そうだ京都、行こう2019夏真っ盛り(5) [紀行]
京阪電鉄の伏見桃山駅から乗り込んで、6つ目の駅、鳥羽街道駅
この辺りは京阪電鉄とJR奈良線も並走しているので、鳥羽街道駅の踏切は途中に安全地帯がある。
休日の日中だから、のんびりしているが、平日のラッシュ時だと踏切の安全地帯がまさに危機一髪回避の場所になりそう。
何度かこの踏切を渡っているが、いまさらながらに気が付いた。
その安全地帯に店があるじゃないか。
開かずの踏切、もう開かないから飯でも食って時間をつぶそう。そんな店なのか?
*で、調べてみたら、もう営業していないようです。なるほど、確かにここで食事するのは気が気でないかもしれない。
どこか懐かしい雰囲気の看板
伏見桃山駅で電車に乗った時より、明らかに暑さが増している。
吸い込まれるようにセブンイレブンに吸い込まれ、お茶を買おうと思ったが、それを棚に戻して平置きのアイスクリーム売り場へ
カチカチのクーリッシュ(バニラ)が期間限定で割引で売っていた。
それを購入。
このクーリッシュ、カチカチだと苦労するので、手でもみもみするのだが、この日は普通に持って歩きだし、車通りがそこそこある道から外れて、坂道にかかるころ、2分程度でアイスは液体に近づいてきた。
ああ、冷たくておいしい。
坂道の中腹でアイスを飲み干してしまった。
目指す場所に到着
あれ?例の入山について問う看板は無くなっていた。
私は大勢でなく一人であり、確固たる決意をもってお庭を拝見したい気持ちがあり、お庭のこともそこそこ知りたいという気持ちで調べており、重森三玲さんの特集番組、そしてこの光明院を訪れる場面も見ている。
仮にあの看板が残っていても、自信をもって門をくぐっていただろう。
そうだ京都、行こう2019夏真っ盛り(3) [紀行]
社務所前にある、立派なソテツ
このくそ暑い中、ソテツを見てもあまり違和感を感じませんが、防寒対策を施さずに毎年越冬を続けてここまで大きくなっているのは珍しいとのこと。
本殿に対し、左右に雄雌のソテツがあります。
絵馬殿
ちょっと傷んでいるようですね。
さて、御香宮神社を後にして、一旦桃山御陵前駅方面に戻ります。
朝、京都駅から近鉄に乗って桃山御陵前駅に降り立ち、改札を抜けた瞬間、タクシーの屋根越しに見えた風景
とても気になっていました。
いや、朝だから無理なのは分かっているんだけど、心惹かれる風景・・・
そうだ京都、行こう2019夏真っ盛り(2) [紀行]
夏休み
例のごとく、京都を訪れ
御香宮を訪れています。
そして、前回訪れながら、残念ながら「本日の公開は終了いたしました」と残念ながら拝見することが出来なかったお庭がここにある。
御香宮の社務所の向こう側に歴史を感じるお庭がある。
もともとは小堀遠州の庭の素材を使って、中根金作がここで作り直した。
言い換えると、伏見の戦いで薩長軍が陣を張ったのがここ御香宮。ここから大砲をぶっ放し打ち込んだ幕府軍の陣があったのが、伏見奉行所。
秀吉、家康に仕えた小堀正一(政一)。駿府城普請奉行を務め遠江守に叙任され小堀遠州と呼ばれるようになる。
さらに、彼は伏見奉行に任じられたのが江戸初期の頃。茶や庭にも才能を発揮する彼は伏見奉行所に庭を造った。
戦火で伏見奉行所にある庭は燦燦たるものになったであろう。
その場所は維新後、陸軍が駐屯し、さらには大きな団地が造られる。そのような中、かつて庭園を構成していたとされる庭石を使い、静岡県出身である昭和の小堀遠州と呼ばれる中根金作が伏見奉行所跡から御香宮に移し、作庭した庭がここにある。
私はその伏見奉行所跡にもかつて訪れている。すぐそこだ。
なんてことだ、京都に来て多少お庭に興味を持ち、歴史も好きな私になんて投げかけをするんだ。
そして、前回は見逃した。
果たして今回は・・・
社務所の玄関には前回見たのと同じ立札がある。
「本日の公開は終了しました」
と、鎮座している。
またか・・・
いや、待て
そうだ京都、行こう2019夏真っ盛り(1) [紀行]
東京駅を朝一に出発するのぞみ。
アナウンスによるとグリーン車・普通車ともに指定席は完売とのこと。自由席車両方面には行っていないので分からないのだが、自由席争奪戦も行われていることなのでしょう。
何度もこの朝一の新幹線に乗っている。ゴールデンウィークも年の暮れも、盆休みも、そして秋の連休も。
ここ数年、外国人観光客を含めて沢山の人と一緒に新幹線に乗り合わせている。
