遠足は行くまでが楽しい・・・映画は？

観たいなぁ・・・とずっと思っていた映画。

時間をやりくりして、なんとか映画館まで行きながら、満席だったので結局近所の図書館行きになってしまった映画。

アカデミー賞でも、ノミネートされた映画。

「硫黄島からの手紙」

ＤＶＤ化され、先週やっと観ることが出来ました。

 

「パールハーバー」のこともあり、アメリカの方が作る日本側の映画はちょっと心配しておりました。
映画は必ずしも史実通りじゃないとわかっていても、「パールハーバー」はめちゃくちゃでしたからね。

さて、「硫黄島からの手紙」はどうなんでしょう？

有名な（？）逸話、「バロン西、出てきなさい・・・」は登場することなくほっとしております。
バロン西・・・西竹一中佐（戦死後大佐）
ロサンゼルスオリンピック馬術障害競技の金メダリスト。

先日、ドラマ「僕の歩く道」のロケ地、チリンチリンの大きな木のある根岸森林公園内にある馬の博物館に行けば、金メダル獲得の際の映像が観られるそうです。
硫黄島で戦死した西さんを追って、パートナーだったウラヌスもすぐに追いかけていきます。

 

映画に戻ります。全体的に聞いた事のあるエピソードばかり。

というか、イーストウッドさんと同じ本を読んでいたのかな？
気になって調べたら、ご本人さんの名前で登場している人と、名前をアレンジしている人と分れていますね。
栗林さんと確執している人も多かったから、そのエピソードを扱う上での配慮なんでしょうか？

何しろ、読んだ本の著者も、実際には戦闘中は隣の父島にいたのだから、実際に見たことばかりではない。で、文章を読んでいても、栗林さんとしっくりいっているとも思えないし・・・。

栗林さんの戦死のシーンに関しても特定出来ていないそうです。
持久戦を続け、最後に「世ハ常ニ諸氏ノ先頭ニアリ」と最後の突撃をし、大腿部に歩行不可能な重傷を受けたことは間違いなさそうですが、その後色々諸説あります。

壮絶な戦いであったのは間違いなく、日本人の戦死傷者数より、米軍の戦死傷者数の方が多く、あの有名な擂鉢山の星条旗を掲げた６人のうち生還出来たのは半分。
アメリカ本土では、急速に反戦ムードを呼ぶ、きっかけになりました。硫黄島を占拠し、すぐに沖縄へと思っていた米軍の進撃計画も狂わせます。
日本人で生存された方も少なく、壮絶な戦闘のさなかで全体を見渡せた人も少ないわけですから、いろんな話が出てきても仕方がないのでしょうか・・・。

 

でも・・・その壮絶な戦いはハリウッド映画でも伝え切れていないような気がします。
昨年来、本も沢山店頭に並んでいますから、読んでみては？
私も手にとってみましょう。

それともスクリーンで観たら印象変ったかな？
映画は観るまでが一番？
最近、これはいい！とお勧めできる映画に当たっていません。

コメント 7

maeboo.さん、皆さんこんにちわ(・∀・) ﾉｼ

まだ東京では上映館が限られていますが、「ストリングス」はお薦めできそうです。
草なぎさんが声をしてるからというよりは、4年を費やした人形劇」というのが、
なんていうのかな・・・すごく楽しみなんです。

CGが全盛なこの時代にあって、一切CGを使用していないことや、
その国独自の声の演技があるというのが、すごいなぁって。

うーん・・・伝えきれないこの感じ(・∀・；)説明下手ですねぇ・・・・。

それと、ｲｷﾞﾘｽ王室を描いた映画、「クイーン」も観てみたいですね。

気楽に観るのには、「ゲゲゲの鬼太郎」もいいかも知れません。
by こさ (2007-04-29 12:10) 

こささん、こんにちは
お人形さんはいかがでしたか？
同じ人形でも、国が変ると雰囲気変りますね。
おいらはちょっと、人形が苦手だったりして・・・。
by ｍａｅｂｏｏ． (2007-04-29 18:19) 

maeboo.さん、みなさんこんばんわ(・∀・)ﾉｼ
本日行ってきました＠ﾃﾚﾋﾞ朝日

ﾊﾙ王子の人形は、ｽﾏｽﾃでも見られたのですが
あまり大きくはありません。
でも、なんていうんだろ、すごく人間らしいな、と思いました。

予告も流れていたので見ていましたが、人形には見えないです。
草なぎさんはじめとするキャスト陣の声の演技が素敵だからかもしれません。
なんていうか、そこに「在る」んですよ。人形というか、人間でもないんですけど。

不思議な感覚でした。
帰りに1時間並んでアイスクリームを食べました。
都会ってすごいなぁ・・・(・∀・；)
by こさ (2007-04-29 23:31) 

徹子の部屋で「ストリング」の特集を見ました。凄いですね、水の中のシーンなど、リアルです。動きに違和感がなく、引き込まれそうな感じでした。
また東京だけの上映ですか。残念ですよ、いつも・・・。
by saki (2007-04-30 13:50) 

こんばんは
皆さん、ストリングに夢中ですね。
人形といっても、その存在感は凄いですよね。
思わず、「紅孔雀」を思い出したりして・・・。あれだけ毎日観ていたけど、人形劇ってこと忘れてた。
by ｍａｅｂｏｏ． (2007-04-30 21:57) 

「硫黄島からの手紙」。昨日ＤＶＤで見ました。
どうして、こういう映画が日本では作られなかったのか、作れないのか、というのが見終わった後の素直な感想です。
（たぶん、これからも無理なのでしょう。）
戦争映画としてのハリウッド的カタルシスを一切排除して、イーストウッド監督が伝えようとしたメッセージはあまりに重いですね。
世界中の方々に硫黄島での出来事を知ってもらうという意味でも大変に意義ある作品だと思いました。
by もんきーとーい (2007-05-06 11:17) 

もんきーさん。そうなんですよね。
この映画を観たい、でも・・・ちょっと心配をしていてついに映画館で観ることが出来ませんでした。
人づてにそうではないと聞き、ＤＶＤでの鑑賞となりました。
懲りたのが、「パールハーバー」です。ありゃぁ酷い。戦争を知らない世代はあのような娯楽作品で事実と創作の区別がつかなくなる。
僕が物足りないと思ったのは耳どしまになっていたからかもしれません。
政策側が相当取材されたことも十分感じます。

戦後半世紀以上たった今、日本がどこの国と戦ったか知らない世代に知らしめた意義は大きいでしょうね。
by ｍａｅｂｏｏ． (2007-05-06 17:53)