僕の生きる道 放映から10年 one dayからも10年と1週間 [僕の生きる道 OneDay]
さてと、誰かさんが唸るのを楽しむ為、いや
先日、久しぶりに「SMAP×SMAP特別編 僕とあなたの生きる道 ~one day」の記事を掲載したところ、随分と多くの方の読んで頂いたようです。
「僕の生きる道」をリアルタイムで見られず、テレビの再放送で初めて知った人も多い「僕の生きる道」。「僕の生きる道」は放映された2013年の年末に翌年始まる「僕と彼女と彼女の生きる道」の番宣のために再放送されましたが、その後に色々あって長いあいだ再放送されることがありませんでした。「僕の歩く道」の放映前ですら「僕の生きる道」は再放送されていません。
私の地域では次に再放送されたのは2009年のこと。「任侠ヘルパー」の番宣としての再放送ですね。そして翌年2010年の年末には11年お正月に公開される「僕と妻の1778の物語」の宣伝として、日本全国「僕シリーズ」の再放送ラッシュとなります。その再放送ラッシュで初めて「僕の生きる道」に触れた人のほとんどは「one day」を観ていない事でしょう。
そこで書かなかったこと、もう少し補足してみましょう。
「SMAP×SMAP特番」として放映が決まり、少しずつその内容が漏れ伝わってくる。
ドラマの『その後』的な要素と『インタビュー』的な要素と。
後に「僕と彼女と彼女の生きる道」の放映が決まった時に湧き上がった『完結した作品の続編による世界観損壊』や『2匹目のドジョウ狙いか?』という意見があり、私も嬉しい気持ちと一体どうするんだという気持ちが入り混じり複雑な気分でした。
ただ、「one day」では放映前にそのような意見は少なかったようです。まあ、単発特番ですからね。
その放映後に耳に入った多くの意見。ドラマの『その後』に大きな期待をしている人にとっては物足りないと思うかもしれないですね。構成の多くを『もし、あなたの命があと24時間しかなかったらどうしたいですか?」の質問にあてれら、残りをドラマ要素として新たに撮影されています。
『母、佳代子との横浜散策』と『秀雄の三回忌』とあり、1時間番組の中、決して長い時間割けません。
それが物足りなさを生んだのかもしれませんね。
でも、私はとても良い番組だと思いました。
連ドラ内では、秀雄の病気を知ってから、やがて死期を迎えるまでの母・佳代子を描く場面が少なかったですね。
突然の帰省。しかし、秀雄は自分の病気を告げられず。その後、みどり先生にプロポーズをして佳代子に電話で病気を告げる。
映像では次に母子が再会するのは、秀雄が倒れて厳しい状況になってからのこと。
そして、佳代子は息子、秀雄の着替えを手伝い、教え子が待つ合唱コンクールに送り出し、次に会うときには秀雄は眠ったままでした。
佳代子は秀雄を育て、幾度となく彼を救って来ました。
無償の愛を送り続けました。
知らぬうちに命も救っています。
「母さん、僕が生まれたとき、どう思った?」
「やっと会えたねって・・・。それから、この子のためなら自分の命は捨てられる。・・・・そう思ったかな」
佳代子は息子、秀雄の病気を知り、変われるなら変わりたいと思ったことでしょう。
自分の命で秀雄が救えるなら、喜んでその命を差し出したことでしょう。
だけど、それは叶わぬこと。
夫を見送り、息子を見送ることとなりました。
だから、 one dayでは佳代子が秀雄としばしの時間を与えられたこと、良かったと思うのです。
ドラマに登場する、秀雄が仕事帰りによく行く店。
その中で実際に映像で登場したのは『焼き鳥屋』(ドラマでは店名は明らかになっておりません。・・・まあ、串若丸)
その他に洋食屋の『カンテラ』と蕎麦屋の『丁稚』が言葉だけで登場しましたが、one dayではついにカンテラが登場しました。
ああ、なんてお洒落なお店なんだろう。洋食屋さんというともう少し、大衆的というか学生街の『キッチン』のようなイメージを持っていました。仕事帰り、男一人じゃ寄りにくいなぁ。
日が暮れて、横浜マリンタワーの展望台で、母・佳代子は秀雄に謝ります。
「丈夫な子で生んであげられなかった」「今度、あんたを産むときには病気にならないように産む」
そろそろ、別れの時間が迫ります。
赤レンガ倉庫を歩き、端っこで座りながら好きなものを言い合います。
「梨」
梨は文集にも書いていましたね。
「みかん・・・しかも、はっさく」(佳代子)
「ババロッティ」(秀雄)
「ヴィヴィアンりー」(佳代子)
「鯖の文化干し」(秀雄、その後佳代子も同意)
そして、最後に秀雄は大好きな大好きな人を挙げます。「あとねぇ・・・母さん」
嬉しいけど、悲しく、良かったと思うけど、辛い・・・。
3回忌では秀雄さんは合成で宙に浮いておりました。
すなわち、この日の撮影には一緒に参加していません。
そして、矢田亜希子さんは出演者みんなにあの質問をぶつけたのです。
私の記事に、全員分UPしていますが、放映された一字一句正しくは記載していません。
だから、伝わりにくいかもしれませんが、それぞれ個性的というか、役柄にそって答える人。かつての共演者として答える人と様々でした。
生徒役を演じた役者さんたちは16歳~20歳位の年頃。
ドラマが終わってから数ヶ月なのに、ちょっと大人っぽくなったなぁと感じる子が多かったですね。
多感な頃に、『あと24時間』という質問を受けて、理解しがたい答えもありましたが、ドラマから何かしらの影響を受けて出た答えを否定はできません。そして、あれから10年。彼ら彼女らも大人になって、もう一度あの質問を受けたら、また違った答えを出すことでしょうね。
うん、聞いてみたい。
ん?
そろそろ日付が変わっちゃうぞ。
エントリのタイトルが10年と1週間とつけたからには、今日中にUPしないと。
では、この辺で。
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