SSブログ

僕の歩く道 新たに続く道 [僕の歩く道]

昨年10月クールに放映された「僕の歩く道」

私がホームページ「書斎は四畳半」を立ち上げるきっかけになったのが2003年1月期の「僕の生きる道」でした。

「僕の生きる道」により、何かしら心の変化をもたらしたのは間違いなく、WEB環境とは無縁だった男に公式HPから各ファンサイトまで閲覧させ、ついには自身のサイトを立ち上げることにまでなりました。

同じような気持ちで「僕の生きる道」を見ていた人の多くは放映後、1年経っても、2年経っても、中村先生が教えてくれた事を忘れずに過ごしていました。

実際、ドラマ放映中にラジオドラマが放送され、最終回から3ヵ月半後には特別番組が放映されました。
翌年にはシリーズ第二段として「僕と彼女と彼女の生きる道」が出来て、さらには「僕の生きる道」の公式HPの掲示板に書き込まれたコメントからドキュメンタリー番組まで出来た。

「僕と彼女と彼女の生きる道」の放送が決定した際、皆複雑な思いを抱いていた。

― 続編なのか? ―

僕の生きる道は視聴率こそ、同時期に放送されていた他のドラマに圧倒されていた。
だが、「僕の生きる道」は徐々に視聴率を伸ばしていった。
実際、僕自身も忙しい時期(終盤は決算月です)でしたが、必死になって放送時間に間に合うように帰ったものです。

多くの人が「僕の生きる道」を評価し、ドラマを批評する賞も数多く受賞しました。(まあ、これも視聴率と同じで単純に信じていいかどうかとも思いますが)

そう、これだけ評価された作品だから、製作サイドとしては二匹目のドジョウを狙いたくなるのでは・・・と思ったりもしました。ひねくれ者?

でも、続編も見てみたいという気持ちもありました。(それこそ、未練たらたらで二次小説なんぞ書いて妄想しているくらいですから)

そんな中放映された「僕と彼女と彼女の生きる道」

僕らの不安をよそに、続編なんかではありませんでした。
親子・夫婦の絆を描いた作品でした。
そういえば、僕はHPでもBlogでも「僕と彼女と彼女の生きる道」に関して、書いておりませんでしたね。
(「僕生き」「僕歩」と違い、登場人物への感情移入が出来なかったからか・・・?)

視聴率は製作側の意図どおりなのか、それとも内容が珠玉なのか、「僕の生きる道」を大きく上回る結果となりました。
でも、僕はあんまり記事を書いていない・・・。

まだ、この時点で「僕道3部作」という言葉は無く、僕の中では勝手に『生きる道』シリーズと思っておりました。
さて、「僕カノ」の次はどうなるのだろう・・・。分からない・・・。
ただ、「僕生き」にしても「僕カノ」にしても、1月期のクール。もしかして、次が出るなら1月かなって思っていたら、脚本家の橋部さんが某全国区放送網の朝の連続ドラマの脚本をてがけることとなりました。
ということは・・・そう、2005年の1月には「生きる道」の続編は無いと判断しました。

心に染み入る作品でも時と共に風化してしまうのは仕方が無いことですね。
多くの人の心から、忘れそうになっていた2006年の夏、「僕の歩く道」が僕道3部作の完結編として作られる事を知りました。

うん、待ってた・・・という気持ちと、ああこれで終わりなんだなという気持ちが両方湧き上がりました。

草彅君、大杉さん、小日向さん、浅野さんという常連さんをはじめ、「僕カノ」にも登場した長山さん、前述の某局の朝の連ドラ、橋部さんの作品で主演をしていた本仮屋さん、「深呼吸の必要」の香里奈さんなど、どうしても期待してしまう作品でした。

