芸術の秋の足音を探す散歩(2) [紀行]
寛永寺清水観音堂が見えてきました。
裏手を歩いていると
秋色桜の碑
江戸の頃から上野は桜の名所であり、その中には固有の名を付けられたものも少なくなかったそうです。
日本橋小網町の菓子屋の娘、お秋が花見客で賑わう井戸端の様子を読んだもの。
井戸ばたの 桜あぶなし 酒の酔
当時十三歳のお秋が詠んだ句は評判となったそうです。
最初の写真が植え継いだおよそ9代目の桜。
井戸端自体は正確な場所は分かっておりません。
清水観音堂の渡り廊下をくぐって向こう側へ向かいましょう。
今歩いた道を振り返ると
そして一段下がったところから清水観音堂を見上げてみましょう。
月の松
歌川広重の浮世絵、名所江戸百景のうち「上野山内月のまつ」と「上野清水堂不忍ノ池」にも特徴的な松が描かれています。
勿論、当時の松ではなく復活させたもの。
さあ、往年の風景を取り戻せたか?
浮世絵を検索して比べてみてください。
コメント 0