豪徳寺(2) [紀行]
豪徳寺さんにおじゃましております。
三重塔。
比較的新しい塔で平成17年に建てられました。
写真では分かりにくいのですが、干支が配置されていますが、その中に猫ちゃんもいるんですよ。
仏殿と同じく、井伊直孝の娘、亀姫(掃雲院)が施主。
仏殿が1677年に建てられましたが、この梵鐘は1679年に制作されました。
豪徳寺第4世和尚による銘文が刻まれています。
内容は父、井伊直孝の供養のために掃雲院が多くの浄財を収めたこと。
さて、豪徳寺さんのことを書いておきましょう。
境内にある説明板の説明によりますと
元々、世田谷城主の吉良政忠が亡くなった伯母の菩提の為に建てた弘徳院が前身。
元々臨済宗のお寺さんだったがその後曹洞宗に改宗。
その後彦根藩世田谷領が出来た後、井伊家の菩提寺となり、直孝の法号より豪徳寺となったそうです。
井伊直孝の長女、掃雲院が多くの堂舎を建立寄進し、仏殿とその中に安置されている三世仏像、達磨・大権修理菩薩像、石灯籠、梵鐘が当時のまま残っている。
井伊家代々の墓があるということは、そう桜田門外ノ変にて落命した井伊直弼の墓も豪徳寺にあります。
他にも直弼の墓守として一生を終えた遠城謙道、近代三大書家の随一、日下部鳴鶴(いずれも彦根藩士)の墓や桜田殉難八士の碑があります。
三重塔と仏殿。
三重塔
こちらが本殿。
コンクリート造りです。
元々の本殿は関東大震災で消失しています。
昭和42年の建立しました。
本殿が消失しながらも、仏殿は無事だったのですね。
事務棟も趣があります。
そして・・・
やっぱり猫。
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