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僕の生きる道 エトセトラ [僕の生きる道 あらすじ]

この1ヵ月半にわたって、書いてきました「僕の生きる道」のあらすじ。
最後に関連のラジオドラマ「もう一つの僕の生きる道・ONLY ONE」にてひと段落です。

注:2009年6月再放送もあり、各話あらすじは全て公開停止にしております。また、この記事にもドラマの内容について記載しておりますのでまだドラマの内容を知りたくないという方はご注意ください。

今まで、数え切れないほど繰り返し観たドラマですが、ご存知の通り昨年は「愛と死をみつめて」にのめり込み、さらには「僕の歩く道」の放映もありましたので(ん?草彅君ばかりだね)、久しぶりに全話を徹底的に順番どおりに鑑賞しました。
それと同時にノベライズ、BBS集も通勤のお供となりましたのでゆっくり目を通しました。

そこで、このあらすじで初めて「僕の生きる道」に触れた人もいるかもしれませんので、ここまで記載してきた事以外の、細かい事や僕がちょっと思った事などを書いて置きます。

また、フリークの方には、記憶違い・反論(?)をお願いします。

 

さて、一番記憶に新しいところで、今日記事掲載した「もう一つの僕の生きる道・ONLY ONE」ですが、僕は3月4日、及びその後の再放送でもラジオでこのお話を聞きませんでした。そう、初めて音声で聴いたのはDVD-BOXの特典ディスクでした。

本編とは逆で、今度は矢田さん演ずる(声で)女性が病におかされ、草彅君演じる男性が、彼女の病気を知りどう行動するのかが描かれています。

本編との一番の違いはこのラジオドラマ内での結城香奈さんは「突然」病気を知ったわけではなく、恐らく高校時代から常日頃感じていた不安が悲しくも現実となってしまったこと。当初告知はされていませんが、彼女は当然推測できたわけです。本編の中村先生は突然の余命宣告ですから、それと比較すると、静かで、淡々としているように感じます。でも、彼女の中の苦悩は同じでしょう。やはり彼女も幸せだったのだから。

このラジオドラマは本編とつながっています。
本編「僕の生きる道 第五話」の中で秋本みどりさんがお友達のお見舞いに敬明会病院を訪れます。まだ病気の事を話していない中村秀雄さんとニアミスをします。また、金田先生と廊下で会い、みどりが秀雄に対して意識をしていることを匂わせます。
この時、みどりさんが見舞いに訪れたのが結城香奈さんでした。
ラジオドラマでは高校時代の同級生がお見舞いに来てくれたと、話しています。
陽輪学園で国語の先生をしている、と話されてますね。
みどりさん、金田先生にも『秀雄さん気になるオーラ』を出しておりましたが、香奈さんにも出していたみたいですね。

ラジオドラマでは、本編の登場人物を引き合いに出してます。
武志が話を聞いた、外科の先生。
すごい変わっている人で、ふざけていることを言うかと思ったら急に真面目なことも言う、つかみどころのない人。でも患者さんには人気がある。
そう、金田勉三先生ですね。

武志は話を続けます。
その金田が受け持つ患者さんに陽輪学園の先生がいる。病気の体で、今も頑張って教壇に立っている。
そう、中村秀雄先生です。
この時点では、香奈はクラスメイトのみどりが気になっている同僚が、武志が引き合いにだした、病を押して教壇に立つ教師、秀雄だと知りません。

このように、本編第5話の1シーンが膨らまされています。
でも、みどりさんと香奈さんの病室のシーンを映像にすると・・・どっちも矢田さんになります。ラジオドラマで話が出た、4人で食事となると大変なことになります。

さて、本編に戻りましょう。
主人公、中村秀雄さんを演じた草彅剛さんは役作りの為に収録が始まってから、減量に努めたそうです。対外的には5kgの減量という事ですが、実際にはもっと減らしたそうです。(心配させないためらしいですが・・・)
ドラマ終了後の公式HPの掲示板の書き込みにも「ちゃんと食べてね」というコメントが多々見られました。

それに対して、彼を支えるみどりさんを演じた矢田亜希子さん。
橋部さんが用意した脚本の中のみどりさん・・・本当においしそうに食べております。
砂肝へのこだわり、北京ダックに天ぷら、エビチリ・・・挙げたらきりがありません。
彼女の台詞、「いただきまーす」「おいしーい」はドラマの中で欠かせないものとなりました。
実際の矢田亜希子さんもよく食べるそうです。
最終カットの収録の後、草彅君と矢田さんがインタビューを受けていましたが、収録中秘話として、ロケ弁か差し入れだかのカツサンドを草彅君の目の前でおいしそうに矢田さんは食べるそうです。(もしかして、草彅さんのも?)
減量中になんてひどいって思うかもしれませんが、あんまり気を使われるのも辛いんで、それはそれでよかったんじゃないでしょうか?

