SSブログ

深呼吸の必要から10年 [映画]

昨年はドラマ「僕の生きる道」の放映から10年が経ち、沢山のエントリーを上げました。

その「僕の生きる道」に久保先生役で出演していた谷原章介さんが出演している事で興味を持った映画をたまたま情報番組で見た。

「深呼吸の必要」

映画公開は「僕の生きる道」の翌年。

そう、今年で「深呼吸の必要」公開から今年で10年経ったんだ。

当ブログへ「深呼吸の必要」で検索してお越しのパターンも調べてみると少なくありません。

 

今日(2月1日)は気温もそこそこ上がり、明日(2月2日)は天気が悪くなる。

なら、今日はカメラを持ってブラブラしたかったのですが、前々から調子が悪かった足が痛む。

間もなくゴルフコンペもあるので、今日は足は休養。

 

久しぶりに「深呼吸の必要」のDVDをラックから取り出す。

あ、いつも書こう書こうと思って書かなかったことがあります。

映画を見て、DVD発売を心待ちにしていました。

初回プレミアムディスクを購入しましたが・・・・・・・

 

 

実は色彩不良があり、回収・交換の対象となっています。

今から交換出来るかな(笑)

 

で、この先は映画の内容に関わることを書いてあります。ネタバレ注意ください。

 

 

 

これまで、何度も何度も何度も何度も書いたことですが、先に原作を読んで映画を観るべきか、先に映画を観て原作を読むべきか。

私は原作を先に読みました。時間が無くて映画を観ようとは思わなかった。

原作と言っても、映画の為に書き下ろしたノベライズであり、同タイトルの詩集は映画の脚本とは直結しない。

読んで・・・・

公開から随分と日数が経過し、都内でもあと二箇所しか上映していない状況下で有給休暇を取って観に行った。

そして、もう一回原作を読んだ。

 

 

前述の谷原章介さんが「深呼吸の必要」の宣伝動画で映画とドラマの違いについて語っていた。

ドラマは塑像、映画は彫像だと。

ドラマは台本が回が進むにつれて渡される。映画の場合はまとめて渡される。

ドラマは出演者自身がこの先どうなるからわからない分、演じる方も手探りに人物像を捏ねていく。

映画は最初から結末がわかっているので、人物像をスパッスパッと切り落とすように作り上げる。

その感覚は俳優さんだから分かること。だけど、素人ながら「ああ、そうなんだ」とちょっと理解出来る。

さて、映画を観る事と原作(ノベライズ)を読むことってどうなんだろうか?

多くの人が映画の感想を『自然に癒された』と書いている。

ノベライズでは主人公である立花ひなみの目線で描かれており、彼女の感情が『ナレーション』替わりとなっている。

それは映画には登場しない。

俳優達の演技を観て汲み取れと言われても無理な部分がある。

西村大輔がキャップを被らなくなり、タオルを巻くようになったところ。

 

また、ノベライズではしっかり描いていたのに映画では演出しなかった事も多い。

 

キビ刈隊に与えられた休日。

海岸で遊びに行き、平良家に戻った時に遭遇したのは2人でキビ刈をして戻ってきたおじいと田所豊。
自分達の甘さを優しく突きつけられた瞬間。映画では短いシーンで2人が軽トラでキビ畑にいるだけ。
映画内ではおじいと豊には休日が無かったことに他のキビ刈隊は気づいていない。

その後に訪れる平良家の庭での言い争い。人の気持ちに踏み込んでいったことが自分に対する言葉でもあるがある線を超えた瞬間。そして他人の集まりが仲間へと少しずつ変わり始めた夜。

 

土居加奈子が荷物を置いていなくなった時に偶然「手首」を見ていた者と見ていなかった者の慌て具合の温度差を読み取れるか?

 

翌年なのか、その後なのか、新しいキビ借りたいを迎える平良家。その居間に飾られる2004年のキビ刈り隊。

凛々しい表情の彼ら彼女らの写真撮影に掛かった時間。そして、それぞれの場所に戻った彼ら彼女ら。

 

勿体無いなといつも思っていた。

 

 

役者さん達の演技を汲み取れない自分がもどかしいと思ったけど、見直してみるとやはり年配の役者さん達の演技と若手の役者さんの演技にはちょっと差があって、ノベライズを先に読んだ者が『補完』出来ることもあって映画から入った人以上に作品をいろんな視野から捉えられたのだろう。

 

この映画を見直すときは、『癒し』を求めて観る事は無い。

自分の甘さを再認識する時にDVDを、ちょっと色彩不良の(笑)DVDを手に取るのかもしれない。

 

原作から読むか?映画から見るか?

所詮、出会い。出会った順番を受け入れて読む。観る。

 

予告編

主題歌PV


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

世田谷城跡百年一瞬耳 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。