そうだ京都、行こう2017師走(1)タヌキ [紀行]
しばらくブログの更新ができないまま、2017年の仕事納めを迎える。
その翌朝、始発の新幹線に乗って京都に向かうのは4年連続となりました。
2014年は嵯峨野・嵐山方面
2015年は大原方面
2016年は伏見・宇治方面
から、京都カメラ散策をスタートさせました。
仕事納めは例年に比べて早く家に帰ることが出来ました。
それは体調不良もあり、すでに一次会を終えた連中と二次会に合流しなかったから。
それでも家に帰って6時間後には出発しなくてはならず、カメラ道具を再確認して就寝しました。
この4年間では一番、カメラ道具を軽量にしました。
まだまだ暗い中、ポストから新聞を持ってきて広げながら身支度をし、出発。
今年も東京駅ではなく、品川駅に向かいます。
年末年始の交通機関の混雑状況のニュースでは下りのピークは30日とのこと。
でも29日の6時台もすさまじく、スマホ予約では満席表示。
品川駅に到着して、新幹線切符売り場の空席表示を見ると・・・グリーン席が全て満席表示。
ちなみに普通指定席については表示すらされていない。
やはり相当な混雑らしい。
私はスマホで予約する際、東京駅発については一応調べて座席表示はされないけれどどうにか空席が残っていた。
ただ、ここ数回の京都行きで経験を積んでおり、品川駅発の方が東京発よりも席が埋まるのが遅い。
やはり、スマホで調べると座席マップがまだ表示され、自分なりに座りたい席を押さえました。
6時発ののぞみ99号。東京駅6時発よりも数分、京都駅に早く着くのぞみです。
今回、乗り換えで自由席から遠い位置から乗り込んだため、自由席奪取競争を観ることは出来ませんでした。
発車後のアナウンスで自由席車両だけでなく、指定席車両のデッキも立ち席として開放するとしておりましたので、相当混んでいたようです。
後から聞いた話では乗車率160%だったようです。
今回の京都行も、とりあえず京都。とりあえずお庭、ということだけを決めていました。
これまで何回かの京都散策では往路の新幹線でその日のルートを決めることがありましたが、今回はとりあえずまず訪れたいところを押さえていましたので、あまり考えることなく自然とこれまでの疲れが出て眠ってしまいました。
次に目が覚めたのは、付近でシャッターの連続音が耳に入ってきたから。
感覚的に、そろそろ富士山が見えるころなんだろうなと右に目をやると、どんよりとした視界が開けない景色。
そうだね、今日はあまり天気がよろしくない。
富士山は見えないし、そもそもここは・・・多分静岡と掛川の間ぐらいの景色だろう。
と、そんなことを考えて次に目を開ければ、豊橋駅を通過している真っ最中。
お隣さんの同年配の方もスマホを操作しているようで、やっぱり舟を漕いでいる。
アナウンスが流される前、トンネルに侵入したころ降りる準備を始める。
とっくにフル充電になっているスマホからバッテリーに繋がるコードを外して、nadowaのカメラバッグに無造作に放り込む。今回はカメラレンズを二つしか入れていないから、適当に放り込んでも十分にスペースがある。
そんな様子を見て、お隣さんは私が京都で降りることを想像していたようで私が立ち上がるとすぐに足を引っ込めてくれた。
事前に乗り換え時間を調べてあり、今回は時間は十分にある。
京都に到着したらまず、「そうだトイレ、行こう」に取り掛かることにする。
想像しているよりも寒くもなく、かと言って決して暖かいわけもなく、そんな京都駅に降り立ちエスカレータで下へ。
トイレに向かうと女性が入り口からはみ出すくらいに並んでいた。
大変だね・・・と思いつつ入口から男性トイレに入ろうとするとすぐに列が。思った以上に男性トイレも混んでいた。
それでも回転は速く、途中、限界を迎えそうになった僕を優先して朝顔に送り込む光景を眺めつつ2分ほどで自分の番に。
ほっとして、外に出ようとすると男性トイレの列も女性に負けないくらいの長さになっていた。
さて、乗り換え。
これまで年末だけでなく、お盆やすみやゴールデンウィーク、シルバーウィークにも京都に来た。
京都駅を起点にすぐさま駅前のバス停に向かったり、琵琶湖線に乗り換えたり。
今回の乗り換えは嵯峨野線。
2014年末に嵯峨野駅から天龍寺に向かい、2015年秋のシルバーウィークには二条駅から鷹峯方面へバスで行った。
そんな訳でここ数年で3回目の嵯峨野線への乗り換え。駅員さんに聞くことも案内表示を眺めることなくすんなり乗り換え。
でも、こんなに乗り換え時間に余裕があったかな?
