SSブログ

看護士さんになりたい [時事]

入学式真っ盛りですね。

たくさんの笑顔が溢れています。

毎日、嫌なニュースや、目を背けたくなるような事故が多いですが、今日は彼女の笑顔に思わず貰い笑い。

「もしもの事があったら、どうするのか?」

など、色々な要素があって、市が保育園への通院を拒否するという事がありましたね。
勿論、考慮しなくちゃいけないこと、沢山あります。

ドラマ、「僕の生きる道」に登場する、理事長の顔色を伺い、部下には厳しい、ちょっと情けないなって思っていた古田教頭が、格好良く見えたやりとり。
※場面は、余命一年と宣告されてからすでに4ヶ月経過した教師が、受験を控える3年生の担任をしていることに不安を覚えているPTA会長とのやりとり

「この先、中村先生にもしものことがあって、それが受験シーズンだったら、どうなるんでしょうか?子供達は動揺してしまって、受験どころじゃなくなってしまうんじゃないですか?」
「ご心配されている気持ちはようくわかります。・・・・・・だからと言って、中村先生に教師を辞めて欲しいとは言えません。・・・・・命にもしものことが起こるかもしれないのは、我々も同じです。中村先生は、たまたま余命が分っているだけです」

そう、同じなんですよね。

みどりさんと父親であり理事長でもある隆行とのやりとりもありました。

「どうして病気だと駄目なの」
「そういうことじゃなくて」
「じゃあ何?」
「死んでしまうからだよ!・・・どうして死ぬとわかってる男と結婚するんだ」
「・・・死ぬと分ってる男は彼だけじゃない。世の中の男、全員よ」

ちょっと飛躍しすぎたかもしれません・・・反省

でも、あの女の子だけ、もしものことが起こるわけじゃないですよね。
責任を押し付けあっていた感もある、入園拒否騒動。
周りの子供達はどう思っていたのかな?友達は?

僕が中学生の時、クラスのみんなで決めた事があります。
当時、僕らのクラスにちょっと走る事が出来ない友達がいました。
ある日のホームルーム。

「もし、火事になったら、どうする?」
「よし、じゃあ俺が背負う」
「お前がそばにいない時に火事になったら、俺が」
「俺は補欠だ」
「俺も」
「俺も」

結局、みんながその役目みたいなもんでした。
ちなみに避難訓練の際は、一度僕の背に乗って一緒に逃げた事があります。
周りに沢山の友達が手を伸ばしています。

 

今日、家に帰ってテレビをつけると、何かのノートをランドセルから出し入れしながら、インタビューに明るく答えていました。

「将来は、何になりたい?」
「看護士さん」

即答です。
手術以来、多くの愛情を注がれたのでしょう。
そして、誰に言われたわけでもなく、看護士になる。そう思ったのでしょう。


大嶋みち子さんは

 私はいろんな人にお世話をかけた。おそらくこれからも同様だろう。
 その何十分の一かはしらないけれど、少しでも身体が動く間に人のお世話をしておきたい。
(若きいのちの日記 1963年4月3日の記述より)

塩瀬信子さんも、彼女のお母様の手記によると

 これまでの労をねぎらい、今後は、ちがった道で孝行したいと、嬉しげに云い聞かせるのでした。
(生命ある日に ~思い出~ 信子さんのお母様、ふじえさんの手記より)

信子さんがお母さんにそう語ったのは、3月30日。亡くなる前日でした。
 


僕の姪っ子も、看護士を目指しています。
僕の母、すなわち姪っ子にとって祖母の臨終にも歯を食いしばって立っていました。
姪にとって、初めての経験です。
長い闘病生活だったので、姪っ子も数え切れないほど病院に見舞いに行き、そこで働く看護士さんの姿を見ていたのでしょう。

中越地震の際、車ごと土砂に埋もれ、奇跡的に助かった男の子。
そばにいる母と姉の気持ちと、レスキュー隊や多くの方々の力で奇跡的に救出されましたね。
彼は今、オレンジ色のユニフォームのレスキュー隊になることを夢見ているとのこと。

