そうだ、また京都1509初秋(17)龍源院 龍吟庭 [紀行]
龍源院さんの方丈、北側に来ました。
こんどのお庭は『龍吟庭』
ここまで、『こ沱底』『東滴壺』『一枝坦』『鶏足山』の四つのお庭を拝見しており、これで五つ目です。
最初に書きましたが、まさに庭のテーマパーク。
様々なお庭を堪能させてもらっています。
そして、この『龍吟庭』は龍源院の主庭となります。
昨年くらいからお庭を見て廻るようになり、主庭は方丈の南側にあるものだと思い込んでいましたが、勝手な思い込みだったようです。
このお庭が龍源院が『洛北の苔寺』と呼ばれる所以となるお庭です。
京都で苔寺というと世界遺産に登録されている西芳寺が有名です。
拝観には事前予約が必要ですが、こちらはふらっと立ち寄れますよ(笑)。
須弥山式枯山水庭園。
枯山水庭園に興味を持って間もない私にとって、須弥山と蓬莱山の区別も最初は付かなかった。
相変わらず見た目で区別はしづらいけど、思想的な事も知ろうとすれば覚えてくることも増え、少しずつ分かってくるのだろう・・・と思っている。
ちなみに、なぜ須弥山だと区別が出来たのかというと、頂いたパンフレットを読んだからです、ハイ。
今回は作庭した人を検索する必要は無かった。
そう、パンフに書いてあったから。
室町時代の多才人、相阿弥。
例によって、絵も茶も庭など様々な分野で才能を発揮される方。
いつの時代でもこういう人はいるんですね。
相阿弥が残した庭で有名なのは青蓮院や慈照寺(銀閣寺)のお庭。
そして、昨年末に見に行った龍安寺も作庭家が不明ながらも候補の一人に相阿弥が挙がっています。
砂ではなく苔が海原を表現し、石組が陸地を表しています。
さあ、どのお庭がお気に入り?
と自分に問いかけてみる。
個人的には東滴壺かなぁ。
コメント 0