「僕生き」を見ていた人は恐らく見るだろうという作品で、前評判も高かったですね。実際、当blogでも、ちょっと「僕の歩く道」というタイトルの記事を書いたら、いきなりアクセスが増えました。最初に書いた記事、・・・それこそ、放映されますね!しか書いていないような記事でしたが、アクセス急上昇。ちなみに今日(2007年1月2日)現在、わざわざその記事を開いて見られた件数は1,758件となっています。たった一つの記事にそれだけの人が訪れました。
他にも「僕の歩く道」に関する記事は1000HITを越しているものも少なくありません。(ちなみに愛と死をみつめて関連では一つの記事に対して、多くても500HITくらいでした)

それだけ、「僕の歩く道」に対する期待の高さの表れでしょう。
放映が始まると、いつの頃からか、このBlogで放映直後の雑感を書くようになりましたが、次第にそのパターンが読まれて、毎週火曜日の放映直後のアクセス数もちょっと驚くものが有りました。お陰様で慌てる慌てる・・・。

放映も終わり、今はひと段落しており、いつも通りの静かなBlogに戻りました。(いいのか、悪いのか・・・)

でも、本当にきっかけというものは摩訶不思議で、大切なものだと痛感しております。

その騒動の中でも、新たな当Blogの常連ROMさんもいらっしゃるようです。
「僕道」のお仲間も、「愛と死」のお仲間も、私のところにお立ち寄り、少しずつですが、コメントもいただいております。

きっかけ・・・のお話をすると、もし私が「僕の生きる道」を見ていなかったら、「愛と死をみつめて」をここまで追いかけなかったでしょう。

僕は最近、ある特定の俳優さんのファンだとは言いません。
ご存知の方も多いでしょうが、「僕の生きる道」放映直後にはみどり先生役の矢田亜希子さんにメロメロになったものでした。偶然、撮影現場に遭遇して2m位まで接近した際は大喜びをしていました。

でも・・・・・僕はもしかして、中村みどりさんが好きだったのかもしれません。
どんな事があっても、信じて、追いかけるのがファンなのかな?と思い、本当のファンの方に申し訳なく、だれだれのファンですと、なかなか言えなくなりました。

ただ、草彅君のドラマを観ていなかったら、昨年春のドラマ「愛と死をみつめて」は見ていなかったかもしれません。
ということは、原作本「愛と死をみつめて」や「若きいのちの日記」等の原作本は読まなかった。
さらには西脇や大阪にも行かなかった。
そして、去年新たにお知り合いになれたみんなにも出会う事が無かった。
そう、考えると、きっかけって不思議で大切にしなくちゃいけないのかなと思います。

「僕の生きる道」以降、草彅君のドラマだけでなく、大杉さんや小日向さんが出ているドラマもよし見ようと思うようになりました。
久保先生を演じた谷原章介さんが出演していなかったら、映画「深呼吸の必要」も見ていないでしょう。すなわち、あちこちで騒ぐ事も無かったでしょう。
僕生きの生徒役を演じた若い役者さん達も大きく羽ばたいています。

「僕道シリーズ」と「愛と死をみつめて」は僕の中で比較は出来ません。
「愛と死をみつめて」はドラマとしてはなかなか見られないのです。そこまで色々自分の中に詰め込んだつもりです。

でも、ドラマは僕にきっかけを与えてくれました。
確かにドラマが故に、時々展開にウルトラCもあります。そんな馬鹿な・・・ってことも。でも、いいんです。ドラマですから。

僕道シリーズは僕に対して、多くの投げかけをして来ました。
僕はそれを受け止めきれたか分かりません。
「僕の生きる道」は放映開始から4年経ちます。ずっと僕はその答えを探しています。いつまでたっても、正解かどうか分からないと思います。
「僕の歩く道」は答えを探す・・・というのとは違うのかもしれません。
飾り気のない、純粋な気持ちが1クールの間に駆け抜けて行きました。

こうして、多くの作品に出会い、新たな役者さんを知り、また作品を見る。
その先で、僕自身が新たな仲間に出会うこともある。
知りたいことが生まれる。

2007年、「僕道」も「愛と死をみつめて」も、心に抱えながら、新たな出会いを期待しております。

これだけ書けば、どんだけドラマ見てるんだよって思われそうですが、1クールにドラマを観続けるのは、滅多に無いんですよ・・・。

あれれ・・・僕の歩く道の総括を書くつもりだったんだけど・・・。
それはまた今度。

 