日本の観光地を外国の方に知ってもらうのも大切なことだし、日本も国を挙げてお招きしている。
インバウンド効果で経済は潤い、インバウンド効果を当てにしすぎて失速する。
まあ、いろいろあるし、オーバーツーリスト気味の観光地でため息をつくこともある。
今年のGWは東松島に行ったが、やっぱり混んでいた。外国人もそうだが、改元10連休もあり日本人もたくさんいた。
混雑する京都を避けたつもりだが、東松島というやや狭い区域であれだけの観光客が殺到すると息苦しさも感じて、人が多いけど外国人を含む多量な観光客を年中対応している京都の方が混んでいるとは言っても、町がその混雑に慣れているのだなと感じた。
と、いう訳で今夏はまたもや京都にした。
お盆の盆地、京都。混雑・酷暑必至と覚悟をきめた。
東京駅を定刻通りの出発。
社内アナウンスの通りであれば、指定席は完売とのこと。
私の隣も、通路を挟んだ進行方向左側の席も、前の方お席も空いている。
まあ、これは
新横浜でいっぱい乗ってくるし、品川駅にも止まるようになって、ここでも乗り込んでくる。
で、東京駅発車直後、キョロキョロしながら通路の反対側に座る・・・いや、座らない・・・でも、やっぱり座った。
けど、落ち着かない。で、直ぐに立ち上がり、去っていった。なんだ?
で、品川駅に到着。東京~品川間のわずかの間に見かけた男性とは別のご夫婦がなんの躊躇いもなく、通路の反対側に座った。
うーん、指定が取れず、自由席の確保もできなかった客がもしかしたら指定席が空いているのでは?とやってきたのかな。
さて、進行方向右側に座っているにも関わらず、富士山の記憶が全くない。
そのことに気づき、さらに気づいた。
富士山が見えると、主に外国人観光客が身を乗り出したり、カメラを差し向けたりしてにぎやかになる。
今回、それがなかった。
車両を見渡すと、あまり外国人観光客はいないようだ。
朝一の新幹線は2時間8分で京都駅に到着した。
これまで、何度も何度も京都日帰り旅行をしており、奈良線に乗り換えや嵯峨野線乗り換え、地下鉄烏丸線乗り換え、そしてバスを使ったことも数知れず。東福寺当たりなら歩いていく。
だが、今回は初めての乗り換え。近鉄線。
最初から近鉄線に乗ると決めていたわけでなく、あそこに行くなら、どうにでもなるだろうと勝手な推測。
で、新幹線の改札を出て、すぐの近鉄に乗り換えです。
あの場所とは伏見。
京都らしい食べ物はなんだ?と毎回悩む中、京都らしい飲み物は?というお題に変えたとたんに行き先が決まった。
伏見には数年前の暮れに醍醐寺経由で訪れたときがある。
その時に聞いた駅名と地名、記憶に残っているが、最近、また悲しいニュースで耳にすることがあった。
京アニ作品なら「氷菓」くらいしか知らないのだが、やっぱり理不尽さを感じる。
だけど、桃山御陵前駅から近い、「六地蔵」
俄の私は、そこに行くには忍びない。だから、少し近くの場所で、「氷菓」作品を思い出し、たまに自宅の外付けHDDから引っ張り出して作品を見るつもり。
桃山御陵前駅を出て、以前の記憶を頼りに歩いていく。
道を迷うはずもなく、大きな赤い鳥居も見える。
ああ、あったなぁと記憶が鮮明になって現れる。
京都らしいのか、ちょっと前の建築なのか、懐かしさを感じる建物の門に十字架
教会であり、幼稚園です。
京都にはお寺であり、幼稚園も多いですよね。
ああ、あったな。この案内板も。
黒田節の誕生の地。
緩やかな坂道を上り、見上げると太陽。
まだ、9時前。
太陽はまだ、準備運転中だよ、まだまだ本番はこれからだよ、とあざ笑っているよう。
AH!松島や(2) [紀行]
いかん、松島を訪れてから一か月も経ってしまった。
色々と土日もすることがあって、ブログの更新を怠けていました。
さて、塩釜から松島を目指しつつ、芭蕉コースを堪能しましょう。
丸文松島汽船さん
私はマリンゲート塩釜から松島港へ向かう芭蕉丸に乗っており、塩釜を起点に周遊する、後発のあすか丸に向かってみんな手を振っております。
AH!松島や(1) [紀行]
長い長い10連休となったゴールデンウィーク
劇混みが予想される京都は避けて、どこへ行こうかと思ったところ、
かつて行きたいところ候補に挙げており、日帰りが強行できる場所、
そして公共交通機関の予約が出来た場所
で、来ました~
正直、東北新幹線は安いやまびこ(東京~仙台 7200円)を利用したからか、空席多数でした。
