京都がダメなら、鎌倉だ! 川喜多映画記念館 [紀行]
お盆休みの最終日。
暑い暑い鎌倉を歩いています。
当初描いていた予定通りには回れないことを認めた私は本日最終の訪問先に向けて歩き出す。
途中立ち寄った鶴岡八幡宮さんを出て、目的地までの最短ルートを頭の中で思い浮かべて傷んだ足を進める。
一瞬、人通りが多い小町通りに入るがすぐに逸れる。
人は少なくなり、人力車がゆっくりとカップルを乗せて力強い足取りで引かれていく。
目的の場所の前に偶然現れた記念館。
鎌倉市川喜多映画記念館。
のちの映画配給会社、東宝東和の前身を立ち上げた川喜多長政さん。
そして、その奥方であり日本映画の母、かしこさん。
主に輸入買い付けする作品を選んだのはかしこさんだったらしいです。
記念館は勿論撮影禁止。
ただ、横の散策路は通行も自由です。
その散策路。
ガラス張りの綺麗な記念館は元々旧川喜多邸の母屋を建て替えた物。
ここには多くの映画人(ビッグネーム)が夫妻を訪ねてきております。
ちょっと小高い場所に建っているのが別邸。
練馬にあった哲学者、和辻哲郎氏の居宅を移設したものです。
すぐ近所には鎌倉市景観重要建築物の石島邸があります。
その石島邸も長政・かしこ夫妻が別邸として使っていたこともある邸宅で洋式、クラシカルな邸宅です。
但し、一般公開されておらず、どう見ても人が暮らす気配がありありとしているので写真は撮っておりません。
日本人よりも世界で評価が高いご夫妻なのかもしれませんね。
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