このブログ内の僕の歩く道関連の記事はここから

僕の生きる道 中村先生と共に生きる人々 はここから

その他の僕の生きる道関連の記事はここから

「僕の生きる道」・「僕と彼女と彼女の生きる道」・「僕の歩く道」のロケ地写真等を収めているホームページ「書斎は四畳半」はこちらから

※古い記事ほど、下の方にあります。


nice!(0)  コメント(7) 

nice! 0

コメント 7

こさ

maeboo.さん、こんばんわ(・∀・)ノ
そうですね、 懐かしく思い出しますね。
「僕の生きる道」に示されたものはただひとつ。
「余命、あと1年。」でした。
そのドラマの前から痩せはじめて役づくりをスタートさせ、
どんどんそのドラマの世界に没頭していった、剛くん。
彼のすごいところというか・・、昔からそういう傾向があるという感じ
なのですが、共演者の方の演技も、自分の演技も、「そこに在る」と
いうものになる人。
すごいなぁって思い始めたのは、「FF」(フードファイト)でした。

その後、「いいひと」「スタアの恋」に出演。
「スタアの恋」で星監督とめぐり合い、そのときに「また5年後くらいに
一緒にお仕事しましょうね」と約束したそうです。
その、5年後の約束が果たされたのが「僕の生きる道」でした。
中村秀雄の人生。それが終って、「ああ、亡くなっちゃった・・・」

現実じゃないのに、現実に思えるほどの、重たい衝撃でした。
そして、ココから、沢山の出会いをもらい、共演した方たちの
ドラマを観たり作品を観たりしました。

そして第2作「僕と彼女と彼女の生きる道」
これは、最初「僕と彼女の生きる道」と聞き、「ええええ!」と騒然と
なったのも懐かしいです。
監督は平野眞さん。空気感や光の使い方を、前作と同じように、
丁寧に作ってくださいました。
(余談ですが、平野さんは後に稲垣吾郎さんの単発ドラマ「9.11」も
手がけていらっしゃいます。)

父親になりきれなかった父親が、父親になるところがとても印象的でした。
「私は凛の父親です。いいですか、凛が来られないなら何度でもきます。
明日もあさっても、1週間でも1年でも、凛が来られるようにならないなら、
何度でもきます!」と言ったときの、徹朗さんの瞳は、ハーモニカを取り上げ、娘の凛に「うるさいんだよ!」と怒鳴った欠片など、どこにもありませんでした。
後に、加恋ちゃんと共演していたとき、剛くんは「デパートとかでかわいい
服を見かけると、凛に合うんじゃないかなぁとか思ってる自分がいるんです。」って雑誌で言っていて、「子ども嫌いなんだ」って言っていた彼から
は想像つかない姿でした。

そして、テル。
初めて、テルを見た時、「ああ、この人は輝明くんだ」と素直に思えました。
徹朗さんだと思えるには2話終わりまでかかったのに、テルくんには
ほんとにストレートに、ストン、と入ってきたのでした。

なんだか、終っちゃったのがまだウソみたいなんですけどねー・・・。
3作ともに、宝物のような作品でした。
maeboo.さんも粗筋など、お疲れ様です、ありがとう。(・∀・)ノシ
by こさ (2007-01-03 00:39) 

maeboo.

