そうだ京都、16年末も行こうっと(6)宇治・平等院 [紀行]
醍醐寺を出て、市営地下鉄醍醐駅へ。
醍醐駅より、六地蔵駅に行き、JR奈良線に乗りかえ、宇治駅に到着しました。
宇治駅を降りて、頭に思い浮かべた地図にそって歩きます。
やはり、宇治というとお茶ですね。
通りの左右にお茶の店が並んでいます。
でも、お茶だけでなくコーヒーも売っていますよ(笑)
なんとなく懐かしい街並みを歩きます。
平等院へまっすぐと続く参道に入ると人が随分と増えます。
そろそろ早めのお昼という時間帯。観光客の出足もよくなってくる時間帯です。
さて、到着しました。
写真ではわかりにくいと思いますが、結果的には今日の観光では一番人が多く感じたスポットです。
鳳凰堂内部の見学については1時間以上待つ必要があるとのこと。
そのあたりの説明を拝観券売り場で行いつつ、販売するので列の進みがやや遅く感じました。
鳳凰堂内部の見学は諦めモードにして、10円硬貨のデザインとしても有名なアングルで眺めることにしましょう。
まず、目に飛び込んできたのがその鳳凰堂。
そのサイドからのアングル。
先の修復工事できれいになりました。
ただ、個人的な意見としては朱色が鮮やかさよりも、修復前の落ち着いた色合いの方が好きかな。
ああ、早めに手を打って鳳凰堂内部を見学できる選ばれた人たちが見える(笑)。
さてさて、10円玉と同じアングルを求める観光客はたくさんおり、私の左右、後方にはカメラを持って順番を待っている人がいる。
超広角レンズから標準レンズに付け替えている最中に、左右より高校生くらいの女の子と、私よりも少し年上と思われる男性から「写真を撮ってもらえますか?」と声がかかる。
おっと、一人カメラぶらぶらでは久しぶりの撮ってくださいだな。
しかも、同時とは・・・。
丁度、レンズをボディから取り外したところなので内部に埃が入らないように次のレンズを急ぎ取りつける必要がある。慣れた作業なので普段であればほんの数秒のことだけど、この時は左右同時に頼まれて、かつ女子高生は非常に積極的な子だったので、「お願いします」と再度言ってくる。
いいけど、ちょっと待っててね。
と、急ぎ装着して顔を上げると正面に先ほどの女子高生と反対側から声をかけてきた男性、そしておそらくは女子高生の母親であり、男性の奥さんであろう女性が並んで立っている。
なんだ、シャッター切ってねの申し出は一組だったんだね。
さてさて、シャッター切ってねでちょっと困るのがどんなカメラかなのか?
殆どは大丈夫だけど、スマホを含めてカスタマイズされていると困惑することがある。
今回、手渡されたのがデジタル一眼なので、これは大丈夫だとふんだら、ファインダーをのぞきながら設定ではなく、モニターで見ながら顔のあたりを押してくれと。そして鳳凰堂の全景が入るようにお願いしますと。
なるほど。ファインダー覗きながら焦点決めて、アングルを変えることに慣れている私にはモニター見ながら視界の端っこからも、「期待してますよ」という視線を感じつつ撮影。
「ハイチーズ」という、伝統的な掛け声と、慣れたように「はい、もう一枚撮りますね」と静止を促し、保険の一枚を撮影。
渡して、すぐに内容のチェックをしてもらう。
ここで、いやダメですもう一回お願いします・・・と言われたことがないが、依頼主から離れていく最中に本音が聞こえてくるケースがある。
今回は、お母さんの「いい写真じゃない」という声と、「やっぱり、ああいうカメラを持っている人にお願いしたほうがいいんだよ」という娘さんの声。いちおう、合格点をもらった模様。
一度だけ、離れている最中に、「もう一回、撮ろう」という声が聞こえてきたことがある。これは辛い。
ただ、仲が良さそうな家族でしたね。
さて、この平等院も歴史の中で火災に遭っています。だけど、鳳凰堂は焼けずに残っている。
いや、鳳凰堂以外、お堂は殆どない。
とにかく鳳凰堂内部が混雑して入れないのであれば、ひたすら違うアングルで眺めるしかない(笑)。
でも、平等院ミュージアム鳳翔館がある。
内部は撮影禁止。
やっぱり、鳳凰堂内部に入れない「難民」の多くが宝物を見るために見学している。
やや、人酔いしつつ、混んでいるところをパスしてく。
最後の雲中供養菩薩像についてはそのエリアに入った瞬間、息をのみ、しばらく見とれていました。
ああ、本当ならば鳳凰堂内部で見られたのかな・・・。
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