江戸東京たてもの園 三井八郎右衛門邸 [紀行]
江戸東京たてもの園、ウエストゾーン。
三井八郎右衛門邸。
三井八郎右衛門は三井財閥の本家、当主。
歴史で習った、三井高利から現代まで続く家系。
ん?
玄関脇に鹿!!
庭側に廻ってみました。
昭和27年に港区に建てられた邸宅。
居間と食堂は明治30年京都に建てられたものを移築しております。
中に入りますが、たてもの園の中では数少ない撮影禁止の区域があります。
なので1階だけでごめんなさい。
写真では伝わりにくいのですが、本当に大邸宅。
移築したのは一部のはず。
ただただ溜息。
2階には仏間、夫婦の寝室、土蔵にはお嫁入りに使われた家紋入りの漆長持ちなど。
その家紋は三つ葉葵。
11代目当主、高公氏の夫人は越前(福井)松平家当主の娘でした。
11代当主、高公の孫です。なので、名前を出すのは控えさせてください。申し訳ありません。祖父の家を取り上げてくださってありがとうございます。この家は、私が物心ついた頃から毎週末、家族で集まって夕食会をしていた家です。写真に撮って下さった食堂の一番末席が私の椅子で、隣の居間もごく普通に使っておりました。台所も祖父がよく座っていた所で、そこで祖父からいろいろな話を聞きながら黒糖の飴を貰うのが好きでした。二階の仏間はあまりにも大きく、天井のシャンデリアの数えきれないほどのガラスは、一つ一つ外して洗剤を溶かしたバケツに入れて洗ったのをよく覚えています。あまりにも日常的に使用していた家なので移築されて、他の方々に見て頂くことには、実はまだあまり慣れません。玄関の鹿も、由緒あるものらしいのですが、よくよじ登って遊んで叱られたものです。角を折ってしまったこともあります。おかげさまで、懐かしく思い出しました。また近々行きたいと思いました。ありがとうございます。
by 名前はごめんなさい! (2014-03-28 14:24)
「名前はごめんなさい!」さん、はじめまして。
東京たてもの園には展示されている建物の外観や内部など殆どが撮影可能ということでカメラ撮影のお勉強にというつもりで訪れました。
ただ、自分が想像している以上に建物・・・というか展示されている歴史に触れて楽しく過ごしました。
そして今回、「名前はごめんなさい!」さんのコメントで、ああ確かに自分の家が多くの人に見られるという感覚には気がつかず、想像してみるだけでこそばゆい気がします。
私達のような外部の人間が見学させていただく歴史的価値もありますが、そこで過ごされた方の思い出という価値もとても大きな物なんだと「名前はごめんなさい!」さんのコメントで気づかせていただきました。
貴重なコメント、ありがとうございました。多分、私でも鹿によじ登ったと思います(笑)
また、思い出しましたらこのような支離滅裂なブログですがお立ち寄りください。
by maeboo. (2014-03-29 05:19)
写真、3枚程追加掲載いたしました。
by maeboo. (2014-03-29 05:30)
maeboo.さん、はじめまして。
早速にお返事をありがとうございました。 こちらこそ、久しぶりにいろいろと
思い出させて頂いて感謝しています。
写真も追加掲載して頂き、懐かしい台所など、移築工事最中にタイル一枚一枚に番号を付けて丁寧に剥がし、どんどん壊されていく様子が思い出されて、少ししんみりしました。 「歴史って、こんな風に終わっていくんだなぁ」などと・・。 でも、こうやって残して頂けているだけでも幸せなんです、私達は。本当に。 あの台所の奥、棚と置きテーブルの小さなスペースに 大きな体の祖父がすっぽりはまって 手紙を整理したり、ちょっとした用事をしていました。黒糖の飴も内緒の場所にしまってあって、その缶から二粒取り出して、「あーん」してくれた祖父が蘇ります。また、かわいがってくれたお手伝いさんたちのことも(住み込みで2,3人が常にいました)思い出しました。私が行くと笑顔で迎えてくれた彼女たちも存命なさっているのは僅かに3人です。
また、寄らせて頂きます。 ありがとうございました。
by 名前はごめんなさい! (2014-03-29 09:25)