豪徳寺(3) [紀行]
豪徳寺さんに来ております。
招福堂(招猫殿)へ向かいます。
祀られているのは招猫観音。
うん、全体を写しきれない。
豪徳寺さんの招き猫のお話はとても有名。
鷹狩りの帰り、猫に招かれお寺に立ち寄った井伊直孝公。
和尚の勧めもあり、茶の振る舞いを受けていると突然の雷雨。
しばらく説法を聞いていると、雨も止んだ。
雷雨を避けることが出来た直孝公は喜び、荒寺だった豪徳寺に多くの寄進をして井伊家の菩提寺となる。
猫の死後も人形を崇めると幸福がやってくる。
これが豪徳寺の招き猫伝説。
浅草今戸神社の招き猫紀元説もある。
さて、どっち?
それはそれぞれが思えばいいことかな。
今戸神社さんにも行ったことがあります。
初めて訪れたのは沖田総司終焉の地説があったから。
沖田総司終焉の地は千駄ヶ谷説が有力。
その事も含めてね・・・。
こちらの招き猫は基本、小判を持っていません。
右手で招くのはお金と言います。(左手は人)
こちらの招き猫は武士と関わりがあります。武士にとって不浄な左手ではなく右手を挙げています。
また、お金(結果)ではなく機会を与えてくれているだけで、そこから結果を得るのは自分次第ということらしいです。
奉納されている招き猫は以前はすぐそばの山崎商店さんでお参り用の花などと一緒に販売していたそうですが、閉店されています。
2枚目の写真、招福堂(招猫殿)をじっと見てみるとショーケースのようなガラス張りの中にお守りなどと一緒に招き猫が入っています。
今はお寺さんで買うことが出来るのかもしれません。
並んだ招き猫を見ると殆ど同じ・・・かと思いきや、少しずつアレンジされている猫ちゃんもいます。
それぞれの思いなのでしょう。
こちらで購入した招き猫を自宅に連れて帰り、願いが叶うと豪徳寺さんにお返しする。
徳川2~4代将軍に仕え、大老まで上り詰めた井伊直孝公を招いた豪徳寺の猫。
今でも人は招かれ、豪徳寺を訪れる。何かきっかけを得て勝ち取った人が感謝の気持ちがこれだけの招き猫の数になったのでしょう。待っているだけではダメなんでしょうね。
よし、頑張るべ。
お気づきになった人も多いでしょうが、初期ゆるキャラブームで著名な「ひこにゃん」
近江彦根藩2代目城主、井伊直孝公を招いた豪徳寺の白猫。
だから、白猫が井伊家の赤兜を被ったキャラになっているんですね。
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