僕の生きる道 私の目はごまかせないの [中村先生と共に生きる人々]
2003年に放映されたドラマ「僕の生きる道」
僕の人生に大きな影響を与えたドラマです。派手さは無いがとても丁寧に作られたドラマで徐々に視聴者も増えて、公式ホームページへのアクセスも増えてくる。結局アクセスは238万件を突破し、掲示板の書き込みも1万6千件を超えました。
出演した草彅さん、矢田さんによるラジオドラマ「もう一つの僕の生きる道」が放送されましたし、スマスマの特番では「僕とあなたの生きる道 OneDay」も企画されました。
その掲示板の書き込みが「もう一つの僕の生きる道 BBSに寄せられた感動のメール集から」という本になった。この本に売り上げの一部は癌治療施設に寄付されました。その金額は1,086,696円。
さらには、この本でも取り上げられた方のことも特番となりましたね。
このドラマの主人公、中村秀雄は定期健康診断で再検査となり結果余命1年を告げられます。自暴自棄になった彼は、その後自ら歩むべき道を見つけ、“生きます”。
彼自身が持っていた部分もありますが、彼を見守り支えた人達の力もあるでしょう。でも、病んだ彼を不憫と思い助力しているのではなく、生きる彼の姿を見て、皆も成長していきます。
前回は中村秀雄さんの母親、加代子さんを特集しましたが今回は麗子先生。
彼女を選出した段階っで色々書くこと多そうだな・・・って覚悟しております(笑)。でも、とても魅力的な女性だと思います。
太田麗子先生(森下愛子さん)は陽輪学園の英語教師。独身で強がっている部分はあるが、内心結婚に興味津々。
ゴキブリが嫌いだが、口は強い。カラオケではマイクを握ったら離さない。いっぺんに5曲連続で入れてしまう。でも、それはましな方らしい(久保先生談)。十八番は自分の幼少時に観ていたアニメの主題歌で妖艶な魔法使いサリーは一度生で聞いて見たい。ただ、一曲ではすまないから「魔女っ子メグ」や「キャンディキャンディ」など聞き続けることとなるだろう。
でも、最大の彼女の能力は観察・洞察力。わずかなサインを見逃さない彼女。あらゆる兆候と照らし合わせて相手の考えていることを見抜いてしまう。
生徒の鈴木りな(浅見れいなさん)が体育教師・赤井貞夫(菊池均也さん)に好意を持っていることを見抜いたり、謹慎中の中村先生が秋本みどり先生(矢田亜希子さん)にキスをしたい(謹慎中に何を考えているんだ?)ということまで見抜く。また、単なる女の直感ではなくたまたま給湯室で中村先生が忘れた薬が自分の身内が飲んでいたものと同じであった。麗子はこれが抗がん剤と判断し、最近の秀雄の様子から秀雄を襲う病魔を推測する。彼女は秀雄に直接それを確認する。
秀雄の胃癌の事を、秀雄自身の次に知ったのが麗子である。
彼女はその後、その事を抱えながら秀雄を見守ります。行きがかり上、久保先生(谷原章介さん)にはそれを教えてしまいますが、みどり先生にはみどり先生の口から知らされるまで知らないふりをしていました。
他の同僚の先生たちが知るまでの間は、見守ったり、みどり先生の相談にも乗ってあげました。でも、やはり麗子先生は泣いちゃいます。
結婚の報告を聞いた時、全てを知っていた麗子先生は堪らず屋上へ行きます。久保先生は心配して様子を見に行きます。
「結婚だなんて、あまにもステキで。でも、やっぱり、悲しいし。もう嬉しくて悲しくて」
人の心がよく分かる麗子先生の心情がそのまま溢れています。
麗子先生の目は誤魔化せません。でも、麗子先生も本音を読みたくない時があるようです。それは、自分の心。恋愛・結婚に関してかなり強がっているようですが、本当の心に気がついているようです。でも、ついついそれを隠してしまう。やはり、こういう女性に対しては男の方がはっきりしないとね。ね、久保先生。
こんばんは、麗子先生って素敵な女性ですよね。
大人で人生経験もたくさん積んでるだろうけど、可愛らしいところもありますよね。5話で給湯室に置いてる、お団子を取りに行く時、本当に楽しそうに「だんご~♪だんご~♪」と口ずさみながら歩く姿は、可愛らしく感じました。
10話の中村先生の家に、先生方が集まった時の麗子先生「あたしもしようかな結婚」、「なぁに~いつでもできるようなこと言って~」という久保先生とのやり取りも好きです。
大人になっても、可愛らしさを失わない麗子先生って良いですね。
by アリウープ (2006-06-24 22:14)
アリウープさん、いつもありがとうございます。
本当に可愛らしい大人の女性はステキだし、それを演じた森下さんも上手かったですよね。森下さんはその後、旦那さんが闘病することとなり大変だったと思います。麗子先生ほど、ブリブリではないけど素敵な女性だといつも思ってます。
ドラマでは麗子先生がいてくれて、重いシーンも救われたかもしれません。
by maeboo. (2006-06-25 04:02)