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まだまだですね、私も [ライフ]

先週末のこと

買い物でスーパーマーケットに行きました。

結構な量を購入し、袋詰めするのも大変な量。

座りが悪いのか、私の詰め方が悪いのか買い物袋が落ち着かない。

さらに混雑していたので詰め込むスペースも大変狭く苦慮していた。

 

私の視界に床に落ちていているタオルが目に入った。

さっと周囲を見渡すと、ベビーカーを押している主婦が目に入る。

見えないけど、ベビーカーには恐らく子どもが乗っているのでしょう。

お母さんはいっぱい詰まった買い物袋(マイバッグ)を持ちながらベビーカーを押している。

お母さんが落としたのか、子供が落としたのか。

さてさて、私としては気が付いたのはいいが、詰めている買い物袋(ポリ袋)を三つ並べながら詰めている最中で手を離せば卵やイチゴを含めて雪崩を起こしそうな状況。

動けなかった・・・



そんな時、「ちょっと!」

と、大きな声。

「ちょっと!」じゃ誰の事を呼んだか分からないけど、何事だと誰もが声の主の方に目を向ける。

ベビーカーを押していた主婦も振り返る。

振り返った先には、ロッテかジャイアンツの応援のように、もしくはMINMIやFUNMONのライブのようにタオルを振りまわすおばあちゃん。

私が間違いなくあの人だと思った主婦がすぐに気が付き、戻ろうとする。

その主婦が戻るよりも早く、おばあちゃんは足を進めてタオルを渡す。

自己嫌悪。

 

 

 

 

そんなことが先日あったばかり。

今日は会社の前から、バスに乗る。

バスに乗り込んで運転手さんのすぐそばに立っていた。

交差点にほど近い場所に停車場があるので、交差点の信号に引っかかってまだ発車していない。

ふと見ると、白い杖をついた男性が私の会社の方へ歩いている。

いや、しばらく見ていると方向を失っているようだ。

歩道にある、植え込み部分のレンガ(のようなもの)に杖を当てて、どうにか方向を定めようとしている。

路上駐車のトラックの陰に隠れて見えない。

 

先日の事もあり、運転手さんに声をかけて降ろしてもらおうと思った瞬間。

真っ白な髪のおばあちゃんの肩に手をかけて、安定した歩みで進んでいく先ほどの男性の姿がトラックの向こうから見えてきた。

さてさて。

 

 

 

バスは発車した。

このバス、乗るのは二度目だが想像したルートとは全く違うルートを進む。

まあ、目的地は間違いないのだが。

最短距離など走らずに、くねくねと進んでいく。

また、交差点手前でバスは停まる。

 

杖をついた男性が乗り込む。

信号は変わるけど、バスは発車しない。

運転手さんは室内用のミラーを注視している。

私でも乗車直後の発車は怖いところ。

後方では、席を譲る様子が見える。

静かに発車。

ナイス、都バス。

 

みんな、少しの優しさが、大きな優しさになるんだろうな。

精進せねば。


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