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プリベンタブルデス [ライフ]

7月から8月、梅雨明けの頃になるとテレビ番組で戦争に関係する特番が放映されると耳にする機会が増える。

去年はTBS系にて島田叡沖縄県知事のドラマ及びドキュメンタリー番組「生きろ」が放映された。

他にも南樺太、真岡郵便局を扱った「霧の火」など挙げたらキリがない位放映されている。

今年も満州の収容所を描いた原作がドラマ化されるようですね。

少しでも知るきっかけになればと思うし、私も知らない事もあれば、新たに考えるきっかけにもなると思っています。

そして昨日いや今日ですね、深夜のNHKで放映された番組を録画して先程観ました。

これも戦争のような状況で懸命に活動し、そして生き残った者の責務を背負っている人達のドキュメンタリー作品でした。

NHKスペシャル 東日本大震災「救えたかもしれない命~災害死・4年目の検証」

 

 

DMAT(災害派遣医療チーム)事務局の局長

被災地に入った、DMATの医師

被災した病院の医師

地域で唯一機能している救急病院の災害統括担当者

看護師

応援に来た医師

消防士

県庁災害対策本部 統括担当

老人保健施設責任者

亡くなった方の家族

 

DMATでは必要な医療を受けられていれば命を落とすことは無かったのではないか、それを一人一人検証しているそうです。

900人の検証をし、136人が救えたかもしれないと結論付けています。

 

 

もしかしたら遺族からすれば、憤るかもしれない結論。

それでも先程挙げた人たちは実名で当時の状況を話しています。

 

番組を観た多くの人が思ったはず。

あの非常事態に起きた様々なアクシデント・ハプニング。

まるで戦場における指揮官であり戦士のような彼ら、彼女らは判断を迫られ行動しています。

後から、あの時ああしていれば・・・。それは後から分かる事。

仕方がない。

 

 

だけど、彼ら彼女らは仕方がないなんて考えていない。

まだ重たい物を背負っている。

次、また非常事態に直面した時に少しでも防ぎ得る死を減らすために目を逸らすことなく。

 

いい番組でした。


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