの庭を見るとすれば、ここしかないだろう。
2014年の年の瀬、拝観時間ぎりぎり、そして雨が降り出した静かな、静かな時を過ごしたお寺。
瑞峯院に今回も寄りましょう。(毎回じゃないか・・)
お、トンボ。
とっても暑いけど、少しずつ秋の準備が始まっているのか。
・・・暑い。
受付前に気になる木。
一番最初に気になったのは、2014年年の瀬に訪れた龍安寺の時か。
どうして、このような形なんだろうと思ったけど
今回の旅の直前に見た、テレビ番組の中で重森三玲さんのお孫さんである、重森千靑さんが説明していた。
台杉というそうです。
本来は観賞用ではなく、建築材料を取るための方策。
真っすぐな垂木を取るために枝を落とし真っすぐに成長させる。
単に枝を落とせばいいのではないらしい。枝を落とすと植物はそこを治癒しようとする。
すると膨らんでしまう。膨らむと真っすぐな垂木にならないらしい。
膨らむことを計算して、落とすのではなく鎌でえぐり取るのだそうです。
すごい。すごいね。
その結果、天にまっすぐ伸びる杉の形が観賞用として採用されて、このようにお寺さんにも配置されているそうです。
さあ、中へ。
受付時にげた箱を眺めると、置いてある靴はわずか。
今回も静かに楽しいめそうかな。
「君の名は。」公開一週間前 明け方の特番 [君の名は。]
8月28日に公開される新海誠監督の新作映画「君の名は。」
公開まであと一週間という日、テレ東で「秒速5センチメートル」が放映されることは偶然知っていた。
が、覚えていなかった。
しかし、ここしばらくオリンピックモードなので早朝でも起きている。
いや、正確には山崎まさよしさんのone more time、one more chance が流れている時だから本編はほとんど見ていない。
だが、そんなことはいい。
DVDもあるし、何度も見ているから。
映画の後に、神木隆之介くんが登場し、熱く、熱く、熱く新海ワールドを語っている。
まあ、新海作品の定型文のような紹介・・・
ほしのこえ、秒速、星を追うこども、言の葉の庭。
監督自身もたびたび使う、男女の距離。
ん、こんなもんかな。
と思ったら、違った(笑)
そうだ京都は今だ、2016夏(4)聚光院 [紀行]
聚光院に到着。
大徳寺の広い境内のほぼ真ん中に位置し、境内を行き来する人もその前を普段から多いのですが、聚光院の前に人だかりができているのは珍しいと思う。
普段は非公開。そして、今はJR東海のプロモーションにも取り上げられ、国宝の襖絵が里帰りしている。
ちなみにそのCMはこちらに
入り口付近では微妙な距離感でけん制しています。
というのも、予約優先ということが看板にも書かれており、優先ということならば予約なしでも見ることが出来るということ。
だけど、さらに貼り紙で本日は混雑とも書かれている。
見られるの?見られないの?
どっち?
私は予約しています。
そうだ京都は今だ、2016夏(3)集合の前に [紀行]
北大路通りを歩き、大徳寺前交差点を北上。
大徳寺納豆のお店が見える。
開店の準備中かな。
そして、おしゃれなカフェもありますが、大徳寺納豆が入ったカヌレも!
どんな味なんだろう。
駐車場を抜けて境内に向かいます。
駐車場は観光客用ではなく、檀家さんの参拝用の駐車場です。
ちょうど、車が一台私の後ろから接近してきました。
私は車の進入路を呑気に歩いていた模様。
申し訳ありません。
総門を通って境内へ。
ああ、懐かしい。
もう地図を見ないでも常時公開されている塔頭の位置は分かるようになった。
常時公開されいていない塔頭を含めても10以上の塔頭の場所は言い当てることが出来るだろう。
ここを左に曲がれば、南門へ通じる道。
黄梅院や龍源院もある。
常時公開されている龍源院にはあとで立ち寄るつもりです。
そうだ京都は今だ、2016夏(2)京都駅からスタート [紀行]
定刻通り、京都駅に到着。
気のせいか、他の駅と比較して駅到着のアナウンスが間際すぎる気がする。
新幹線内のトイレを利用しようかと思ったけど、余裕が無さそうなので駅のトイレを利用することに。
なぜ、新幹線内のトイレを利用しようと思ったのかというと京都駅のトイレがいつも混んでいる気がする。
そして、案の定混んでいた。
女子トイレよりマシだけど。
さて、さっそく時間をロスした。
頭の中に入れていたバスの時刻表を思い出す。
思い出す・・・
思い出せない。
スマホを取り出す。
市バスに乗って、北大路堀川で降りて5分ほど歩くパターンと
直接、大徳寺前まで乗り付けることが出来るけど、前述のパターンより10分程度遅くなる。
予約している聚光院の拝観の前にちょこっと周辺を散策、撮影するには少しでも早く到着した方がいい。
市バス9系統を目指そう。
そうだ京都は今だ、2016夏(1)出発 [ライフ]
さて、今回はどんな装備で行こうか。
これまで京都に連れて行ったカメラバッグは三種類。
最近、静岡日和のカメラバッグを購入している。今回のお供はこれにしようか?
