そうだ京都、16年末も行こうっと(7)団地・奉行・大隊 [紀行]
平等院鳳凰堂を外から見学、鳳翔館を出て鳳凰堂のてっぺんにある鳳凰を見上げます。
さてさて、今回の京都訪問の最大の目的でもある14時過ぎまでにある場所へ行くために次の場所へと移動します。
宇治川のほとり、紫式部像が建っています。
実はこの周辺にもちょっとした観光ポイントはあるのですが、その14時過ぎまでに到着するという目的と、その前に立ち寄るスポットにも見どころというか、「飲み処」というか(笑)があって、移動を優先しました。
宇治橋を渡り、対岸にある宇治駅、先ほど降りたJR奈良線の宇治駅は川のこちら側ですが京阪の宇治駅は対岸にあるので渡ります。
宇治川です。
天気も良いような、悪いような、でも雨男の私にとっては十分な天気でもあります。
年の瀬ながら、そんなには寒くない。
渡り切りました。
京阪電鉄宇治駅です。
ここより、宇治線に乗って観月橋駅まで向かいます。
観月橋駅を降りて、一瞬方向感覚を失う。
どうにか方向を把握して歩き出します。
今日は仕事を忘れようと思っていたのに、頭に浮かんでくる。
いかんいかん、フレッシュするつもりで来ているのに。
とは、言ってもやり残りしたこと、年明けにすることが頭によぎります。
住宅街の間を歩くと、目指す場所が見つかりました。
団地です。
いや、この団地はすごいんです。
京都でも最も古いと言われている、大規模団地。
高度経済成長期に建てられました。
団地の前にはこんな碑が立っています。
そして、この碑の上部は当時の塀に使われていたものです。
さらに、この場所は・・・
伏見奉行跡でもあります。
歴代奉行の中には小堀遠州もいます。
時は過ぎ、江戸末期に伏見奉行は、寺田屋にいる坂本龍馬を襲撃する。
そして、鳥羽伏見の戦いでは会津藩・新選組の幕府軍が奉行所に陣取り、御香宮神社には新政府軍が陣取る。
これから私は御香宮神社に移動しようと思っていますが、すぐそこです。
そこから砲撃を受けて、伏見奉行所は焼け落ちます。
そんな歴史のある場所。
団地の門の左側に伏見奉行所跡の碑がありましたが、右側を見ると
伏見工兵第十六大隊跡でもあります。
伏見奉行所のあった場所に陸軍の練兵所が作られました。
そんな歴史の宝庫に、自転車が投げ出されるように倒れています。
流石、京都。 歴史と今の生活が隣り合わせです。
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