2011年師走 いざ、鎌倉へ 建長寺(1) [紀行]
明月院さんを出て、再びJRの線路まで戻りました。
右に曲がれば、北鎌倉駅と円覚寺さん。
それでは帰ってしまうので、左折。
本当は、浄智寺さんの脇を抜けてずーっと歩くと、長谷の方へ出られる。
小一時間のハイキングコースとも言える。
銭洗弁天さんや、高徳院の大仏さま、長谷寺へと行けるのだが・・・。
ここは建長寺さん方面へ。前年のブラブラを逆に回る形になるが、思うところがあるので線路にぶつかり左折します。
建長寺さんに到着。
総門から見えるのが、大きな三門。
いかにも建長寺さんらしい風景です。
やっぱり、ここで記念撮影をする人が多い。
外国からのお客様も、エキサイトしながら(笑)、カメラを向けていました。
正確な寺号、建長興国禅寺さんですね。
大きな三門をくぐります。
昨年も三門をくぐったのですが、その時はあまり知識がなかった。
先日、テレビで見たのですがこの三門は二重門、二階建てですね。その上の部分には宝冠釈迦如来像や五百羅漢像などが安置されています。非公開ですがその番組では特別にということで女優さん達がこの階段を上って行きました。
そうか、何気なく三門をくぐっていたのですが、何か厳かな気持ちになります。
続いて仏殿
芝増上寺にあった、お江の方の霊屋を移築したものです。
建長寺は長い歴史の中で火災や震災の被害を受けていました。
徳川家により、移築の援助を受けているのですね。
江戸初期の頃です。
・・・・・・ん?お江の方が亡くなって、それ程時を経ていませんね。
前回も書きましたが、建長寺創建当時から植えられたというビャクシン。
鎌倉時代からの古木で巨木。
鎌倉のほかのお寺さんでもビャクシンを見かけましたが、こちらでは三門から仏殿まで七本。
昔ももっとあったそうです。
壮観。
仏殿。
大河ドラマは「お江」から「平家」へ。鎌倉にいて、なんとも不思議な気分。
ビャクシンを後ろから見て。
あの大きな三門と比較しても大きさがわかりますね。
そして、法堂(はっとう)。
特別公開中でした。
関東最大の法堂です。
法堂の保存修理の際に、天井に雲竜図が描かれました。
しかし、写真を撮っていません。
実は・・・
愛・地球博でパキスタンのパビリオンで公開されていた、釈迦苦行像。
私が今まで見た、お釈迦様の中でも一番、見ていて心苦しくなるお釈迦様。
パキスタン政府が複製も許可しなかった国宝。そのレプリカが万博に出展され、その後、建長寺さんに。
新聞で見たはずだけど、記憶から飛んでいた。
そして、法堂の中で撮影するのを躊躇った。
つづく
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