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僕らの生きる道? [僕の生きる道]

日曜日の朝、たまに観るテレビ番組があります。
今日の出演者が小日向文世さん、浅野和之さん、相島一之さん
小日向さん、浅野さんと言えば僕の生きる道に出演され、助演ながらドラマの中でとてもキラリとしたポジションを演じられていましたね。
その後、シリーズとなった「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」でもこのお二方は出演されました。
このお二人、学年も一緒の同級生世代なんですね。
 
この番組、局アナさんのような進行役がいない番組。
若い相島さんが話を振っていくのかな?
 
以下、ネタばれ注意です。
この三人のトーク、撮影場所はセット?かもしれませんが鮨屋のカウンターでつまみながら進んでいきます。
静かに、静かに進むのかなと思ったけど、やはり!お酒が入って小日向さんの口も滑らかに。
それに浅野さんも応戦。
相島さんも後輩ながら、うまく持ち上げたり、落としたり。
 
小日向さんの主演の話も出てきましたが、酔っ払い小日向さんは浅野さんだけ賞を受賞したことがあると拗ねてみる。
(12人の優しい日本人で紀伊国屋演劇賞個人賞と読売演劇大賞最優秀賞)
 
浅野さん 「やっと校長になれました。今までずっと教頭止まりだったけど」
僕の生きる道では古田教頭でしたが、今、金八さんで校長先生やってるんですね。
 
相島さん、小日向さんが話してくれた言葉を教えてくれます。
「相ちゃん、今は幸せだね。昔はバイトしながら芝居をしたけど、今は芝居をして食べていけるんだから」
その言葉に浅野さんも頷いています。
 

相島さん、さらに浅野さんの舞台で感激したことを教えてくれます。
You are the top(三谷幸喜さんの演出、他に市村正親さん、戸田恵子さん)の出演。

 
体調不良の役者さんの代役だそうで、まるで『電波少年』の何も知らされずにロケに連れて行かれるような状況だったらしく、公演4日前に引き受けることになったそうです。
三茶のビジネスホテルと自宅で必死に台詞を入れようとしたらしいのですが、間に合わない。どうにか3日伸ばして一週間で公演初日を迎えることになったそうです。
初日を迎えても、まだ台詞が入らない。初日の緊張感は全くなかったそうですが、台詞が完全に入った数日後、それから緊張感に襲われたそうです。
小日向さんも「わかるなぁ」と仰っています。役者さんならではの感覚なのでしょうか。
 
ところで、この変になってくると皆さん、だいぶご機嫌です。
浅野さん、小日向さんに大丈夫か?心配しております。
 
この三人、三谷作品によく出ていますが、その話に・・・
小日向 「俺、有頂天出てないよ」
浅野  「でも、Always出てるじゃない」
相島  「いいなぁ。マジックアワー、二人ともいい役じゃん、俺出てないし・・・」
 
どうなってるんだ!! ということで相島さん、三谷さんに電話して呼び出し!!!
残念ながら、応答なしで留守番電話に。ちゃんとメッセージを入れておきました。
 
最早、僕らが新橋や御徒町で飲んでいる時のノリですね。
いたって真面目な話、仕事の話をしているんですが、素面の人からみればおもしろおかしいことに・・・。
 
「役者、やめようとしたことある?」
「ない、ない」
 
映像か舞台か
この三人、全員が舞台出身ですね。
互いの意見をぶつけ合っていました。
あまりにストレートなことなので、いいのかこんなこと放送して!と浅野さん途中で自覚。
最後は結局、芝居が好きなんだよということで落ち着いていましたが。
 
番組の一番最後
小日向さんが、相島さんにちょっとしたことを振りました。
「煙草を吸って、消すまで、コマ落としやってみて」
相島さんがまずやってみる。
先輩二人がそれをまだまだっていう表情で見ている。
次に小日向さんがやってみせる。
「早く、動いているだけじゃないですか?」
「コマ送りでもなく、早く動くわけでもないんだよ。一部の動きを飛ばすんだよ」
小日向さんの言葉に分かる分かると頷く浅野さん。
最後に浅野さんがやってみせる。
 
すごい!
胸ポケットから、タバコを取り出し、火をつける。何度か吸って、灰を落とし、思わず手を火傷するまでを、本当に最小限のコマ数だけで表現していました。頭の中でそれが流れるような映像になって観えるんです。
 
いいもの見せていただきました。
 
 
 
酔っ払いでしたが・・・。

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コメント 2

CYPRESS

今日は。

> 初日の緊張感は全くなかったそうですが、台詞が完全に入った数日後、それから緊張感に襲われたそうです。
> 小日向さんも「わかるなぁ」と仰っています。役者さんならではの感覚なのでしょうか。

私の場合、英語の経験から想像出来ます。
英語の難しさは誰でも直ぐに分かるのですが、恐ろしさは英検2級やセンター試験80%以上の成績になり英語を使い始めると分かります。
「読む書く聞く話す」は必要最小限度出来る実力なので、海外旅行で困らないし、英語を話す人と友達になれます。世界的に見るとこの程度の実力の人がほとんど。
英語が通じるのが嬉しくてどんどん使う時期(=実力)なんです。同時に少しづつ少しづつ分からないものに出逢う時期でもあります。例えば:
1:"It's up to you.゙なんて、超簡単な単語の連続なのに分からない。
2:本を読めば読む速度の遅さに愕然。
3:小学校1年レベルの科学や専門用語が分からない。
4:『「危険を冒す」="run a risk゙』と習ったのにミステリーを何冊読んでも出て来ない。
そしてある日気付きます。「あれだけ勉強したのにまだ分からないことがある!!!!!!!!!!」そう、自分の実力が「必要最小限度」=初級だと思い知らされます。
ここまで来ると分かると思います。
台詞を覚えるだけでは、まだ棒読みなんです(=必要最小限度の実力)。台詞を覚えてからその人物になる訳です。「その人物になる=演技」の難しさ、恐ろしさについては小日向さんの書き込みを待ちましょう(笑)。
by CYPRESS (2008-03-02 12:08) 

maeboo.

CYPRESSさん、こんばんは
なるほど、そう考えると分かりやすい。
自分の仕事でも、そういやある程度こなせるようになってから、壁にぶち当たりましたね。

それにしても・・・中学校1年生・・・いや、小学生でも知っているような単語の羅列でも、意味が分からん??
もう、CYPRESSさん、英訳は任せました。思うとおりにやってください。

さて、小日向さんや浅野さん、相島さんが書き込まれたらどうしよう。
ドキドキ、ドキドキ・・・。
by maeboo. (2008-03-02 18:10) 

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