仙台駅から仙石線に乗り換えようとするとホームは大混雑。仙石線自体も大混雑。
初めて降り立った本塩釜駅でほっとする。
思った以上に、人は降りなかった。
先にトイレに寄ると周囲に人はほとんどいなくなった。
トイレは塩釜神社の参道側にあり、あらかじめ判断はしていたのだが、フェリーの時間を考えるとここで寄る時間はない。松島へ行った後ぜひ寄りたい。
地域色豊かなオブジェに迎えられながら、目指すマリンゲートの位置を例によって方向感覚だけでイメージして歩きだす。
そうだ京都、行こう2018 晩秋(11)撤収 [紀行]
南禅院を出た後、カメラはカメラバッグにしまう。
インクラインに立ち寄り、着物姿の日本人がレールに左右の足を広げて乗せて記念撮影している風景を見て、っ外国人観光客はどう思っているのか?なんて一瞬思った。
その後もちょっと歩いたり、京都らしい食べ物をなんて考えていて、事前に情報を得ていた「カラシソバ」を食べに鳳泉さんに行こうと思ったけど、結果的に行けなかった。
これで京都で食べたいのに食べていない麺類が二つになってしまった。
そうだ京都、行こう2018 晩秋(10)南禅院 [紀行]
2018年11月23日
3連休初日の京都。紅葉の頃。
予想通り混んでいたけど、想像していた程は混んでいなかった。
紅葉のしていたけど、頭に描いていたアート紙に高精細に印刷したポスターにあるような風景とまではいかない。
ただ、不満かと言えば、不満ではなく、今回は京都の紅葉が目的でなく、ついでに紅葉が楽しめればと思っていたから。
自分の気持ちとは別に、多くの観光客は紅葉の京都を目的に押しかけており、南禅寺の水路閣周辺はすごい人だった。
そこで逃げ込んだのが南禅寺の南禅院。
初めて南禅寺を訪れた際も、国宝の方丈よりもこちらのお庭の雰囲気を気に入った。
ただ、今日はお庭よりも視線が上にいってしまう。
そうだ京都、行こう2018 晩秋(9)南禅寺 [紀行]
2018年11月23日
労災申請まで発展した怪我を無視して訪れた、秋の京都。
2014年の暮れ、ちょっと日ごろの生活にお疲れモードだった頃。旅の終わりに大徳寺の塔頭、瑞峯院の独坐庭をゆっくりと眺めていた。
荒々しくも心を穏やかにしていくその庭を作庭したのが重森三玲さん。
それ以来、京都にある多くの重森三玲さんの庭を眺めてきました。
普段は非公開で秋の特別公開時期にしか入ることが出来ない、東福寺塔頭の龍吟庵を訪れただけで今回の旅の目的は達成しており、さらにはノープランで訪れた雲龍院が大変良かった。
もう、あとは何でもいい(笑)
秋の京都、紅葉と言えばここだというもう一つの場所。
南禅寺。
やっぱり人だらけだ(笑)
絶景かな 絶景かなの三門にもたくさんの人が上がっている。
三門をくぐり、法堂へと進む道も人だらけ。
天寿庵よりの紅葉は柔らかい日差しを浴びて、その光の加減で紅葉がきれいに浮かび、多くの人がレンズを向けていた。
まあ、このあたりの人の数は許容範囲。
でも、あそこは・・・
そうだ京都、行こう2018 晩秋(8)最初から歩くつもり [紀行]
2018年11月23日に京都に行ってきました。
紅葉の頃の記事は急いで書かないと、季節感がずれてしまう。
しかし、イベント等があってもう半月が経過してしまった。
泉涌寺塔頭の善能寺を出て、ノープランの私は次の目的地を歩いて行ける範囲にしようと考えた。
この時期の京都は混雑しているのでバスは敬遠し、地下鉄か歩きで移動する。
泉涌寺さんと言えば、前回訪れたときにお腹を壊し、つらい思いをした記憶が残っているが、今日は大丈夫(笑)
なんて、思っていたら・・
そうだ京都、行こう2018 晩秋(7)紅葉と飛行機と大石内蔵助 [紀行]
2018年11月23日
雲龍院を出た後、今回は御寺(泉涌寺)にはお寄りせず、先ほど登ってきた参道を戻り、しばらくすると御寺の駐車場があり、そこで道が分かれている。
分かれた道も下り坂。
少し空が開けていて、紅葉も目に飛び込んでくる。
3年前の夏、この道を通ったのだが、まったく印象がちがう。
もちろん、紅葉によって葉っぱが赤や黄色に染まっていることもあるのだろうが道を歩く人が多い。
一度来た道は、歩いているうちに記憶から呼び戻しやすい方だと自分では思っているが、歩きながらやや不安になってきた。
朱色の橋の手前にも分かれ道がある。
あれ?どっちだっけ?