昨年10月に放映された「僕の歩く道」
これも脚本は橋部さんによるものです。「僕の歩く道」のマドンナ的な存在、都古ちゃん役を演じた、香里奈さん。
「僕の歩く道」の公式HPのインタビューで『“言葉”がとても印象的で、メッセージ性がありますね。それから食べるシーンがたくさんあります(笑)』と仰ってますね。
このシリーズのマドンナ役は、太ってしまう危険性を秘めています。

さて、上記のようにみどり先生の「いただきます」「おいしい」以外にも素敵な台詞はてんこ盛りのドラマでした。
みどりさんの「はい」という短い台詞や、秀雄さんの「でしょ」がみどりさんにうつってしまったりもしました。

印象的なフレーズも多々登場します。

金田先生のりんごの木の話、1年って28年より長い話、読まなかった本の話、母さんが自分を産んだ直後の気持ち、自分の死後縛られないで欲しいという気持ち・・・

重厚なドラマ。
毎回、放送時間が終わりとなり、『僕の生きる道』のタイトルバックに光が差し込む。
観ていて辛かったり、考えさせられたり、苦しんだり、よかったねぇと思ったりして思考が停止気味のところにイントロが始まり、心の解凍が始まります。

このドラマを語る上で、エンドロールの存在は外せません。
そのイントロ・・・。
主題歌は「世界に一つだけの花」
SMAPファンじゃなくても、このドラマを観ていなくても、この歌をご存知の方は多いでしょう。

僕も決して、SMAPさんの歌を積極的に聞こうとはしていませんでした。
このドラマの放送前、2002年のなんかの特番で流れていたのを聞いたのが初めてでした。(SMAP×SMAP特番?)
一度聞いただけで歌詞が耳に残り、その後、飲み会の後の二次会でカラオケBOXに行った時に思い出して、曲目リストを探し、歌ってみました。
一回しか聞いていませんでしたが、カラオケでそれなりに歌えました。
その時はボックスには僕より、若い世代が多かったのですが、まわりの連中はこの曲を知らずにキョトン顔です。この時にはSMAPさんのアルバムにしか収録されておらず、シングルカットされていませんでしたからね。

それが、翌年1月に放送開始の「僕の生きる道」の主題歌に選出されました。
この頃には「世界に一つだけの花」もSMAPファン以外のも認知されて、シングル化も決定されましたね。

シングルが発売されるのは、ドラマ開始以降でドラマに使われたのはアルバムバージョンです。
アルバムバージョンのイントロが流れて、エンドロールが流れ始めると、固まった心が溶けるのに丁度よかったりします。

その回のスポットが映し出されて、思い出しつつも、重さが緩和されていく。
そんな主題歌とエンドロールでしたね。

さて、そんなアルバムバージョンの主題歌ですが、最終話のときは

♪No.1にならなくても・・・と始まりました。

おや?と多くの視聴者が思った事でしょう。そう、最終話だけはシングルVer.でした。
歌いだしや、パートの変更もありましたので、ちょっと違う印象でしたね。
最終回だからOKとか、いややっぱりアルバムバージョンの方がいい!という意見もありました。
僕はというと・・・。どうでしょう?強固な意見は持っておりません。

でも、たまにカーラジオからアルバムver.が流れてくると、おっ!と思いますね。

そのエンドロール。
7話の放映で結婚したみどりさん。7話までは秋本みどりでしたが、8話目以降から中村みどりと表示されています。

 

この「僕の生きる道」は黒澤さんの「生きる」を意識しております。

余命を知った秀雄さんがブランコに乗るシーン。そこに「ゴンドラの唄」はありませんが、黒澤さんの作品から半世紀以上の時を超えて、現代の状況に変わっておりますが、根っこは同じなのでしょうか?

秀雄さんが役作りに参考にしたのが「8月のクリスマス」のハンソッキュさんだとも教えてもらいました。
教えてもらった後、早速観てみました。
シムウナさん、綺麗ですね。あ、いや違った・・・。
年老いた、お父さんにビデオの録画の仕方を教えるが、どうしても覚えてくれない。間もなく自分はいなくなるのに。録画してあげる事が出来ない・・・。
若く、輝いているタリム。彼女への思いを心にしまいながら・・・。
後半は殆ど、台詞が無い!それでも映画って成り立つんですね。
ちなみに日本でも山崎まさよしさんが主演で「8月のクリスマス」がリメイクされています。観ておりませんが・・・。

 

「僕の生きる道」の最終話。世界に一つだけの花のシングルver.が流れる中、ドラマ全体を通じての映像が次々と映されます。
そして、その一番最後の映像は・・・告知を受けたばかり、眠れないまま迎えた朝、ベッドで中空を眺める秀雄さんの映像。

ドラマは予め用意されていた通り、秀雄さんは天国へと旅たちました。
でも、ドラマの最後に、ある意味、スタートラインが用意されていました。
ここからまた、ドラマが始まります。

 

「先生・・・死ぬ事って、終わる事じゃないですよね」
「そうだよ」

金田先生も仰っていましたね。

 

「僕の生きる道」の最終話、用意されたスタートラインから、

ある人は部屋の掃除をしました。
ある人は奥さんともっと話をするようになりました。
ある人はお母さんのやさしさに感謝したそうです。
ある人は作ってくれた料理をおいしいって言いました。
ある人はもう少し生きてみようと思ったそうです。

じゃあ、僕は?どうなんでしょう?
取りあえず、今も「僕の生きる道」を胸に、僕なりに歩いています。

 

僕の生きる道記事目次はここから

※2009年6月26日追記


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