絶対に看護士になる必要はない。絶対、レスキュー隊になる必要もない。
けれど、その笑顔と、気持ちは持っていて欲しいな。

そんな気持ち、僕に残ってるかな。


nice!(0)  コメント(10) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 10

saki

みち子さんや信子さんの思いは、心の底から躊躇なく出てくるような気がします。
見習って、すぐ出来るものではないことはわかっていますが、少しでも近づきたいと思う努力はしていきたいなあ・・・。

maebooさん、お仕事、順調に進むよう願っています。
昨日は、職場の歓迎会でしたが、短気な私は、上司と口論になりました。言った事に反省はしていませんが、場を乱したことには反省しないと・・・。
それと、部下がちょっとしたイベントを仕切ってやり終えたので、「ご苦労さん」と声かけにも行く予定でしたが、それもできなくて・・・。反省すべきはこちらの方が大きいかな。
by saki (2007-04-07 16:05) 

maeboo.

sakiさん、こんにちは
ほんと、一歩でも彼女たちの域に近づけるようにしなくてはいけませんね。
大変なことですけど。

えー、上司との言い合いは日常茶飯事です。
反省した点は、また挽回してください。
そして、失いたくないプライドは持っていてください。
by maeboo. (2007-04-07 17:20) 

かず

私は人の生活が豊かになるようにと思って技術屋をやっております。(本当か?)で,そのほかにも人の役に立てればと思って消防団も続けています。

でも,どちらも人を助けることができるか,というと技術屋はモノ相手ですから論外,消防団はプロではないのでそれなりしかできない。
そんな思いで,医者や消防官,警察官等々にある種の思い入れがあります。
もし,若いうちに今のような思いであったらそういった道を進んでいたかもしれません。
by かず (2007-04-07 18:15) 

maeboo.

かずさん、こんばんは
私は子供の頃、店長になりたかった。
何の店?
その頃は、大きな問題じゃなかったんでしょう。
文集の将来の夢のコーナーに「プロ野球の選手」や「看護婦さん」、「パイロット」の中に「店長」という癖字が燦然と輝いております。

出来る範囲でお手伝いしたいと思っています。
金曜日、未だ慣れない新しい秋葉原駅の1Fコンコースを歩いていると、路線図片手にきょろきょろしている、女性の外人さんを発見、純正日本人で英語は「ア・リトル」程度なおいらは極度の緊張を覚えるも、彼女の方に近寄りました。
視線を感じた彼女は顔を上げて、彼女も一瞬緊張した表情をしながら、聞いてきます。
知らない土地で、電車に乗る彼女の方が、英語で話しかけられる私よりよっぽど緊張していることでしょう。
さて、彼女は浅草橋駅に行きたいという。

なんだ、次の駅じゃないか。

しかし大きな問題が・・・
片言英語である程度案内することは出来るが・・・・・・
かずさんならご理解頂けると思いますが、秋葉原駅は構造が複雑なんです。
まして、今いる場所から行く方法となると・・・なんだ、おいらも自信が無いぞ。

山手線・京浜東北線のホームからもう一回、上のホームにあがる方法が従来のパターンだけど、よく見れば電気街口の反対側に長いエスカレーターがある。
そこで、もう一回エスカレーターに乗った方がいいだろう。

とにかく、それを伝えて、6番線の千葉行きか津田沼行きに乗れば次の駅と伝える。
笑顔で「アリガトウ」とお礼を言う、パワフルママを見送って、私は山手線へ。

あ、別に千葉行きでも津田沼行きでも、6番線にいる限り、来た電車に乗ればいいんだ。余計なことを言っちゃった。

ムリせず、できる範囲で取り組んでいこうと思います。
by maeboo. (2007-04-07 20:31) 