ともかく、東福寺塔頭 龍源院の庭を見ることが出来ただけで大満足をしており、それ以降はノープラン。
ノープランながらに立ち寄った、雲龍院さんも大変すばらしかったこともあり、さらにそれ以降のノープランでどのような結果でも構わない、いざとなったら呑兵衛モードを即発動してもいいのではないかと思っているくらいだから。
なのでこの先どこかに目指すお寺は、お庭はあるのだろうから、まずは紅葉に誘われて歩いて行こうと思う。
そうだ京都、行こう2018 晩秋(6)雲龍院 [紀行]
訪れたのは泉涌寺の別院、雲龍院。
皇室ゆかりのお寺であり、御寺と呼ばれている泉涌寺。
前回、泉涌寺を訪れたのが2015年の真夏のこと。
事前予約が必要な重森三玲庭園美術館を中心に予定を組んだ暑い暑い日。
下鴨神社あたりで暑さが堪えて、かき氷を食べて飲み物を沢山飲んで・・・
お腹を壊した。
東福寺の塔頭であり、やはり重森三玲さんの代表的な庭がある光明院を訪れ、さらに東福寺の本坊庭園も眺めた。
そして、今日とほとんど同じ道をたどり泉涌寺を訪れながら、お腹の具合が悪く、また養源院を訪れようか迷ったりして、少し離れた別院である竜雲院を訪れていなかった。
それを本日、念願の「龍吟庵」を訪れ、さらに「霊雲院」がお休みだった。
龍と雲
で、思い出した。すぐ近くじゃないかと思って、竜雲院へ。
東福寺駅からそこそこ離れていて、バスも走っておらず、自家用車かタクシーか徒歩が交通手段。
あまり人がいないのでは・・・と思ったが、想像以上には人がいる。
特にタクシーがひっきりなしに到着し、観光客が降りてくる。
さあ、見て回ろう。
おお、枯山水庭園だ。
このまま真っすぐ行けば、撮影禁止の「走り大黒天」が。
大黒天といえば、思い浮かぶ姿がある。
しかし、こちらの大黒天は躍動感に満ちている。
予備知識ゼロで訪れて、珍しい大黒天を拝見し、もうこれだけで素晴らしい思い出が一つできました。
そうだ京都、行こう2018 晩秋(5)トラウマ [紀行]
東福寺塔頭の霊運院さんがまさかのお休みだった。
霊運院さんのお庭も素敵なんだよね。
そして、初めて訪れたときは拝観客も少なく、畳の上でのんびりとして庭を眺めた。
うーん、残念。
ということでノープランの旅は即、次の行く先を決める必要がある。
臥雲橋の上では撮影禁止にも関わらず、立ち止まってカメラを構える人がいる。
渋滞の列は進まない。
ガードマンの撮影禁止ですという声だけむなしく響き、渋滞の列は通天橋からはみ出て、東福寺駅方面へ伸びていく。
私は途中で道を逸れる。
この道は初めてではなく、かつて暑い夏に歩いた道。
あの時のことは覚えている。
今日は体調は万全・・・いや違った、労災(通勤時)を思い出す。
これまで忘れていたくらいだから、大丈夫なんだろうね。
くねくねと真っすぐに進めない細い道を進む。
どうやら、この地域をあげて陶芸品の路上販売が行われているもよう。
その準備する様子があちこちで見かける。
陶芸だけでなく、ラーメンなど飲食物も出店するようで、簡易的な椅子やテーブルが用意され、そしておいしそうなスープの匂いが届く。
向かう先、方向だけは間違いなくわかるのだが、近道と信じて細い道を進むと袋小路だったりする。
私が行く道を知っていると踏んでか、ついてきた夫婦と思われる男女がえ?という顔で足を止める。
行き止まりですよというと、どうしようという表情を見せるが結局は私を追いかけてくる。
これは責任重大だ。
回り道をして、角を右折して道を確信する。
門が見えてきた。
御寺
泉涌寺
何年か前に訪れたときはお腹が痛くなった道。
脱水症状気味で慌てて沢山水分を摂ったら、腸で吸収しきれなかったんだろうね、あの時は。
この門を通ってからまだまだ歩く。
今日は今のところ大丈夫だ。
そして・・・泉涌寺に行くとは言っていないんだ。
まあ、後続の男女は泉涌寺に向かうのだろう。
私が目指すところは泉涌寺の目前を通るので、男女が路頭に迷うことはない。
けど、ちょっと引き離しにかかる。
まだまだ足は元気。
そうだ京都、行こう2018 晩秋(4)東福寺 通天橋を避けて [紀行]
龍吟庵を堪能した。
始発の新幹線に乗り、奈良線に乗り換える人たちを徒歩で追い抜く計画をしてまで東福寺と龍吟庵の拝観にかけた今回の日帰り旅行。
もう、目的を達成しており、この先はノープラン。
龍吟庵まではアクシデントの際には別プランも用意していたが、この先は全く無計画(笑)
落ち着いてみると、木々によって葉っぱの焼け具合にも随分と差がある。
太陽の光に透かしながら、見上げてレンズを向ける。
東福寺の法堂に戻る。
この法堂も大きい
そして、
その先に見える三問も大きい!
