SSブログ

僕の生きる道 放映開始から10年 (2) [僕の生きる道]

IMG_6461_1600.jpg

2003年1月7日に放映が始まったドラマ「僕の生きる道」

放映から丸10年ということで、何かしらこのブログでやってみようと思いつきました。

思いついたはいいが、はて何をしよう・・・。方向性は何も決まっていない。

まあ、方向性が決まっていないのはいつものこと。手探りで始めてみよう。

そうだ、ドラマの中で中村秀雄先生が言っていたじゃないか。そして、肝に銘じたはずじゃないか。

「やってみましょう」

動かなきゃ変わらないことがある。

物事によっては周りが動いて、転機を迎えることもあるかもしれないけど、ここは個人ブログ。

主が動かなきゃ記事は上がらない。企画は立ち上がらない。

企画倒れに終わるかもしれないけど、元々自己満足ブログだ。

 

と、こんな事を書いて予防線を張っておく(笑)

 

 

今日はドラマにのめり込むようになった、ひとつの要素を取り上げたいと思います。

過去にも経緯をこのブログに書いたことがあります。

このドラマ、放映前から期待していた訳でもなく、お気に入りの男優さん、女優さんが出演するわけでもない。

特定の演出家や脚本家、スタッフが参加しているわけでもない。

逆に余命宣告を受けた者が傍に居た。

見始めた頃は辛くて、テレビを消してしまった位だ。

 

だが、気になっていたのだろう。

一ヶ月以上経ち、話は随分と進んだ頃、再びテレビで観た。

それ以降、最終話まで観続けることとなる。

 

俳優さんの演技、演出手腕、構図や音楽などの分析は私の得意分野ではない。

その作品に惹かれて、ドラマで描かれていない部分まで想像・妄想するようになれば私にとってお気に入りの作品となる。

放映の度に・・・徐々に徐々に染み入るように私の心を支配していく。

各話が終了し、次週の放映までの間にこれまでの話を反芻し次の展開を想像する一週間を過ごす。

自分の想像力や経験の無いことを知りうる場所が公式HPのBBSだった。

このBBSに書かれたコメント達が「僕の生きる道」の奥行を深くし、それぞれが抱える「生」や「道」を垣間見ることとなる。

 

当時、私のWEB環境を思い出すと、オフィスはひとり一台のPC。

自宅では未開通。

携帯電話はiモード止まり。

家でインターネットを是が非でもしたいとは思わなかったが、「僕の生きる道」に関わってから駅前のインターネットカフェを利用し、翌年には自宅にADSL回線を開通させた。

私はやや遅れ気味かもしれないけど、今ほどどこでも公式HPを閲覧できるような時代ではなかった。公式HPを閲覧するというのはそこそこエネルギーを必要としていた。

 

そのような時代に公式HPのページビューが238万件。

BBSへの書き込みが16,246件。

果たしてこれが多いのか少ないのか・・・

実は私でも知っている最近の高視聴率のドラマの公式HPを覗いてみた。

しかし、アクセスカウンターが設置されていない。

更に、先ほど申し上げた通り、当時と今ではWEBへのアクセス環境が違う。

ただ、当時の業界の人がこれは凄いことだと書いた位だから、その「量」は多いのだろう。

 

しかし、「量」だけではない。

その書き込みの「質」がこれまで訪れたことがあるどんな作品の掲示板よりも良い。

特定のファンへの応援ではなく

『良かったです、DVDが出たら買います』

ではなく、多くの人が感じたことを丁寧に書き込んでいた。

 

あるのめり込んだドラマのBBSとどうしても比較してしまうが、カキコミの質が違いすぎる。

また、カキコミはスタッフによる検閲を経て公開されるが、「僕の生きる道」は膨大な量とスピードにも関わらず十数分から一時間以内に公開されていく。

比較したドラマは数日後にやっと公開されるが、「僕の生きる道」のコメントより随分と少ない。

少なくとも、「僕の生きる道」の公式HPのスタッフの意気込みも感じた。

 

だからこそ、公式HPのBBSのコメントが抜粋されて書籍となった。

他のドラマで、公式HPのBBSに寄せられたコメントが本になった事があるのだろうか?

