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僕の歩く道 それぞれの道へ [僕の歩く道]

最終回を観た後にすぐに記事を一つ書き上げました。

もう少し別な視点で今回も振り返ってみましょう。

今回もどうしても気になる男、亀田達彦さんに着目です。

公式HP立ち上げ当初から、謎のロードレーサーで後に輝の人生の転機に大いに影響すると書かれていた。

第一話からスーッと駆け抜けるようにして登場した亀田は、放送回数を重ねる度に輝と親密度を上げていった。

そして、少しずつ謎のレーサーの正体が見えてきました。

彼が営む喫茶店は果たして、儲かっているのか心配なところです。

輝のバイクの練習に付き合い、お店には輝とその仲間たちしか現れない。

バイクが飾られ、雑誌も置かれている亀田の店は、輝にとってほっと出来る場所だった。

まるで父のように輝を見守る亀田は、輝の底の見えない輝きに心を奪われていた。恐らく、亀田さん自身が初めてバイクに乗りたいと思ったときを輝に重ね合わせていたのでは・・・。

焼き芋でも自分の座る場所だけ、枯葉をはらい、焼き芋を買ってくると言って自分の分だけ・・・。でも悪気など無い。

そんな輝に亀田は自転車以外のことも教えてくれる。

輝が初めて亀田の店に都古ちゃんを連れてきとき、輝は会計で自分のコーヒー代だけを支払おうとします。亀田は輝に彼女の分も払わないと駄目だよ・・・と教えます。輝は僕のお金なのになぜ払わなくちゃいけないか、ちょっと困惑します。
でも、『師匠』が二人で500円というなら輝は支払う事にした。

「輝、ありがとう。ご馳走様でした」
「どういたしまして」

都古ちゃんの本当に嬉しそうな顔を見て、輝は亀田さんが言う「払わなくちゃいけない」ってことをちょっと納得したかな?

輝は多分この事を忘れないでしょう。

少なくとも、亀田さんのお店では輝は都古ちゃんにご馳走することでしょう。

 

しかし、心配なのは喫茶店の経営状態・・・。

ちゃんとしたお店を構えながら今時いっぱい250円のコーヒーは安い。

しかも、暇があればバイクに跨り、輝に出会ってから伝説のレーサーの魂に火がついた。輝のロードバイクの練習にも付き合います。お店大丈夫?

語る語る語る・・・

走るのは気持ちいいだけじゃない。つらいときだってある。風を感じ、空を感じ、大地を感じながら、つらさを乗り越えたとき、そこにはどんな世界が待ってると思う?それは、ロードバイクに乗る者だけは知ることができる世界なんだ

 

輝にとって居心地がいいからか、気がつけばりなも常連となり、秀治も亀田さんに挨拶にいく。都古も来ている訳だからお客さんは輝中心じゃないか!

ということは・・・やっぱり、あのお店は亀田さんが実益を求める為のお店ではなく、ロードバイクの趣味が高じて出したお店なんだろうな。

 

野鳥ゾーンを見つめる輝。とびの姿を求める輝。

不安と希望に満ちた大きな空、世界に勇気を持って飛び出したのは輝だけじゃありません。

成長する我が子の背中をみつめ、送り出す母もグループホームの事でずっと考えていました。堀田先生から話が出て、都古もその事を検討し始めますが、里江としては自分が元気なうちはそばにいようと思っていました。

秀治は大竹家の長男として、自らの家庭の長として、ちょっと気張り過ぎていたかもしれません。
最終話では秀治は将来ずっと輝の手を引いていこう・・・同居を考えます。いや、本当は前からその選択も考えていたでしょう。でも、真樹さんのこと、幸太郎君のこともあります。
でも、秀治はそうしたいという気持ちが強くなっています。だからこそ、夕食の席で都古のグループホームの話が出たときになってから考えればいいと言い出します。

秀治がここまで言い出すには、やっぱり真樹の変化があるのでしょう。
そもそもグループホームの名前を出したのは、テレビでグループホームの特集を放映していたのを観ていた真樹でした。それまでの里江に万が一のことがあったら結婚前に約束していた通り、輝は施設へ・・・という気持ちではなく、もっと理解をしようという意識の表れでしょう。その食事の後、3階の自室で秀治と真樹は先ほどの秀治の発言について話をし始めます。真樹の夫に対する話かたはドラマ初期のきついものではなく、思いやりのある妻の言葉でした。