以前の特別公開の際には上まで登ったなぁ。
通天橋方面にずっと背を向けています(笑)
果たして、どうなっているんだろうか?
2018-11-25 14:06
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そうだ京都、行こう2018 晩秋(3)念願の龍吟庵へ [紀行]
東福寺本坊庭園を出て、その奥へ。
東福寺三橋と呼ばれる三つの橋がある。
朝いちばんに通過した、撮影禁止となっている臥雲橋。
拝観料を払って紅葉を見渡すことができるが、この日は紅葉よりも人を眺めることになりそうな通天橋。
そして、一番奥にある偃月橋。
この橋は何度か渡ったことがありますが、その先にある塔頭、龍吟庵(りょうぎんあん)に入ることは今までありませんでした。
通常は公開されておらず、基本的には秋の特別公開だけ。(今年は春にも特別公開をしたようですが)
重森三玲さんのお庭は三方に施されていますし、その庭も素晴らしく、ずっと訪れたいと思っていた場所。
偃月橋を渡って左右の眺めもいいのですが、あまり高揚感というか紅葉観というかが感じられない。
今は龍吟庵しか頭にない(笑)
そうだ京都、行こう2018 晩秋(1)紅葉とスニーカーの頃 [紀行]
今回も新幹線の切符確保は厳しかった。
11月23日に日帰り京都旅行を決行することが決まった段階では東京もしくは品川発、6時台・7時台ののぞみはすべていっぱいだった。
数日の間、EXカード予約サイトをちょいちょい調べるとキャンセルが入ったのだろう、数本に▲マークがついている。
お目当ての始発電車に待望の▲マークがついたので即予約。
京都の観光ガイドは読む必要がないが、京都の飲食のガイドブック(主に飲み!)を購入し、遠足を前にしたこども状態に。
京都の天気はくもり。
気温は最高気温が12℃の予想。北風も強いと。
朝、4時台に家を出るときに寒いと感じなければ大丈夫だろう、という基準で服を選ぶことにし、いったん家を出て、ちょっと寒いかな?と感じつつも、えーい行っちまえ。
品川駅はいつもの光景。
たった3輌しかない、自由席を確保するために1号車、2号車、3号車が停車するあたりに人がいっぱいいる。
指定席の車両が止まる位置ですら、人が長い列を作っている。
前日の残業もあり、すぐに居眠り。
隣の窓側の席に座っている、ご年配でカジュアルな装いも姿勢がパリッとした方がカメラを構えてシャッターを切る音が耳に飛び込み、目が覚める。
ああ、静岡は天気が良く、富士山がきれいに見える。
品川駅で座席についたときにその男性が持つ、大きなカバンにはカメラ機材が入っているんだろうなということに気が付いていた。
私は人出が多い京都では動きにくくなることを避けるために、今回は標準ズームと単焦点の2本のレンズにとどめて、カジュアル系のカメラバッグにお財布等ともども突っ込んできている。
それでもカメラをする人には想像がつくのだろう。
その男性は富士山をカメラで撮ることを促すように体をずらして、笑顔でどうぞと仰っていただき、カメラを構えます。
目を覚ました段階で富士山はやや後方に過ぎ去りつつあったので、慌てて数枚シャッターを切ってお礼を。
カメラをやっている者の性か、お互いに持っているカメラのメーカーやレンズが気になったりして(笑)。
名古屋を通過すると次の停車駅は京都。
京都駅が近づくとがぜん、乗客がもぞもぞと動き出す。
博多行きなのに、まさかこの車両の全員が降りるのか!?