さて、今回降り立った駅は
JR嵯峨野線、馬堀駅。
えーっと初めて知りました。
正確にはこれまで利用したことがあるはずです。
でも記憶に留めていなかった。
乗り込んだ電車の終着駅は亀岡駅。
そう、プランを練った時には亀岡駅で降りようと思ったのですが、実はよくよく調べれば馬堀駅が最寄り駅でした。
とりあえず、こっちの方だろうと歩きだし、他の降車客もそっちに向かうし、やはり殆どの降車客はそっちへ向かっている。
「当日券」を買う必要がある私は意識して速足で歩く。
すぐにJRの線路の下をくぐり線路の北側へ。
のどかな風景とどんよりとした空。
そして、みんな先ほどまで電車に乗ってやってきた線路沿い道を戻るように歩く。
この時点で後方には100人前後の人たち。
目的地に着いた時点では私の前には10人も居なかった。
目的地である嵯峨野観光鉄道トロッコ亀岡駅に到着。
階段を登り、切符売り場へ。
以前、トロッコ嵯峨野駅から当日乗ろうとしたら満席だったこともあり心配したけど、今日は十二分に空いている。
自動発券ではなく、窓口で二人の駅員さんが一組の客に対応。席の種類(窓に仕切られたタイプの車両とカメラで撮影しやすい景色を堪能できる開放的な車両)を聞かれる。
女性駅員さんとやりとりをして手書きで指定券を発行している間に年配の男性駅員さんが会計を促してくる。
こりゃ、私のように前売り券を購入していない人がたくさんいたら大変だぞと思った。
※実際には殆どの客が、後述するがほとんどの外国人観光客はすでに切符を持っていた。
指定券を胸ポケットにしまい、スライドドアを開けてホームへ。そこに改札はない。
外に出て、記憶がよみがえる。
28年前にトロッコ電車に乗った際、あの場所で写ルンですで車両を撮ったと。
そんな記憶の読み戻しよりも先に目についたのが
狸たちのお出迎え。
28年前の記憶ではトロッコ保津峡駅にタヌキが並んでいた記憶が残っていましたがトロッコ亀岡駅でもこんなにおりました。
他を抜く
で、タヌキだそうです。
やはり外国人観光客にはそんな意味など関係なく、珍しそうにカメラを向けていました。
列車到着まで時間があり、乗車指定をした5号車の乗り込み口付近から周りを見ると
駅前に馬車が
これも観光用なんでしょうね。
トロッコ列車の待ち時間に気が向けば・・・なのかな。
客を乗せていないお馬さんにけん引されて1編成が近づいてきました。
さて、駅のホームは徐々に人が埋まっていきます。
何となく、気が付いていましたがほとんどが中国人観光客。
他のアジアの国ではなく、例えば韓国からの観光客ではなく、中国。
日本人は先ほど私の前で当日券を買った男女1組。
それ以外に日本人はいないと思う。
駅長かもしれない年配の駅員さんがマイクを使って、しきりにアナウンスをしている。
駅舎からホームへと通じる通路、先ほど私が通ったスライドドアのことだと思うが、そこには立ち止まらないでくれと。なにせそこを塞がれると通れなくなる。
そして、安全のためにホームの黄色い線より外には出ないで欲しい。
足元を見れば、日本語・英語・中国語・ハングルでその注意が書かれているが誰も読んでいないだろう。
案の定、トロッコ電車が入線するする際には黄色い線を踏み越えたり、踏み越えなくても上半身が明らかにホームうより外に侵犯していたり。
しかし、関西圏トーンの日本語ではおおよそ通じない模様。
マイクからキツ目の日本語での注意が続くが通じない。
アナウンスでは黄色線より外に出なくても列車の写真は撮れるからという言葉に従うも、まともな写真は撮れない(笑)。これは仕方がない。カメラ撮影中の事故は多く、シャレにならない。
とりあえず、完全に停車して、別の降り口から乗ってきた客が降りるのを待っている。
開放的な(笑)5号車。
駅員の乗車OKの合図が発せられる前に、一組の乗客が乗り込みだすと争うように脇から乗り込んでいった。
指定席なんだけどね。
さて、冬に開放的な車両とは
それをこの先思い知ることになるトロッコ列車乗車風景はこの後書いていこうと思います。
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