こさ

maeboo.さん、みなさん、こんばんわ(・∀・)ノシ

初めての部署は、今までやってきた仕事とちょっと違い、
んーとうなってしまうような、ところです。
技術屋さんのかずさん、すごいなぁ。
「科学の手」を持ってるんですねー!
ものづくりというか、未来を開く道具のひとつが、
かずさんのような、たくさんの「科学の手」なのかもしれません。

sakiさん、お仕事お疲れ様です。上司のひとも、ちょっと思いやりが
あるといいですよね。
しごと=仕える、こと。なので。
ちょっとばかり「いやだぁもー!」とキレたりもあります。
がんばりまっしょ。

maeboo.さん
きっと、そのヒトタチはずーっとうれしい気持ちで旅できたんじゃないかなぁ。
素敵な時間を、持てたんですね。いいなぁ。
by こさ (2007-04-07 22:08) 

maeboo.

こささん、こんばんは
どうでしょう?
ちゃんと難しい構造の秋葉原駅を克服して、浅草橋駅に到着しれくれたでしょうか?
浅草橋には何しに行ったのかな?
息子さんに五月人形でも買いに行ったのか?
こんど、そんな世間話くらいできるように語学力もあればいいのですが・・・。
by maeboo. (2007-04-07 22:47) 

saki

こささん、ありがとうございます。お仕事も担当が変わると大変ですよね。無理なさらないようにしてください。
一日経って冷静になると、昨夜の件は、ちょっとずるかったかなあとも思います。
ただ、上司の指摘に、「はい、そうですね」とは言えなかったなあ。部下には、上司に指摘されないような環境を与えられないことを、上司に対抗することで、逃げているような気もします。
まあ、他にも不満に感じている同僚もいて、数名、擁護してくれました。誰かが言わないといけないような気もしていたので、後悔はありません。
ここに書き込む事で、自分を正当化しようとしている気もしてきました。これで愚痴?はおしまいです。失礼しました。
by saki (2007-04-07 22:50) 

アリウープ

こんばんは、皆さん。

誰かに憧れて、その人のようになりたいと努力したり、将来の夢実現に向けて頑張っている人を見ていると自分も影響されて毎日頑張ろうという気持ちになります。

夢を実現させるために頑張ったら、誰でも夢を達成できるわけではないけど、
それでも、夢や目的のない人生よりも夢や目標のある人生のほうが充実した日々を過ごせると個人的には思います。

私の知り合いの人で現在、飲食店に勤めていて、将来自分のお店を持とうして
今、修行中の人がいます。
大変、厳しいみたいで、時々弱音をはくこともありますし、生活も楽ではないみたいですが、とても充実した毎日を過ごしているようで、そんな姿を見ていると少し羨ましく思います。
by アリウープ (2007-04-07 23:25) 

maeboo.

sakiさん、どうぞどうぞ書き込んでください。
消化して、また次への活力にしてください。

アリウープさん、こんにちは
毎日、苦しいけどはっきりと目標がある人は輝いていますね。
目標は設定次第。
少しは輝けるように努力します。
by maeboo. (2007-04-08 11:05) 

かず

こささんこんにちわ。
「科学の手」なんて言われるとこっぱずかしいです。
大した手じゃありません。料理もするし,日曜大工もするし,車も運転するし(消防車も!),杯も持つ普通の手です。まあ,本業の時は暗中模索する手にもなります。
でも,「小さな手」なんですよね。どんなモノでもたくさんの技術者が関わってやっと完成する。完成したモノは見る人によって「おー!」だったり「なんだー」だったり様々です。そんな風にしてモノができるんだ,って思って頂けると嬉しいですね。

maeboo.さん英語ご苦労様。
私も読むのは何とかなるんですが書くのと話すのは一苦労ですね。
英語は会社に入ってから体で覚えました。(資料が英語しかなくて泣きながら何十回も読んだんです)。
その後海外に行って覚えたこと。「英会話(英作文)は度胸だ!」です。
外国の方に片言の日本語で話しかけられると,日本人は必死に理解しようとしますよね?逆の時も同じなんです。
これに気づいてからは電話も恐くなくなりました。相手はいい迷惑でしょうけれども…。
by かず (2007-04-08 12:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。