もちろん、隣の御仁も降りる支度を始める。
通路側の客に恐縮しながら通してもらう・・・という心配については私は明らかに京都で降りると思っているようで、京都駅に到着する直前のトンネルに入ってから、最終チェックを行って、二人そろって(笑)立ち上がる。
京都に着いてまずどこに行くか?
万難を排し、龍吟庵へ。
ただし、龍吟庵の公開は9時から。
東福寺の本坊庭園は8時半から。
新幹線は8時2分に到着する。
東福寺の最寄り駅は東福寺駅。京都駅でJR奈良線8時16分発に乗り、一駅。8時19分に東福寺駅に着く。
この新幹線で降りた乗客の殆どが、そしてほかの路線からも大勢で東福寺に押し掛けるはず。
JR東福寺駅はこじんまりとした駅で降りてから駅を出るのも大変。
で、少しでも混む前につきたい。
撮影禁止の措置が取られる前に到着できるかもしれないという一縷の望みにかけて、京都駅から歩いてJR奈良線に勝とうと思っていた。
だから足元はスニーカー。
駅に滑り込む。
もう、出口に一番にスタンバっていた。
よしと思った矢先、車掌が到着のアナウンス、「本日は混雑のため到着が3分遅れまして申し訳ございません」
これは痛い
JR奈良線に乗る連中は乗り換え時間十分だけど、私はスタートが遅れた。
取りあえず、八条口から出て、信号が青という幸運もあり、振り返ってJR京都駅を撮影してみる。
走っても息が続かないことは分かっている。インターバルトレーニングのように早歩きと並足の繰り返し。
そして、ここまで書いていなかったが、社会人になって長い年月が経過したが3日前に初めて「労災申請」を出した。
決して体調は万全とはいえないが、執念だ。
そうだ京都、行こう2018 初めての晩秋の京都 [紀行]
勤労感謝の日
藤原道長が「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」と詠んで、丁度1000年を迎えた2018年11月23日
京都にいた。
これまで弾丸京都日帰りツアーを何度となく行ってきて
ちょっと思うこともあって、今夏はパスしたけど。
ただ、京都に何度も足を運んだきっかけになった、重森三玲さんのお庭で、見たいみたい見たい見たい見たいと思いつつも特別公開時期しか見られず、営業職の時にはこれなかった。
有給が使えればいいのだが、営業当時はこのころは簡単に休めなかった。
異動となり、有給は使いやすくなったと思いきや、そうでもない。
だが、紅葉の頃の秋の京都。これまで沢山見てきた重森三玲さんが作成した京都にある最後の大物。
龍吟庵に行けた。
あとは、どれだけ人が混雑してようがそんなことはお構いなし。
この時期の人出が多いことは覚悟していた。
が、実は2015年9月のシルバーウイーク、5連休の京都のほうがすごかった気がする。
今ほど訪日外国人観光客は多くなく、紅葉も始まっていないが、とにかく人が多かった。
あの日と同じ、平安神宮の大きな朱色の鳥居のそばのコンビニに寄ったが、おにぎりがたくさんあった。
サンドイッチは減っていたが、残っていた。総菜パンもたくさんある。
2015年のシルバーウイークはイナゴに襲われた後のような店内だった。
で、期待していた紅葉。
正直、ずっと頭に描いていた紅葉と比較したら・・・ちょっと違った。
ひとつは気候の問題。京都だけでなく、地元でも色づきが悪い。
それと、京都の紅葉のポスターや映像は、自分も写真を現像(デジタルでRAWデータからJPEG変換)する際にちょっと触れば、真っ赤にできますからね。
京都の広告素材が頭に刷り込まれていると、物足りなく感じる。
京都市内でも、すでにピークを過ぎた名所と、これからピークを迎えるところもある。
光のさし方、次第というのもある。
写真を撮るときには、太陽の位置を考えて、現像で手を加えずに済むようにと。
名所はやっぱり人が多い。
でも、雲間を漂う龍を見れたから満足!!