カメラバッグの大きさが持っていくレンズの種類と本数に影響する。
静岡日和のカメラバッグには無理をすればレンズ装着済みの本体と交換レンズを2本持っていける。
標準ズームに望遠ズーム、超広角ズームまでで単焦点は無理か。
今回の旅で目指す場所、削れるレンズは無いだろうか?
庭は超広角レンズがないと入りきらない。圧縮効果も好きなので望遠レンズも捨てがたい。
ならば、nadowaのカメラバッグならば余裕で入るのだが、天気予報で京都は酷暑とのこと。
少しでも軽くしたいという気持ちもある。
で、気が付いた。
替えのハンカチ、タオル、制汗ティッシュ、着替えのドライシャツ、モバイルバッテリー・・・ここまでで静岡日和のカメラバッグではパンパンになってしまう。
前回通り、nadowaのcampagneにレンズ4本体制詰め込んで翌日の早起きに備えます。
出かけるときには大して重たくないって思うんだけど、京都を歩き回るころには肩にぐっと食い込むんだよね。
そうだ京都は今だ、2016夏(0)旅立ちの前 [ライフ]
宣言通り、今年の夏も京都に行きます。
京都弾丸カメラ散策はこれで何度目だ!?
もともと京都は好きだったけど、約20年近く観光としての訪問期間が空いた。
2012年7月、レンタサイクルを使いながら巡り、やっぱり京都はいいなと思い
2014年の暮れも押し迫ったときに嵐山の天龍寺、清凉寺、大覚寺、仁和寺、龍安寺、鹿苑寺、大覚寺へ。
この散策で大覚寺塔頭である瑞峯院で重森三玲の庭に出会う。
そのインパクトが2015年ゴールデンウイークの東福寺、智積院、方広寺、三十三間堂、六波羅密寺、建仁寺、知恩院を雨中歩いた。重森三玲の代表的な庭がある東福寺をはじめ、今度は多くの仏像や複製とはいえ国宝の襖絵や屏風画、天井画などを観る。
もっと重森三玲の庭を・・・ということでその年のお盆、重森三玲庭園美術館の見学を予約して見に行った。
予約前の時間には南禅寺の塔頭、金地院の名勝庭園や南禅寺の国宝方丈とお庭、やはり塔頭の天授庵の庭を見た。重森三玲庭園美術館の見学の後は下賀茂神社の見学や足つけ行事を体験したり・・・。
しかし、暑かった。
もっともっとと約1か月後のシルバーウィークには鷹峯へ。丸い窓と四角い窓・・・悟りの窓と迷いの窓、血天井などを見学、光悦寺などを観て、今宮神社、大徳寺へ。大徳寺は前回訪問の時に見学できなかった塔頭、高桐院と龍源院へ。蚊に刺されつつ、二条城に移動。この時の道路事情がこれまでの京都訪問の中でもっとも厳しかった。自分で京都は混むよと言っておきながら動かないバスに乗ってしまった。平安神宮にも行ったけど全体的にはもくろみ通り回れなかった一日となる。
そして、2015年の暮れ。やっぱり暮れも押し迫った12月29日。朝一に京都についてバスに乗って大原へ。
三千院や寂光院も有名だけど、一番の目的が宝泉院の額縁庭園。早い時間に訪れたので、人が少ないなか『額縁庭園』を堪能しました。
大原から戻り、曼殊院門跡や詩仙堂、さらには青蓮院門跡、高台寺塔頭であり、ねね終焉の地である圓徳院。
前回とはうって変わっていっぱい廻れました。
始まってみれば [ライフ]
始まるまで、あまり自分の中で盛り上がりを見せなかったリオデジャネイロ五輪。
そして、
地球の真裏で行われている五輪なので仕事中にはほとんど競技がなく、睡眠時間を削れば多くの競技をライブで見ることが出来る。
もともと睡眠障害気味なので、観てます。
今だ [ライフ]
宣言通り、来週も京都に行きます。
昨夏の京都は重森三玲庭園美術館を見学したく、事前予約制なので予約を入れていきました。
今年も最大の目的地を設定し、予約が無難ということ予約を取って臨みます。
自分が思っている以上に、私が行こうといている場所が盛り上がっていることに気が付いた。
8月 [ライフ]
8月に入り、慌ただしさの中に多少のお盆休みへのカウントダウンが始まり、
自分はというより周囲の時の流れが緩やかになってきて、
少しものを考える時間を取れるようになった。
早くも、来週はお休みなのでよろしくお願いします・・と複数の得意先から挨拶も受けたりとか。
ああ、私もあと約1週間後には京都を汗かきながら歩いているんだ、なんて考えたり。