 

角川出版から発行された「もうひとつの僕の生きる道 BBSに寄せられた感動のメール集」

売上の一部が財団法人がん研究振興財団へ寄付されました。

 

そして、このBBSへ投稿した方のルポルタージュがドラマから一年後に放映された

ドキュメンタリー「僕の生きる道」をたどって

この作品はATP賞受賞作品です。

 

最終的にここまで反響を呼んだBBSを各話の間に読まさせて頂く。

私には理解出来ないこと、知らないこと、私しか知らないだろうということ、とにかく考えさせられた。

私は6話以降ドンドンのめり込んでいったのと同様に、BBSへのカキコミが急増したのが6話以降だそうです。

だから、私がBBSを会社の手隙の時間に読み漁るには限界を迎える。

どんどん新しいコメントが公開されていき、私がどこまで読まさせて頂いたのか分からなくなる事態に。

だから、自宅ではインターネットが出来なかったので、休みの日にインターネットカフェの利用を開始した。

 

 

私のカキコミは数回だけ。

だけど、私にとって広いWEBという世界に初めて足跡を残した第一歩。

そして、沢山の仲間と出会い

悲しい別れを経験する

沢山の僕生き関連のHPやブログを訪れ

HP「書斎は四畳半」を立ち上げ

ブログ「四畳半の日記帳」を立ち上げ

HP「書斎は四畳半」をブログ化した。

 

たかが、ドラマ。

だけど、大切な大切なドラマ。


nice!(0)  コメント(6) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 6

CYPRESS

>ドキュメンタリー「僕の生きる道」をたどって

→え、これは知りませんでした(涙)。
記事にしましたか?
観てみたい。
by CYPRESS (2013-01-10 00:30) 

maeboo.

CYPRESSさん、こんにちは
地下鉄移動中ですが・・・



えええええ
記事にしてますよ




たった6年前(笑)

http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/2006-11-23-2



詳しくは
ヤフー検索 「関西テレビ」「僕の生きる道をたどって」とけんさくすると、最初に関テレさんのサイトへたどり着きます。

このドキュメンタリーはリアルタイムで観ました。
録画はしていません。メディア化されるような媒体でもないかな。

化学療法を受けずに、来るべき旅立ちを自らハガキにしたためて旦那さんに託した女性の表情が記憶に残っています。
by maeboo. (2013-01-10 16:10) 

CYPRESS

↑あ、記事発見。
こんな記事有ったとは、全く気付きませんでした。

『僕の生きる道』関連のカテゴリーを新たに作り、そこに上記の記事も入れると、
新たに『僕の生きる道』に関心を持った人にも便利だと思います。

どうでしょうか、,maeboo.さん?
by CYPRESS (2013-01-13 13:45) 

maeboo.

CYPRESSさん、僕の生きる道関連のカテゴリーはこのブログ開設以来ありますよ。

僕の生きる道
http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/archive/c327102-1

中村先生と共に生きる人々
http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/archive/c354406-1

僕の生きる道 OneDay
http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/archive/c15378580-1

僕の生きる道 ロケ地
http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/archive/c15385635-1

僕の生きる道 記事一覧(最終更新日 2011年4月24日 !!! ←あかんやろ)
http://syosaiyojohan.blog.so-net.ne.jp/2007-01-08
by maeboo. (2013-01-13 23:14) 

CYPRESS

maeboo.さんゴメンナサイ<m(__)m>。
書き方が悪かった(^_^;)。
言葉が足りませんでした。

『僕の生きる道』に関連したドラマ、番組、本、CD、DVD、ラジオドラマ等のカタログ的、目録的、文献一覧的な物が欲しいと言いたかったんです。

『ドキュメンタリー「僕の生きる道」をたどって』については、番組自体知らなかったと言うか、忘れていたと言うか、個人的には覚えていませんでした。
この番組を知っていないとmaeboo.さんの記事に辿り着くのはかなり難しい。

分かって頂けたでしょうか?
by CYPRESS (2013-01-16 00:08) 

maeboo.

CYPRESSさん、こんばんは
うーん、なるほど。趣旨理解しました。

なるほどと思いつつも、動けず。
表現が難しいなぁ。

答えの10%にもなっていませんが、「僕の生きる道」「もう一つの・・・」「OneDay」は一晩語り明かしても尽きませんが、「僕カノ」や「たどって」についてはあまり語れない。
だから、CYPRESSさんも私のブログの中に「たどって」があった事に気がつかないのは至極当然なんでしょう。

「たどって」については大きな看板を掲げる程のブログではないんですよ。

定型文の羅列にならない「一覧」が作れる自信が出来たら作るかもしれませんが、映像を振り返ることができない今は自分の心を動かすのは難しいかもしれません。

申し訳ありません。

by maeboo. (2013-01-16 22:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。