そうだ京都、行こう2017師走(12)変化 [紀行]
昨年末の京都散策が不完全燃焼だったので
更新も不完全燃焼だった。
建仁寺を出て、祇園の町を歩き
地下鉄の駅まで歩きました。
目的はいつも通り、京都駅構内にあるあの店へ。
店名が変わる前、変わった後、何回来たんだろう。
もう、指を折って数えないとわからくなくった。
そうだ京都、行こう2017師走(11)建仁寺その3 [紀行]
昨年末に訪れた京都。
その紀行文をゆっくりながらUPしていました。
前回、建仁寺その2として記事にしてから1ヶ月以上経過しています。
書かなきゃ本シリーズが締まらないと思いつつも、キーボードを叩く指が重たい。
前回の記事の最後の方に書きましたが、この後起きたことがこの日の京都訪問の印象が決定的なものとなった。
これまで京都に来ては暑くて思い通りの散策が出来なかった!などと印象を持つことはありましたが、師走の京都についてはこれまでハズレなしだった。
しかし、今年は・・・
この先、大したことは書きません。
このシリーズの最後のエントリー(いつもの飲み屋)を書くために、ここを書かなきゃいけない義務感だけで、その内容は愚痴しかありません。
この先、読んでいただく価値などないと思いますので余程お時間を持て余している方だけお進みください。
では
そうだ京都、行こう2017師走(10)建仁寺その2 [紀行]
建仁寺を訪れ、しばし大雄苑のお庭を眺め、雨宿りをしているつもりが年の瀬に早く傾く夕陽を眺めていた。
立って、私の頭越しに庭を眺めている人も増えてきたので、やはりお庭は座ってみるものと思い、腰をあげます。
庭の向こうに見える法堂へ。
外履き用のスリッパに履き替えて、法堂へ。
前にも訪れているので、天井にいる龍は知っているのですが、やっぱり凄い。
小泉淳作氏の阿吽の双龍図。2001年の作品で2002年に建仁寺に奉納されました。
建仁寺創建800年の節目の年でした。
妙心寺の狩野探幽の雲龍図も見ましたが、禅寺の法堂の天井に龍の図が描かれることが定番らしいのですが、建仁寺の法堂にはなかったそうです。
小泉さんの双龍図はまだ新しく、天龍寺の加山又造氏の作品も1997年の作品。
でも将来、狩野探幽の雲龍図同様に写真を撮らせてもらえなくなるかもしれませんね。
そうだ京都、行こう2017師走(9)建仁寺その1 [紀行]
雨が降ってきた。
足早に歩を進める。
勝手知ったる道、目指す場所にすぐに到着。
靴を脱ぎ、下駄箱に靴をしまい、拝観料を納める。
ここはカメラでの撮影もOKなので、「写真いいですか?」と聞かない。
それどころか、首からカメラを提げていたので、どうぞ写真をお撮りくださいと言われた。
庫裡に入り、まずはお出迎えしてくれるのが
俵屋宗達の風神雷神図屛風。
勿論、複製。
キヤノンの技術を利用した高精細複写です。
キヤノンの綴りプロジェクトの作品は天球院で加納山楽・山雪の作品を拝見しております。
しかし、琳派ブームがひと段落したせいか、屏風の前に人が少ない・・・。
これは写真を撮りやすい(笑)
そうだ京都、行こう2017師走(8)いつもの道、ねねの道 [紀行]
さて、久しぶりの京都名物(???????)、揚げ出し豆腐丼を食べてお腹も満たしました。
このお店のある交差点でどちらに向かえば、京都の観光スポットのどこへ向かうという分岐点。
北に行けば平安神宮方面となり、少し曲がれば南禅寺にも行ける。
ただ、足は南の方へと向かい、いつもの道へ。
いつもの道の先にはお土産で喜ばれるわらび餅のお店がある。
どうしても開店中に確保したいからそっちへ行ってしまう。
そうだ京都、行こう2017師走(7)京福さん [紀行]
愛宕念仏寺さんからはバスで移動。
今回、バスは1~2回位しか乗らないだろうなと思っていたので一日乗車券は購入せず。
トンネルを抜けて現れたバスは空席が目立ったが、次のバス停「鳥居本」からはそこそこの乗車してきて席は埋まっていく。
目的地は嵐山駅。ただし、このバスが途中どこを走るのかは良くわかっておらず、窓の外をぼーっと眺めていると、あっという間に耳馴染みのある名前が。
そして、記憶のある風景も。
このバスは大覚寺を経由して嵐山へ行くバスでした。
大覚寺かぁっー!!
どうしようかなぁ~。
そうだ京都、行こう2017師走(5)祇王寺 [紀行]
常寂光寺を出て、次の目的地へ。
以前、ここを訪れた際にはあまり人影もなかったけど、今日は多いな。
でも、以前と変わらずすぐそこにある落柿舎には人影が見えない。
結構好きなんだよな。
時間があれば、一句ひねって応募してみたりしてね。
今日はその逆です。
3年前は落柿舎を出てから清凉寺、大覚寺方面へと歩きましたが今回なぞってみようと思うルートは20年以上前に嵐山でレンタサイクルを借りて走ったルート。
その時も落柿舎に寄りました。では、今日は自転車ではありませんが歩いて行ってみよう。
トロッコ列車でも見かけたタヌキの置物。
それを作っている工房なのかな?
