そうだ京都、行こう2017GW(7)智積院 [紀行]
さて、養源院さんを出て、レプリカではなく本物の国宝を見られるお寺さんを思い出し、移動。
歩いて5分くらいですぐに到着しました。
智積院さん。
2年前のGWにも訪れました。
目の前には金堂があります。
拝観受付はこの写真の左側にあり、受付のすぐ隣に国宝が収められている収蔵庫があります。
今回はすぐに収蔵庫に向かいました。
昨今、日本各地の寺社で油・液体を浴びせられる事件が起きており、収蔵庫の入り口でもその件に関する貼り紙がしてありました。残念なことですね。
さあ、入ろう入ろう。
『桜図』長谷川久蔵の二十五歳の作品。久蔵はその翌年に亡くなります。
『楓図』長谷川等伯五十五歳の作品。息子の久蔵の死により、一時的に筆を取れなくなったそうですが、まるで桜図への答礼のような作品。
他に『松に秋草図』『松に黄蜀葵図』が国宝の指定を受けています。
暑くもなく寒くもなく、調温・調湿された室内でじーっくりと堪能させていただきました。
では、講堂へ。
ここには利休好みの庭と言われる、名称庭園があります。
天気予報通り、気温は徐々に上がってきました。
でも、気持ちいい天気。
躑躅の満開はもう少し先かな。
そして、先ほど国宝を見ましたが・・・
桜図の複製。
長谷川等伯の息子、久蔵の作品(複製)
楓図
長谷川等伯の作品(複製)
前回はこの複製を見て、庭を見て、レプリカでもいいなと思いつつ、本物を見て、ああ本物だと。
今回は本物を直前で見たから・・・。
この部屋に、この絵があったんだ。と、思うには複製も有意義だけど、最近ではキヤノンの綴りプロジェクトの高精細複製を建仁寺や圓徳院、天球院で見たので、その複製と比較しちゃうと色々と考えちゃうかな。
でも、
なぜか人が少なく
座ってお庭を見ましょう。
ここの庭、好きです。
この蹲も好きです。
せっかくだから久しぶりに持ってきた単焦点50mmを使って撮影しよう(笑)。
超広角も使おう(笑)
なんて、レンズ交換三昧していたら、他のお客さんがどんどんやってきた。
ああ、私はいいタイミングでここへ来たんだと感謝の気持ちと名残惜しさを置いて、立ち上がります。
28mmの単焦点レンズで(笑)
ほんと、きれいなお庭。
少しずつ、移動しつつもまだ庭を撮ります。
ふと、足元を見ると
カモがいた。
しばらく見ていると、何かをしている。
クチバシを使って、草を引っ張る。
それをホイッと自分の背中側に放り投げる。
それがどこに飛んでいくのか興味もないのか、次の草をついばみ飛ばす。
これって、巣でも作るのか?
手が届きそうなところに人間がいるぞ(笑)
講堂を一周し、
現代の作家さんの絵も拝見し、一回り。
智積院さん、堪能しました。
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