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お手本 [ライフ]

決算処理や引継ぎ、平常業務等々あり先週から今週にかけて非常にハードな日々でした。
 
職級上対象外なのですが、もし残業代を頂けるのであれば、そりゃあ、あれ買って、これ買って・・・。
 
ただ、残業代払うから同じことを継続してと言われたら、やだと即答する自信はある位に堪えたなぁ。
 
桜も満開、そして雨、風とこの週末は葉っぱが目立つ桜になってしまいました。
 
まあ、それもよし。
 
 
そしてこの時期、早朝覚醒気味の私にとって放送時間がありがたいマスターズゴルフが開幕しました。
 
しかし前日の通り今回はハードなため自然と目覚めることはなかったのですが、やっぱり見なくちゃいけないことがある。
 
それは松山選手の活躍を見届けること、それもありなんですが、ムービングサタデーではなく、決勝進出もしくは予選落ちが決まる2日目に起こりやすいイベント。 

 
マスターズゴルフの優勝者には賞金やグリーンジャケット、栄誉だけでなく与えられるものがある。
 
永久シード権。
 
その権利を持ちながらも今年限りでそれを行使することをやめることを宣言した選手がいる。
 
トムワトソン。
 
このブログでも何度か取り上げた選手。
 
私がゴルフを始めたのは比較的遅く、彼の全盛期をリアルタイムでは観ていない。
 
ただ、全英オープンなどで優勝争いに食い込んだ試合はテレビで見た。
 
かつてはやんちゃだったこともあるらしいが、私が見ているワトソン選手はいつも穏やかな笑顔で、自分に降りかかることについては受け入れ、周囲の行動には寛容であり、同じ組で回る若者にとってはその一日が最高のものになること。
 
 
残念ながら彼の競技者としての最後のマスターズは2日目で終わった。
 
だから、今日は見逃したくなかった。
 
彼を尊敬している人は多く、選手だけでなく、パトロン(観戦者)も彼が各ホールグリーン上に上がるたびにスタンディングオベーションで迎えていた。
 
最終18番ホール。多くの選手が短めのアイアンで2nd ショットを打つ中、彼はウッドで放った。
 
今年のマスターズを最後にしようと決めたのは、かつての優勝者の目標が予選突破というのが彼の哲学には合わなかった。
 
アイアンに比べてランが出やすいウッドで放った2nd ショットはグリーン奥まで転がってかろうじて止まった。
 
普通ならまず入らない距離もあり、傾斜もある位置から彼はバーディパットをする。
 
彼以上に入ってくれと願うパトロンや解説者、テレビ観戦者や他の選手たちの心に後押しされて、カップに肉薄していく。
 
残念ながらバーディーフィニッシュにはならなかったけど、お先にのパーパットを沈めて彼のマスターズは終わった。
 
泣かずに最後まで笑って、そう臨んだらしいが何度もそっと目頭を拭いていた。
 
スポーツだから精練潔癖。こう決めつけるのは外側の人間の勝手かもしれない。
 
ここしばらくスポーツ選手やその周囲、団体などで悲しいニュースも聞く。
 
けれど、後進に手本を見せ続けてくれたワトソン選手にお疲れ様と言いたい。
 
永遠の相棒、ブルース・エドワーズも18番フラッグを持って笑っていると思う。 

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