北海道出張紀行 (10) [紀行]
さあ、再び北のウォール街、かつて金融関係の建物が四隅を埋めていた交差点に戻ってきました。
緩やかな坂道を客を乗せたばかりのタクシーが走り出します。
小樽は坂の街でもあるそうです。
緩やかな坂、急な坂、色々集まっています。
さて、南小樽駅方面。そして、水天宮さんの方へ行きましょう。
そして、坂のことを思い知ることになるのです・・・。
小樽市指定の歴史的建造物ではありませんが、此処彼処に趣のある建物があります。
こちらはアトリエ。
いい雰囲気ですね。
こちらは大正硝子館。
ガラスも小樽の名物でしたね。
こちらの建物も小樽市指定歴史的建造物。
旧名取高三郎商店。
明治39年の建物。日露戦争の翌々年に建てられたんですね。
すぐそばには小樽浪漫館。
この雰囲気・・・
小樽市指定歴史的建造物。
やっぱり、銀行でした。
旧第百十三国立銀行小樽市店。
この建物は明治41年に建てられた木骨石造。
第百十三銀行は北海道に本店を置く、最初の銀行でした。
瑠璃工房。
これも指定を受けた建物。
旧金子元三郎商店。
写真にちょっと見切れながら映っている高い塀のようなもの。
これが『うだつ』。
もともとは防火壁だけど、この頃は見栄の要素が強くなったのでは。
見栄っ張りほど、うだつを上げたようです。
費用が掛かる「うだつ」の上昇。
慣用句のうだつが上がらないのうだつ(梲)はここから来ているそうです。
続いて、 小樽オルゴール堂。
こちらも指定建造物。
岩永時計店。
明治29年の建物であり、平成3年にバルコニー、半円アート扉、手すりなどが修復さてたそうで、これでほぼ建造当時の姿になったそうです。おっしゃれー。
屋根の上の鯱は商店では珍しいもの。
店員で構成された楽団も持っていた商店。小樽の活気が伝わるようです。
オルゴール堂 海鳴楼。
これも旧第百十三国立銀行小樽支店。
あれ?さっきも同じ銀行、同じ支店がありましたよね。(浪漫館)
こちらは明治26年に建てられました。
急激に業務が増えてこちらの支店を建ててわずか15年で新しく大きな建物が必要となったのです。
このエピソードでも小樽の発展ぶりが分かります。
瓦屋根にあるトンガリが特徴的ですね。
こちらは小樽市から指定を受けていない建物。
旧北海雑穀株式会社。
今から10年ほど前に復元工事がされたそうです。
小樽の街には歴史を感じる建物がいっぱいです。
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