妹のりなも、兄の紹介する会計事務所への就職を検討し始めます。
『わたしのしたいようにする』こう言っていたが・・・
家族が大好きで、しかも、視野の広いりなが抱えた葛藤をひとまず乗り越えたようです。

 

そして、動物園のみんな

動物が好きなふりをし、障がい者に理解のあるふりをして、いつか本社に戻るんだと言っていた久保。

ふりから徐々に本心に変わってくる頃、それに結果が伴ってきます。
それは動物園の来園者数となって反映されます。
そして、利潤追求重視のレジャー会社は久保を本社に戻そうとします。

今までの久保であれば二つ返事で本社に戻った事でしょう。
でも、久保は返答を保留します。
断れば、拘り続けた出世コースを外れます。
森山動物園では久保園長が本社に戻る事が噂になり始めます。

出世より、やっと芽生えた動物園・動物の愛着を選んだ久保は古賀だけにはそれを伝えていた。
その後、久保に対して古賀が直談判を始めます。
古賀は久保に本社に戻るように進言します。久保からすれば、今まで腰掛園長だった自分を皆が疎ましく思っていると考えていました。それでも、嫌がられても、自らの道を進もうとします。
だが、古賀だけではありませんでした。三浦も、楓も、みんなその場で立ち上がり久保に本社へ戻るように要請します。

動物を愛する人を本社にも!

輝に出会う前の古賀さんや三浦君なら久保園長が本社に戻ろうが、居座ろうがどっちでも受け入れるしかなかったでしょう。

でも、今、森山動物園のみんなは大きなことに向って挑戦し続けているようです。

久保もその言葉に、使命を持って本社に戻る決意をします。

大竹家のみんなも、都古ちゃんも、森山動物園のみんなも、前に進もうとしています。いいことだけ有る訳じゃありません。でも、一歩足を踏み出すだけで見る風景は変わるから・・・そばに愛すべき仲間がいるから勇気を持てるんでしょう。

 

 

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※古い記事ほど、下の方にあります。


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コメント 2

アリウープ

こんばんは、maebooさん。

亀田さんは、テルに出会ってた時からずっと自然に接していましたね。
別に特別視するわけでもなく、自転車好き仲間としてテルに接していたの
が良かったです。
私も勝手に亀田さんは伝説のレーサーと言われてるくらいだから、大きな
大会で何度も優勝して賞金もたくさん入ってお金には困ってないから、
喫茶店は自転車好きな人のための憩いの場としてやってるんだろなと
思ってました。
秀治お兄ちゃんは、確かに1人で責任背負ってる感じがしました。
自分の家庭でも夫、父親として家庭を守り母や弟、妹のことも常に心配し
子供の頃、テルのことで先生になにか言われたとしても、母に負担をかけ
ないように何も言わず我慢して、子供の頃から大竹家にとって秀治は
もう1人の父親のような感じだったと思います。
りなちゃんは、テルのことを一番よく分かってますよね。
お母さんがグループホームのことを聞いた時も、「お兄ちゃんがしたいように
するのがいいと思う」と言い、テルがロードレースのパンフレットを持ってきた
ときも、テルがレースに出場にしたいという気持ちに気づいたり、お母さんも
都古ちゃんもテルのことはよく理解してるけど、りなちゃんもテルのことを
本当によく分かってると思います。
ちょっと長くなりそうなので、お母さんや都古ちゃんや動物園の人達については、また今度コメントさせてもらいますね。(いちいち書かなくていいですかね)
by アリウープ (2006-12-24 00:12) 

maeboo.

おはようございます。
コメントはアリウープさんのしたいようにするのがいいと思います・・・ってね。掲示板じゃないからコメントのしどころが難しいかもしれませんが、いつでも何処でも構いませんよ。

亀田さんも一番最初はちょっと面食らってましたけど、輝の純真さに惹かれたんでしょうね。
浅野和之さんもこの3部作で色々なキャラを演じていますね。浅野さん自身もロードバイクは初めてというんだから大変だったと思います。
by maeboo. (2006-12-24 08:04) 

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