裏目、恨雨、安曇野へ(14) [紀行]
大王わさび農場に到着した頃から大雨。
フードエリアのベンチに座っていると周囲はわさびコロッケやわさびソフトなどなどを食べている匂いのど真ん中。
スマホで雨雲レーダーを起動させて、現在から30分後の予測を見てみても分厚い雨雲が途切れることなくやってくる。
もうわさび田の方へ行く気は失せたけど、水車の写真は撮りたい。
お馴染みの弾丸ツアーで京都行くも計画していましたが、週間天気予報を見るたびに天気はひどくなる状況。
そして京都は諦めて、その時に安曇野・穂高行きを計画しました。
7月31日のブログに水車を見に行こうと書いています。
実は京都に行くのも穂高へ行くのも時間的には変わらない。
いや、渋滞を考えたら東京駅から京都駅まで新幹線で行けばそっちのほうが早い位。
でも、電車賃等のコストと得られそうな満足感を比較して、「水車」を思い浮かべたのです。
水車は2つ。
くるまやで蕎麦を食べ、大王わさび農場で「夢」のロケ地を見つつ、わさびを買って帰る。
これを目標設定にしており、くるまやで蕎麦を食べられなかったなら、「夢」の水車は絶対カメラで撮ってやる。
その意気込みも、雨足が馬鹿にするように激しくなる。
さっきよりは少し雨足が弱くなったと思った時にフードコートを出て歩き出す。
1分あれば到着する。
一番、長いレンズを装着して撮影。
片手に傘なので案の定、ぶれる。
むむむ。
なら近寄ろう。
雨はあざ笑うように再び強くなる。
ふんっだ!
あと、もう少し。
1990年公開。
黒澤明監督晩年の作品。
1990年というと、私が頻繁に穂高へ通うちょっと前の頃でした。
オムニバス形式の作品で、この水車は「水車のある村」に登場します。
久しぶりに、笠智衆さんの台詞が聞きたくなったな。
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