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単行本 君の名は。 [君の名は。]

平日は放置気味の当ブログ。

週末に『真夏の』京都紀行を早く書き上げないとと慌てているのですが

ここしばらく当ブログにお越しいただくきっかけが秒速関係が多い。

やっぱり、君の名は。で初めて新海監督を知って、その後秒速を見て検索されたのかな。

 

かつては年間100冊本を読むぞ!と目標を立てて、実際達成もしたけど、今は通勤電車もスマホで仕事をする時間になり、本を読む暇がない。

でも、立ち寄った本屋の平置きの台に大量の君の名は。の単行本は積み上げられていた。

このお値段ならということで購入。

 

よく、このブログでも映画と原作(もしくはノベライズ)を先に観る?先に読む?

と考えたことを記事にしました。

今回は図らずも映画を先に観たので、肩ひじに力を入れずに読もうと思います。

そして、通勤の往復1.5回で読み終えました。

で・・・

 

 

映画を観た後に原作やノベライズを読むと、映画で見逃したり、理解できなかったり、カットされた部分が補完されるというけれど、この単行本に関していえば、多少の補完はあれど、概ね映画の通り。

私にとって、この税別560円の単行本の価値・・・意味・・・はあとがきと解説にあった気がする。

 

 

あとがきの中で、小説『君の名は。』が発刊された当時、まだ映画が完成されていないと仰っている。

えええ?と思った。

原作ではなく、ノベライズの位置づけであるはずなのに。

 

今回、『君の名は。』の公開に際し多くの特番やインタビューがあったので音楽を含めて何度も何度も手を加えられた結果なのだろう。

思い出したことがある。

ドラマ『僕の生きる道』に久保勝役を演じた、谷原章介さん。

谷原章介さんをこのドラマで初めて『認識』して、その彼が出演することで興味を持った映画が『深呼吸の必要』

谷原さんが深呼吸の必要の公開に際し、インタビューを受け、そのコメントの中にあったのが

  ドラマは塑像・映画は彫像

役者として出演するに際し、ドラマは最終話まで一気に台本を渡されることは稀。

ある程度のキャラクター設定等やあらすじは教えてもらえるかもしれないが、演じる自分自身でもドラマの展開が分からない。

だから、演じながら少しづつ肉付けをしていくような事を仰られていた。

それに対し、映画は基本的に台本は一度に渡されることが多い。

よって、展開や結末も知っているので、こねくり回すよりスパッと切り捨てるような感覚らしい。

思い出したのは立方体の木片から球体を仕上げる作業。まずは角をのこぎりで切り落とした。

不要な演技設定は最初からスパッと切り落とすという意味なのだろう。

 

この13年前のインタビュー記事を今でもよく覚えている。

ああドラマと映画ってそんな風に違うんだと。

 

 

で、君の名は。

新海監督はVコンテを作り、大筋が出来ていても、挿入する音楽によっても本編を変更したという。

という事はこの映画は彫像ではなく、塑像なのかな。

 

 

やや脱線しました。

あとがきには彫像・塑像のことは書かれていません。

 

ただ、新海監督のあとがきと、世界から猫が消えたらなの作者であり、『君の名は。』のプロデューサーである川村元気氏の解説を読むと少し嬉しくなった気がする。

何となく新海監督が大きな力によって、自分の意にそぐわず映画の作り方を変えたのかなと思ったことがある。

しかし、あとがきと解説を読んで思い過ごしだと分かった。

 

となると、アナザーストーリー買うか。

ああ、やっぱり大きな力によってお金を使わされている(笑)


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