鉄の暴風 [歴史と出会う]
6月も中旬となりました。
このブログ、毎年同じことを書いているかもしれませんが、やっぱり思い出してしまう。
まだ、足を踏み入れたことがない場所。
沖縄。
このブログによく見に来ていただいている方ならご存知だと思いますが、私は太平洋戦争を知らない世代です。
同世代の中では、比較的その時代のことについて書かれた本は読んでいる方だと思います。
面白半分で読めるような話題ではなく、自分なりに考えを持つようにして読んでいます。
大田実海軍中将
島田叡沖縄県知事
荒井退蔵警察部長
他にも多くの人、軍人・県職員・教師や学生、住民の本を読みました。
そして、昨日NHKで放映された『沖縄戦・全記録』
昨日は録画しておいて、観ることができませんでした。
本日、仕事を終えてビールを飲んで軽く食事をした後に、録画をしていたのを思い出し、少し観ました。
これはあかん。
今まで見たことが無かった映像が次々と流されてきました。
本で読んだことがある事が映像で残っているのです。
よく、小説などが映画化されると、自分が原作を読んだ時に感じたイメージに全く追いついておらず映画など観なかればよかったと思うことがある。
だけど、今回の『沖縄戦全記録』を少し観ただけで、やっぱり自分のイメージが追いついていない事を痛感した。
これは、このまま見続けてはダメだと思い、沖縄戦組織的戦闘が終結が6月20日と言われていることもあり、今週末に改めて、そして覚悟を決めて観ようと思いました。
『天皇の料理番』を観たんで、私も録画しときました。
私の友人の嫁さんのお母さんがひめゆり学徒の一人だったんで、
他人事とは、思えんのです。
maeboo.さんより私の方が少々年上と思われ、昭和40年代前半はまだ傷痍軍人の方が都会の街角で白い軍服(?)を着て大正琴を弾いていたのをよく見ました。
おそらく太平洋戦争の被害や傷跡を実際に目にした最後の世代が我々だと思います。
私も少しづつ太平洋戦争当時の本を読んでいます。
by CYPRESS (2015-06-16 00:52)
CYPRESSさん、こんばんは
そんな身近なところに学徒隊の方がいらっしゃったのですか。
ひめゆり学徒隊では半数以上の方が戦死、自決死されております。
正直、どうやっても心中を察する事は僕らには出来ないでしょう。
CYPRESSさんは私よりもずっと年上ですが(笑)、私も幼い頃に傷痍軍人を見かけたことがあります。
戦争を体験していない。これからもずっとそうでありたいのですが、戦争を生き抜いた人達の体験は受け継がなければならないと思います。
偶然、浅草の今戸神社でお会いした年配の男性の空襲の話。隅田川の様子。
得意先の会長の東京大空襲の話とお兄様を亡くされた話し。
もう随分と昔のことでもはっきりと覚えて詳しく話してくれました。
貴重なお話でした。
by maeboo. (2015-06-16 22:54)