竹細工のお土産物屋さんもあります。
そうだ京都、行こう2017師走(3)大河内山荘 [紀行]
大混雑のトロッコ嵐山駅を離脱、竹林を抜けて目指す場所へ。
とイメージした位置関係と違った。
トロッコ嵐山駅から大河内山荘庭園て至近だったんですね。
これまで何度となく京都を訪れ、円の為替レートや勧誘効果もあり海外からの観光客の多さを実感してきました。それらの経験より、ここならば観光客が少ないだろうなと思う場所がある。
日本に来るのに高い旅費を払っているので、観光地で払うお金にも制限がある。
国内旅行の私でもそう思う。せっかく日本に来たならば、まずはメインどころを押さえたいはず。
余裕があれば他にも・・・。
そう考えて、他の寺社庭園と比較して入場料・拝観料が高め設定の大河内山荘庭園。お抹茶付きで1000円。
ここならば、団体観光客は少ないだろう。
予想的中で、さっきまでの喧騒が嘘のようだ。
料金を支払う窓口の手前と向こうでは人口密度が違う。
日本人の私でも大河内伝次郎さんは「往年の大スター」という知識はあるが作品や演技など論じるほど観ているわけでもなく、作品以上にエピソードの方を知っていたりして。
アジアからの外国人観光客にとって、大河内伝次郎の山荘か!という人はあまりいないと思われる。
だからこそ、お庭や眺望がよいこの山荘の人口密度が低いことに賛成なのです。
とは言っても、入場している観光客の半分は外国人。
アジア圏の比率が少し下がり、欧米の方の比率がトロッコ列車より俄然上がりました。
そうだ京都、行こう2017師走(2)トロッコ列車 [紀行]
定刻通り、トロッコ列車はトロッコ亀山駅を出発した。
当日券として購入した指定席券は4人BOX席の窓際後ろ向きの席。
お向かいに座るのは中国から来たと思われる、20代前半の若いカップル。
二人とも、コンデジを持って期待に満ちた表情を見せている。
オープン型の5号車の乗車率は6割程度。
窓枠があり、ストーブも配置されている後続の車両もほぼ同様の乗車率の模様。
4割程度の空席があり、保津川の風景を左右で堪能するために自分の指定席を離れて、見やすい場所をキープする為に発車直後から前のカップルは私が降りるまでどこかへ行ってしまった。
発車して、後ろ向きに流れていく風景を見ながら感じたこと。
寒い。とても寒い。風が寒い。
トンネルに入ると、もっと寒く感じる。
思わず、上着のファスナーを上限まで引き上げた。
前回も5号車かどうかわからないがオープン型の車両に乗っていた。(立っていた?)。
28年前に乗車した時は確か9月。気温まで覚えていないが、おそらくは残暑が厳しいかやっと残暑が落ち着いたころだろう。少なくとも風に首を引っ込める様なことはしていなかった。
そうだ京都、行こう2017師走(1)タヌキ [紀行]
しばらくブログの更新ができないまま、2017年の仕事納めを迎える。
その翌朝、始発の新幹線に乗って京都に向かうのは4年連続となりました。
2014年は嵯峨野・嵐山方面
2015年は大原方面
2016年は伏見・宇治方面
から、京都カメラ散策をスタートさせました。
仕事納めは例年に比べて早く家に帰ることが出来ました。
それは体調不良もあり、すでに一次会を終えた連中と二次会に合流しなかったから。
それでも家に帰って6時間後には出発しなくてはならず、カメラ道具を再確認して就寝しました。
この4年間では一番、カメラ道具を軽量にしました。
まだまだ暗い中、ポストから新聞を持ってきて広げながら身支度をし、出発。
今年も東京駅ではなく、品川駅に向かいます。
年末年始の交通機関の混雑状況のニュースでは下りのピークは30日とのこと。
でも29日の6時台もすさまじく、スマホ予約では満席表示。
品川駅に到着して、新幹線切符売り場の空席表示を見ると・・・グリーン席が全て満席表示。
ちなみに普通指定席については表示すらされていない。
やはり相当な混雑らしい。
私はスマホで予約する際、東京駅発については一応調べて座席表示はされないけれどどうにか空席が残っていた。
ただ、ここ数回の京都行きで経験を積んでおり、品川駅発の方が東京発よりも席が埋まるのが遅い。
やはり、スマホで調べると座席マップがまだ表示され、自分なりに座りたい席を押さえました。
6時発ののぞみ99号。東京駅6時発よりも数分、京都駅に早く着くのぞみです。