こささん、おはようございます。
たくさん、コメントいただきありがとうございます。

本当に僕生きのお陰でどんどん裾野が広がりました。
記事で語っているので余談を・・・。

小日向さんも谷原さんも以前から知っていたんですが、何故か映画の強烈な印象が残っていました。

小日向さんが「非・バランス」、谷原さんが「デボラがライバル」
一時期、DVD・・・いや、この頃はビデオですね・・・を借りまくって観ていました。その時に出会った映画。
そう、ふたりともオカマちゃんを演じていました。
僕生きを観終わって、役者さんてすごいなぁと思いましたね。

草彅君もこのドラマで5kg・・・じゃなくて9kgも痩せましたしね。
ロバートデニーロさん役作りでは有名。

俳優は僕には無理です。
なので僕は観る方でいいや。

あらすじ・・・もはや粗筋じゃなくなっています・・・。
文字じゃ、俳優さん達の演技・間、それに星さんや三宅さん、佐藤さん達が作った空間、光と影、本間さんの音楽とのバランスまで表現できません。
少しでも興味を持った人には是非、映像で観て欲しいですね。

では、また。
by maeboo. (2007-01-03 07:16) 

アリウープ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
草彅さんの出演作品は、僕シリーズ以外の作品も好きでよく拝見させてもらってます。
「TEAM」や「成田離婚」、「黄泉がえり」、「ホテルビーナス」などが好きです。

新年そうそう細かい事を言ってすみませんが、こささん「スタアの恋」の演出
を鈴木雅之監督です。
鈴木監督も草彅さんとは、よくお仕事されてますよね。「成田離婚」、「スタア
の恋」、「恋におちたら~僕の成功の秘密」、年末のSPドラマの「太閤記~
サルと呼ばれた男」、「徳川綱吉~イヌと呼ばれた男」も鈴木監督でした。

こささんが書かれている、星監督のエピソードは、草彅さんの初主演作「いい
ひと。」の打ち上げで、草彅さんが星監督に「また、5年後にご一緒させてください」と言って、その時星監督は、何で5年後なんだろう?来年でもいいじゃないと思ったそうです。
「いいひと。」から5年経って「僕の生きる道」の演出を担当して、撮影終了後
の打ち上げで、今度は星監督から草彅さんに「また5年後に一緒に仕事しよう」と言ったら、草彅さんから「5年後なんて言わないで来年も2年後も一緒に
仕事しましょう」と言われたそうです。
このエピソードは、2年前に「いいひと。」のDVDBOXが発売された時に、
テレビ誌に星監督が「いいひと」の思い出として語ったものです。

細かい事を長々とすみませんでした。
by アリウープ (2007-01-03 20:30) 

maeboo.

アリウープさん、あけましておめでとうございます。
こちらこそ、よろしくお願い致します。

皆さん、本当にお詳しいですね。
おいらが知っている事は・・・平野さんの奥さんが小林聡美さんってことくらいかな?

僕生きチームの道がいつか、交差する日が来ないかな?
by maeboo. (2007-01-03 22:47) 

こさ

maeboo.さん、アリウープさん、こんばんわ(・∀・)ノシ

アリウープさん、そうでしたね!すみません、失礼しました。
鈴木監督でしたね。
星監督、鈴木監督ともに好きな監督さんです。
最近ではこれにタカハタ秀太監督も加わりました。
ビーナスでのチョナンも素敵でしたね。

Σ(・ω・ノ)ノエッ 小林聡美さんて結婚されてたんですかっ!?
知らなかったので、知ることができてよかったです。
by こさ (2007-01-04 00:45) 

アリウープ

こささん、こちらこそ細かい事言ってすみせんでした。

また、重箱のスミを突くようなまねして、申し訳ありませんが(だったら言うな)
maebooさんが、言ってる平野さんって、「僕と彼女~」監督の平野さんのことですよね?
それなら、平野さんの奥様は女優の江角マキ子さんですよ。
ちなみに、小林聡美さんの旦那様は脚本家の三谷幸喜さんです。
本当に知らなくてもいいような、どうでもいいことばかり書いてしまいすいません(じゃあ書くな)
なんだか嫌な小姑みたいですね。失礼しました
by アリウープ (2007-01-04 01:15) 

maeboo.

はっはっは、ビールが抜けて今、目が覚めました。
おはようございます。
最終話のあらすじ、ちっともしておりません。
本当に休みボケでメモリーが足りません。
どんどん、指摘してくださいね。アリウープさんもこささんも。
by maeboo. (2007-01-04 05:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

謹賀新年襷の重み ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。